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2018/12/07

TRNSYS日本語版マニュアル

TRNSYSのマニュアルの一部日本語化しようと考えています。とはいえ、オプションを除いた標準機能だけで1700ページ以上あります。いきなりすべてを日本語化するのは難しそうです。まずは、はじめて使われる方向けに、TRNSYSの概要や使い方についてまとめられている、Getting StartedTutorialsから段階的にはじめようと思います。

ということで、第一弾として以下のマニュアルを公開しました。

2018/12/10更新

Vol.1 Getting Started

  • すべて翻訳済み

Vol.6 TRNEdit New

  • 6.9. TRNSEDアプリケーションの作成 New
  • 6.10. 参考資料(追加)  New

Vol.9 Tutorials

  • 9.1. TRNSYSサンプルの使用


ダウンロードは、こちらから。

GitHub/TRNSYS.JP

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/TRNSYS18/Documentation

順次、追加、更新を行う予定です。

なお、日本で作成しているオリジナルテキストは、引き続きこちらのURLで公開中です。

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Docs

IMG_3117

2018/12/03

TRNSYSでPCMの計算

TRNSYSには市販されているもので2種類のコンポーネントがあります。(TESSとTRANSSOLARからそれぞれリリースされています)

その他にも何種類か作られているようです。たまたま見つけたのでリンクを貼っておきます。(しかし、これなんかの論文か?)

Development and numerical validation of a new model for walls with phase change materials implemented in TRNSYS
(TRNSYSに実装されたPCMを用いた壁の新しいモデルの開発と数値検証)

それぞれのコンポーネントによって特徴が有るようです。このドキュメントの中程にある比較表(Table 1)が参考になります。

image

Type1270(TESS)とType399は日本でも取り扱ってます。それ以外は研究室レベルのツールかな?

番号の割り当てからだと、200番台はユーザー用なので、おそらくは研究機関、3200番台はCSTBの割り当てなので(こちらも研究機関だけど)、それぞれ開発されているようです。

2018/11/28

Weather Data Map Plugin 0.9.2をリリースしました

TRNSYS の気象データリーダー、Type15-x、Type99のプラグインを更新しました。

EPWを含め、新たに3種類の気象データ形式に対応しています。あとはドイツで使われている形式に対応すれば世界制覇なんですが、もうちょっと時間が掛かりそうです。

Type15-2 TMY2
Type15-3 Energy+(EPW) New!
Type15-6 Meteonorm for TRNSYS
Type15-7 TMY3 New!
Type99 User Format New!

ダウンロードはこちらから

https://github.com/TRNSYSJP/WeatherDataMap/releases


動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)

2018/11/27

TRNSYSコンポーネントのPrintデバッグ

あまり需要がある話とは思えないですが、備忘のためまとめておきます。

プログラムをデバッグする方法としてPrintデバッグというのがあります。名前の通り処理の途中にデバッグ用の出力を入れて画面やファイルに書き出して値をチェックするという古典的な方法です。

ファイルに書き出す方法として、TRNSYSにはリストファイル(.lst)へ書き出すAPI、writeToList()が用意されています。これを使って、次のようにコーディングするとリストファイルへの書き出しが行えます。

power_rated = getParameterValue(3)
Call writeToList('----- PRINT DEBUG -----')   ! コメントの書き出し
write (messageText,'(f10.3)') power_rated   ! 値を文字列に変換
Call writeToList(messageText)                     ! .lstファイルへ書き出し

なぜか今朝、コンパイラのデバッグモードが使えなくなってしまったため、Printデバッグを使って見ました。

TypeStudioでデバッグしようとすると、いまのところこの方法かな?

落ち込むプログラムのキャラクター

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)

2018/11/22

TRNSYSのデモ版、テキスト、動画など

はじめてTRNSYSを使われる方や検討されている方向けにデモ版やテキスト、動画のご紹介です。


TRNSYSデモ版情報

デモ版は以下のサイトで公開されています。こちらからダウンロード、ご試用いただけます。
http://trnsys.com/demo/

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製品版に比べて機能制限はありますが、後述する基本操作ガイドの内容もお試し頂けます。

デモ版の制限事項、注意点については以下のサイトをご覧下さい。

参考:TRNSYS18のデモ版が公開
https://www.kankyoukei.com/2017/11/trnsys18.html

テキスト

下記URLのサイトで日本語版の入門、トレーニングテキストを公開しています。
https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Docs


はじめてTRNSYSを使われる方には以下のテキストがお勧めです。

  • TRNSYS入門.docx
  • TRNSYS18 - 基本操作ガイド - Meteonorm編.docx
  • TRNSYS18 - 基本操作ガイド(2室モデル演習).docx

動画

TRNSYSの基本操作の動画を公開中です。

https://www.youtube.com/channel/UCC0w9ExqnMmSVTZsjJB6p3g

2018/11/20

TRNSYSで日単位で平均、最低、最高気温を計算する

2018/11/21 追記

日平均、月平均のサンプルを作成、公開しました。

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/TRNSYS18/MyProjects/Type155_DailyAndMonthlyAve


社内的なリクエストでタイトルのような処理を考えてみました。(何のために要るのかはよく分かっていないんだが。。。)

さてと、計算結果を出力すると、通常は図のようにタイムステップごとに結果が出力されます。(タイムステップ1hの例)

image

こういったデータから日平均を計算しようと思うと、通常Excelなどを使って処理することになります。でも、面倒ですよね。何度も繰り返して計算する場合、Excelで計算を繰り返すのも大変です。

TRNSYSには標準で積算や平均値を計算する便利なコンポーネント、Type55が用意されています。これを使って日平均、最低、最高気温を計算してみます。


用意する物

  • Type99-AMeDAS
  • Type55 Periodic Integrator
  • Type25a
Type99-AMeDAS

気温のデータが必要なので、気象データリーダーを用意します。今回はType99-AMeDASを使いましたが、気温のデータが出力できるコンポーネントであれば何でもOKです。

Type55 Periodic Integrator

期間を指定可能な積分コンポーネント。任意の時間間隔で平均や最高、最低値を出力してくれる便利なコンポーネントです。

Type25a

ファイル出力用。

プロジェクトの作成例

image

必要最小限の構成のでシンプルなプロジェクトになります。一つ一つコンポーネントの設定を見ていきましょう。

Type99-AMeDAS

デフォルトのままで変更なし。

Type55 Periodic Integrator

日単位(24h間隔)で処理するため何カ所か設定を変更します。

image

① 気温を扱うので積分ではなく合計値処理を指定(-1)

② 気象データの開始(1:00)に合せて相対開始時刻を0hへ変更

③ 集計する間隔を24hへ設定

④ 平均、最高、最低値をリセットする間隔を24hへ設定

Type25

Excelで扱いやすくするため、ファイルの区切り文字をカンマ”,”へ変更。

image

ファイルの拡張子もExcelで扱いやすいように”.csv”へ変更しておきます。

image

コンポーネントの接続


Type99-AMeDAS → Type25c

気温の値のみ接続する。

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Type99-AMeDAS → Type55 Periodic Integrator

こちらも気温の値のみ接続する。

image

Type55 Periodic Integrator → Type25c

動作確認のためすべての出力を接続する。

image


出力結果

計算を実行して書き出した結果が下の図です。一日分のデータを抜きして、重要な項目を塗りつぶしています。

image

① 集計範囲(24h)

② 合計値

③ 平均値

④ 最低値と発生時刻

⑤ 最高値と発生時刻

24時間の範囲で平均、最低、最高の値が出力されているのが確認できます。

Type25で一工夫

さて、欲しい値が書き出されているのは確認できました。でも、これだと毎時間ごとの値も出力されているので、少々見にくい状態です。日単位の値が欲しいので、次はType25の機能を使って必要な値のみを抜き出す処理を追加します。

変更箇所は一箇所だけ、Printing intervalの設定をデフォルトの「STEP」から「24」へ変更します。

image

再度実行してCSVファイルを開くと、下の図のように24h間隔で値が書き出されるようになりました。必要なデータだけまとまっています。タイムステップごとの出力に比べて大分すっきりしました。こういった一工夫で計算の作業がぐっと楽になります。

image

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)

2018/11/13

eveBIM-TRNSYSの製品紹介を和訳してみた。

以前に紹介したBIMデータからシミュレーションデータへの変換ツール、eveBIM-TRNSYSの製品紹介ページを和訳してみました。

原文はcstbのこちらのサイト

以下、Google翻訳&意訳で仏語からの訳です。日本語が少々堅いのはご勘弁。

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デジタルモデルをTRNSYSソフトウェアにインポートするためのモジュール

BIMからTRNSYSへのゲートウェイ

eveBIM-TRNSYSデジタルモックアップビューアを使って、建物をTRNSYSのプロジェクトへ簡単に入力できます。建物やシステム向けの動的シミュレーションソフトウェアを使用するすべてのTRNSYSユーザー(設計事務所、製造業者、ガス、電力供給業者、大学)を対象としています。

さらに

コラボレーション - IFCフォーマットは、プロジェクト関係者間の相互運用性を促進

相補的 - TRNSYSプロジェクトへの建物の入力を容易にする

機能

デジタルモデルから温熱シミュレーションへ..

eveBIM-TRNSYSデジタルモックアップモジュールにより、TRNSYSプロジェクトへ建物を簡単に入力できます。BIMモデルからTRNSYSの建物モデルへの変換はIFC(Industry Foundation Classes)標準交換フォーマットを介して行われます。

eveBIM-TRNSYSモジュールでは様々な機能を利用してTRNSYSプロジェクトへの変換が行えます。

建築要素のツリービュー表示機能

インタラクティブな3D表示機能

温熱計算のためのゾーニング処理

建物外皮(壁、開口、床、屋根)の形状調整

モデルへの物性値の割り当て

TRNSYSの計算用ファイル(.buiファイル、.dckファイル)の自動生成

検証のための簡易シミュレーションの実行

TRNSYS Simulation Studio、TRNBuildの起動

時間を節約し、生産性を向上

eveBIM-TRNSYSは、TRNSYSソフトウェアのデータ入力に要する時間を削減し、分析や最適化のための時間を確保します。設備機器やシステムに集中することができます。