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2013/05/13

TRNSYSに材料を登録する

TRNSYS/TRNBuildでは任意の材料データを追加して計算できるようになっています。物性値として以下の3つの値を使って登録します。

例)Massive Layer
  • Conductivity(熱伝導率)
  • Capacity(比熱)
  • Density(密度)
以下、実際の画面
コンクリートの物性値

これらの値はカタログデータなど資料から入力していきます。資料にもよりますが、たいていの場合、SI単位系で記載されています。
SIでは熱伝導率の単位は[W/mK]になりますが、TRNSYSでは[kJ/hmK]なので、ここで単位換算が必要になります。

1W=1J/s=3.6kJ/hなので、1W/mK=3.6kJ/h/mK=3.6kJ/hmKとして換算を行います。

先ほどの画面の例をSI単位とTRNSYSの単位で比べると次のようになります。

注:
カタログ値が容積比熱で記載されているケースがあります。こういう場合は、
容積比熱[kJ/m3K] = 比熱[kJ/kgK] x 密度[kg/m3] 
なので、上記のコンクリートのように、比熱、密度の何れかに値を入力し、もう一方へは1を入力します。

スタイロフォームを登録してみる

実際に存在する断熱材を例に入力してみます。スタイロフォームを例にすると、メーカーのサイトに物性表が用意されているので、ここから値を拾い出します。

Conductivity:0.040 [W/mK]
Capacity: 0.27[kcal/kgC] ←なぜか工学単位?
Density:20[kg/m3]

拾い出してみたら、なぜか比熱が工学単位[kcal/kgC] になっていました。これも換算が必要ですね。
1kcal=4.186kJ なので、ここは単純に4.186倍して換算します。
換算が終わったら、TRNSYS/TRNBuildで値を入力して材料を登録します。

材料データを登録する際はあらかじめ換算用のシートを用意しておくと、間違いもなく効率的です。

熱抵抗(Massless Layer)

材料によっては熱抵抗で登録するケースもあります。
SIでは[m2K/W]ですが、TRNSYSでは[hm2K/kJ]です。次のように換算します。
1 m2K/W = 1/3.6 hm2K/kJ
スタイロフォームを例に取ると、20mmで0.5[m2K/W]なので、次のようになります。

以上、単位換算が少々厄介ですが、それさえ注意すれば、任意の材料を扱うことができます。

1 件のコメント:

  1. とても前の投稿にコメントをしてしまい申し訳ございません。トランシス利用者なのでですが。材料の登録はどちらのコマンドから入力できるか教えてください。

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