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2017/12/15

TRNSYSと日本語

TRNSYSって英語版のソフトなので、日本語がエラーの原因になるケースがあります。以下、TRNSYSのツールと注意点です。

SketchUp/TRNSYS3D

  • IDFファイル名
  • Zone名

建物のモデルを作成すると、ファイル名に案件名などをつけたくなります。

例:実験棟A.idf

SketchUpのバージョンにもよりますが、保存した時点でファイル名が文字化けすることがあります。また、Zone名も「和室8畳」や「玄関」などの名前も文字化けやエラーの原因になることがあります。これらはすべて英数字で指定してください。

英数字の名前でも途中にブランクを含む「1F  LDK」のような名前もTRNBuildでは認識されないので避け、アンダーバーなどに置き換えて「1F_LDK」のようにしてください。

TRNBuild

  • Layer, Construction type, Window type, Schedule type
  • Regime Type全般
  • Zone
  • buiファイル名(.b17,.b18)

すべての名称は英数字で入力してください。TRNBuildで扱う分には日本語でも問題ないようですが、SketchUpとやり取りをする際に文字化けを引き起こすことがあります。

Simulation Studio

  • ファイル名(プロジェクト)
  • フォルダ名

ファイル名についてはSketchUp/TRNSYS3D, TRNBuildも共通で、日本語やブランクを含む名称は避けてください。

デフォルトのフォルダ「C:\TRNSYS18\MyProjects」にプロジェクトを作成されるのがお勧めです。
以下の図のようなユーザー名やフォルダ、ファイル名に日本語やブランクを含む名称は避けるようにしてください。

【すごく危険な例】

・作業中のフォルダの名前が日本語、ブランクを含んでいる 例)"恵比寿ビル A棟"

・プロジェクトファイルの名前が日本語、ブランクを含んでいる 例)”A棟 低層階.tpf”

・フォルダのパスに日本語、ブランクを含んでいる  

             例)"ユーザー\クアトロ\ドキュメント\エイビスビル A棟"

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【問題ない例】

・フォルダ、プロジェクトファイル、フォルダのパスがすべてブランクを含まない英数字

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0015(64bit)

2017/12/02

TRNSYS/TRNBuildの設定項目

TRNSYS/TRNBuildで計算結果が予想外

TRNSYSで計算してみたら予想外の結果になる時があります。

こういった場合、まずは何か条件を見落としていないか、誤った設定がないか疑ってみます。
とはいえ、多数室モデルの計算では建物を扱うためパラメーターが多岐に渡ります。気象条件のような外的な条件に始まって、断熱性能や窓性能などの物性的な条件、加えて照明機器や家電や在室者のような室内側の条件もあります。

多数室の計算に影響を与えるTRNBuildの設定ってどれぐらいあるのか、思いつくまま項目を書き出してみたら、ずいぶんな項目数になってしまいました。図はマインドマップ形式。中央から外側へ行くに従って細分化され設定項目に近くなります。分かり易いようにTRNBuild用語をそのまま記載しています。

多数室モデル

計算結果がどうも思ったようにならないとか、実測と比較して合わないようなケースでは、これ全部が検討対象になります。実際は割と1箇所、ないし2箇所ぐらいの設定が大きく影響しているケースが多いのですが、建物の規模や仕様、計算対象によって影響を受ける条件も変わるので、なかなか大変な作業になります。

原因を考える

基本的には計算結果を踏まえて原因を絞り込んでいく作業になります。例えば、室温が低温で安定しているようであれば、日射が届いていないのかなとか?で、あれば日射遮蔽の設定、例えばExt shade factorをうっかり設定していないか疑ってみます。日射遮蔽は問題ないようであれば窓の性能上げすぎじゃないか、それも問題ないようなら床側の境界温度が低すぎではにかとか、順に試して検討していきます。

想定外の結果でもそれが正解ってケースもありそうですが。。。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0015(64bit)