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2018/11/20

TRNSYSで日単位で平均、最低、最高気温を計算する

2018/11/21 追記

日平均、月平均のサンプルを作成、公開しました。

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/TRNSYS18/MyProjects/Type155_DailyAndMonthlyAve


社内的なリクエストでタイトルのような処理を考えてみました。(何のために要るのかはよく分かっていないんだが。。。)

さてと、計算結果を出力すると、通常は図のようにタイムステップごとに結果が出力されます。(タイムステップ1hの例)

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こういったデータから日平均を計算しようと思うと、通常Excelなどを使って処理することになります。でも、面倒ですよね。何度も繰り返して計算する場合、Excelで計算を繰り返すのも大変です。

TRNSYSには標準で積算や平均値を計算する便利なコンポーネント、Type55が用意されています。これを使って日平均、最低、最高気温を計算してみます。


用意する物

  • Type99-AMeDAS
  • Type55 Periodic Integrator
  • Type25a
Type99-AMeDAS

気温のデータが必要なので、気象データリーダーを用意します。今回はType99-AMeDASを使いましたが、気温のデータが出力できるコンポーネントであれば何でもOKです。

Type55 Periodic Integrator

期間を指定可能な積分コンポーネント。任意の時間間隔で平均や最高、最低値を出力してくれる便利なコンポーネントです。

Type25a

ファイル出力用。

プロジェクトの作成例

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必要最小限の構成のでシンプルなプロジェクトになります。一つ一つコンポーネントの設定を見ていきましょう。

Type99-AMeDAS

デフォルトのままで変更なし。

Type55 Periodic Integrator

日単位(24h間隔)で処理するため何カ所か設定を変更します。

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① 気温を扱うので積分ではなく合計値処理を指定(-1)

② 気象データの開始(1:00)に合せて相対開始時刻を0hへ変更

③ 集計する間隔を24hへ設定

④ 平均、最高、最低値をリセットする間隔を24hへ設定

Type25

Excelで扱いやすくするため、ファイルの区切り文字をカンマ”,”へ変更。

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ファイルの拡張子もExcelで扱いやすいように”.csv”へ変更しておきます。

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コンポーネントの接続


Type99-AMeDAS → Type25c

気温の値のみ接続する。

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Type99-AMeDAS → Type55 Periodic Integrator

こちらも気温の値のみ接続する。

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Type55 Periodic Integrator → Type25c

動作確認のためすべての出力を接続する。

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出力結果

計算を実行して書き出した結果が下の図です。一日分のデータを抜きして、重要な項目を塗りつぶしています。

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① 集計範囲(24h)

② 合計値

③ 平均値

④ 最低値と発生時刻

⑤ 最高値と発生時刻

24時間の範囲で平均、最低、最高の値が出力されているのが確認できます。

Type25で一工夫

さて、欲しい値が書き出されているのは確認できました。でも、これだと毎時間ごとの値も出力されているので、少々見にくい状態です。日単位の値が欲しいので、次はType25の機能を使って必要な値のみを抜き出す処理を追加します。

変更箇所は一箇所だけ、Printing intervalの設定をデフォルトの「STEP」から「24」へ変更します。

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再度実行してCSVファイルを開くと、下の図のように24h間隔で値が書き出されるようになりました。必要なデータだけまとまっています。タイムステップごとの出力に比べて大分すっきりしました。こういった一工夫で計算の作業がぐっと楽になります。

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)

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