Translate

2012/08/07

作ってみようTRNSYSコンポーネント(3) ソースコードの生成

さて、前回までにプロフォルマまで出来上がったので、今回はソースコードの書き出しです。

Simulation Stuidoにはプロフォルマで設定された内容から、ソースコードを書きだしてくれる便利なコマンドがあります。これを使ってソースコードのスケルトン(雛形)の書き出しを行います。
また、書きだされたソースコードをビルド(コンパイル、リンク)するためのプロジェクト設定もあわせて行います。


1. ソースコードの生成

メニューから[File]-[Export as]-[Fortran]の順で選択します。
保存先は、基本的にどこでもOKですが、個人的にはコンパイラ関係の例が収められている"C:\Trnsys17\Compilers\"フォルダがオススメです。このフォルダに分かりやすいように"My Components"というフォルダを作って保存します。

保存先: C:\Trnsys17\Compilers\My Components
ファイル名:Type201.for

ファイルが保存されるとメッセージが表示されます。保存先などの情報を確認したら「OK」をクリックします。
  つづけて以下のメッセージが表示されます。これはSimulation Stuidoが書き出すプロジェクトファイル形式が、以前のバージョンの形式に対応のため更新を促すメッセージです。
ここは素直に「はい」をクリックして次へ進みます。
変換が終わるとVisual Fortran Composer XE 2011が起動します。(見た目はというか、Visual Studioと同じShellを使っているので、画面はまったく同じになります)

2. プロジェクトの設定

プロジェクトの変換作業を行います。Simulation Stuidoが書き出したFORTRANのソースコードはCompaq Visual Fortran(以下CVF)形式になっています。
今回使用するIntel Visual Fortran Composer XE 2011に合わせて変換する必要があります。

ソリューションエクスプローラーでプロジェクト(Type201lib)を選んで、右クリックで表示されるメニューから「COMPAQ Visual Fortran プロジェクト項目の抽出」を選択します。
ここで変換対象のファイルを聞いてきます。先ほどエクスポートしたプロジェクトファイル「Type201.dsp」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
つづけてコンパイラ関係の設定です。
メニューから[プロジェクト]-[プロパティ]で選択されるダイアログで「構成」で「すべての構成」を選択してFORTRANコンパイラの設定を行います。赤枠内の項目を設定します。

データ

2017/06/27追記 

Intel Parallel Studio XE2017ではデータの項目が以下のように変更されている

image

浮動小数点
外部プロシージャ

2013/2/8追記
3.2.3 Debug/Release設定


Debug/Releseモードでは参照するインクルードファイル、Objファイルの参照先が変わります。
以下、Debugモードを例に説明しています。Releaseモードでも再度、同様の設定を行なって下さい。


インクルードファイル


Fortranの「追加のインクルード・ディレクトリ」のパスを開発環境に合わせて書き換えます。以下はDebugモードの例です。Releaseモードでは対応するフォルダに読み替えて下さい。
Intel Fortran
C:\Trnsys17\Compilers\IvfCXE2011\TRNDll\Debug
Compaq Visual Fortran
C:\Trnsys17\Compilers\Cvf66\TRNDll\Debug





リンカー



リンカーの「追加のインクルード・ディレクトリ」のパスを開発環境に合わせて書き換えます。以下はDebugモードの例です。Releaseモードでは対応するフォルダに読み替えて下さい。
Intel Fortran
C:\Trnsys17\Compilers\IvfCXE2011\TRNDll\Debug
Compaq Visual Fortran
C:\Trnsys17\Compilers\Cvf66\TRNDll\Debug






以上でコンパイラの準備は完了です。

3. ビルド

とりあえずビルドできるか試してみます。
メニューから[ビルド]-[ソリューションのビルド]を選択してビルドします。ここでソリューションの保存先を聞いてくるので、コンポーネントと同じフォルダを指定します。
ビルドがエラーなく終わったらひとまず終了です。

次回はソースコードの編集です。

つづく。



関連記事

--------
(1) 準備編
(2) プロフォルマ
(3) ソースコードの生成
(4) ソースコードの編集
(5) Simulation Studioで実行
(6) デバッグしてみる

補足 FORTRANの環境設定

0 件のコメント:

コメントを投稿