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2018/05/21

PMVセンサー

TRNSYSExperienceで展示していたドイツ、カイザースラウテルン大学(University of Kaiserslautern)で開発中のPMVセンサー。

いずれは回路図やアプリケショーンもオープンソースにしたいというような事を言っていました。(ちゃんと聞き取れているのか自信ないですが)
それにしても計測器らしからぬデザインでオフィスに置いても違和感なさそう。個人的に1個欲しいです。

室内のワークスペースごとに配置して使用するらしく、コストも抑えた設計なっているようです。データはWiFiで集めてデータベースに保存する仕組み。今時の設計ですね。

USB電源なので、どこの国でも気軽に配置出来そうです。会場のあちこちに設置されていて計測していました。

こちらはAndoroidタブレットで動作する、モニタリングのアプリケーション。

最終日に計測結果をレビューしていました。同じ会場内でも場所によって温度差がありますね。

詳しい情報はこちら。。。

カイザースラウテルン大学(University of Kaiserslautern)
The Living Lab smart office space

PMV sensor stations

2018/05/16

Simulation Studioの画面を1枚に印刷する

TRNSYS-USERSを眺めていたら印刷についての質問が上がっていました。

かなり大規模なプロジェクトらしく、Simulation Studioから画面を印刷するとA3で6枚に出力されるようです。これを1枚に収められないかという質問です。

Simulation Studioの印刷機能では用紙に合せて画面イメージの大きさを調整する機能はありません。対策として画面イメージを他のアプリケーションに貼り付けて印刷する方法が紹介されています。

以下、操作方法です。(紹介されている方法ではZoom操作を行っていますが、こちらの方が簡単です)

画面のイメージをクリップボードへコピーする

Simulation Studioでプロジェクトを開いた状態で、キーボードからCtrl+Aを押して画面上のアイコン(コンポーネント)をすべて選択状態にする。(すべのコンポーネントが見えていなくてもOKです)

image

キーボードからCtrl+Cを押して、クリップボードへコピーする。

他のアプリケーションへ貼り付ける

クリップボードへコピーされると印刷に使用するアプリケーションへイメージ(画像)として貼り付けることができます。

ただし、ペイントなど画像を扱うアプリケーションへは上手く貼り付けできない事があります。実際にペイントへ貼り付けると、図のようにアイコンが抜けてしまいます。image

この場合はいちどExcelなどへ貼り付け、再度クリップボードへコピーして貼り付ければキレイに貼り付けできます。

Excelを開いて Ctrl+V でワークシートへ貼り付け、そのまま Ctrl+C 再度クリップボードへコピーします。(ここ重要)

image

ペイントの画面へ移動して Ctrl+V でイメージを貼り付ける。

image

今度はアイコンも含めてキレイに貼り付けられました。

以上。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0017(64bit)

新しいTRNSYSコンポーネントを作成する

前回のつづきです。

サンプルのプロジェクトを利用して新しいコンポーネントを作成する手順の紹介です。この例ではサンプルプロジェクトを元にType202を作成しています。

※予めGithub/TRNSYS.JPから関連するファイルをダウンロードしておいてください。

1 作業フォルダの準備

はじめにサンプルのプロジェクトをコピーして作業用のフォルダを用意します。

フォルダ("C:\TRNSYS18\Compilers\MyType201")をコピーして名前をMyType202へ変更します。

image

2 ソースコードの準備

Simulation Studioで新しいType(MyType202)のプロフォルマを作成、FORTRANのソースコード(Type202.f90)を同じフォルダへエクスポートして置きます。

image

3 プロジェクト名の変更

Visual Studio 2017を起動して、ソリューション(MyType.sln)を開き、プロジェクト名をMyType201からMyType202へ変更します。

image

※このプロジェクト名の変更で、出力されるDLLの名前がMyType202.dllへ変わります。

4 ソースコードの差し替え

既存のソースコード(Type201.f90)をプロジェクトから削除(クリア)する。

image

image

Source Filesフォルダを選んで、右クリックから[追加]-[既存の項目]で、先ほど追加した新しいソースコード(Type202.f90)を追加する。

image

ソリューションエクスプローラーの表示が以下のようになっている事を確認する。

image

以上でプロジェクトの準備は終了です。Type202.f90へ処理内容を記述して、無事ビルドできれば完了です。


動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
Intel Parallel Studio XE2018 Update2
Visual Studio 2017(ver15.7.1)
TRNSYS18.00.0017(64bit)

2018/05/14

Intel Parallel Studio XE2018でTRNSYSコンポーネントをビルドする

Intel Parallel Studio XE2018 Fortran でTRNSYSコンポーネントをビルドする際のプロジェクト設定のメモ。

TRNSYS18からTypeStudioがリリースされたので使うケースは減りそうですが、複雑な計算を実装するようなケースではIntel Parallel Studio XE2018は強力なツールです。

※XE2018 で検証していますが、それ以前のバージョンでも項目自体は変わっていないので設定内容は一緒です。

2018/5/15 追記

Gitub/TRNSYS.JPでサンプルのソースコードとビルド用のプロジェクト、テスト用のTPFを公開しました。

●TRNSYS.JP/TRNSYS18/Compilers/MyType201

ソースコードとビルド用のプロジェクト一式

●TRNSYS.JP/TRNSYS18/Studio/Proformas/MyComponents/MyType201

プロフォルマ(*.tmf)

●TRNSYS.JP/TRNSYS18/MyProjects/MyType201Project

テスト用プロジェクト一式


1    プロジェクト設定

Fortran,リンカーの主な設定項目を以下に示す。以下、Release、Debugで設定が異なる項目については併記しています。
1.1    FORTRAN
1.1.1    追加のインクルード・ディレクトリー
● Release

image
 
● Debug
image 

1.1.2    データ
● すべての構成
image
 
1.1.3    浮動小数点
● すべての構成
  image

1.1.4    外部プロシージャ
● すべての構成
  image

1.1.5    ライブラリー
● Release
 image
● Debug
image 

1.1.6    ランタイム
● Release
image 
● Debug
image 


1.2    リンカー
1.2.1    全般
注)「追加のライブラリー・ディレクトリー」のみ設定が異なる。
● Release
image 
● Debug
image 

1.2.2    入力
● すべての構成
image 
※「全般」「追加のライブラリー・ディレクトリー」でRelease,Debugで参照先が変わるように設定している。このためTRNDll64.libはビルドのモードに応じて適切なライブラリが参照される。

2018/05/15追記

TRNDLL64.libはあらかじめ"C:\TRNSYS18\Compilers\TRNSYS\TRNSYS.sln"を開いてRelease,Debugの両方のモードでビルドしておいてください。

1.3    ビルドイベント
1.3.1    ビルド後のイベント
● Release
image 
● Debug
image


動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
Intel Parallel Studio XE2018 Update2
Visual Studio 2017(ver15.7.1)
TRNSYS18.00.0017(64bit)

2018/05/11

換気の影響を検討する

TRNSYSを使った建物の換気の影響を検討するケースって割とあります。以前は住宅が多かったんだけど、事務所ビルも省エネ、ゼロエネ対策で検討するケースがあります。

換気回数や実施する時間帯でどの程度の効果が見込めるか検討するわけですが、これをZoneの気積(容積)を基準に普段は換気回数で指定します。

でも、まれにVentilation Typeで処理したいことがあります。でもVentilation Typeだと換気量[kg/h](換気回数[回/h]じゃなくて)で指定なんですよね。これが換算するのが割とめんどくさい。Zoneの容積が〇〇m3だから密度と換気回数を掛けて。。。

Equationを使って換算

こういう時はEquationを一個配置して、次のような式を入れておきます。

例)1回/h換気

ACH = 1
AirflowRate = 43.2*0.987*ACH  ! Zoneの気積[m3] x Air density[kg/m3] x 換気回数[回/h]

このAirflowRateの値をInput経由でType56/Ventilation typeへ引き渡して処理すればっきりします。

換気回数を変えるときはACHの値を2,3,4...のように順に変更して計算を繰り返します。

imageちなみにTRNSYS18からはパラメトリックスタディ機能で、あらかじめACHの値を何パターンか用意して一気に計算することもできます。(いっぱいパターンがある場合はまとめて計算できる)

下の画面は0回/hから1,2,3...ように増やして計算した例。image

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0017(64bit)

2018/05/10

TRNSYSExperience Seminar 2018について(おまけ)

前回からのつづき、というかおまけ。ルクセンブルク大学の建物を含め、この地区の建物には省エネの工夫が施されています。

冷房負荷ゼロのオフィスビル

大学と同じ地区に建っているオフィスビル。ルーバー付きの開口部。夏は日射遮蔽と夜間換気(外気導入)で冷房コストゼロ、というかそもそも冷房設備は付いていないそうです。利用者が開閉する運用で成り立っているようです。

※夏の最高気温が26,7℃ぐらいなので、冷房の必要性がそれほど高くないようです。

参考:ルクセンブルクの過去5年間の気温(気象庁 世界の天候データツール)


ルクセンブルク大学

ファサードはグリッド上のフレームが2重に配置された特徴的な外観です。このフレームは庇の役割を果たし、日射遮蔽として機能しています。奥に見えるのは先ほどのオフィスと同じルーバー付きの開口。

この2重フレームはメンテナンスが大変そうだなと思って見ていたら、タイミング良く反対側で清掃やっていました。

やっぱりこうなるか。高所作業車から作業員が放水してます。高圧洗浄ではなくて、ホースで水をどばどば掛けているようです。


フライングオブジェクト

省エネとは関係ないですが、敷地の至る所に配置されている不思議なオブジェ。単なるオブジェかと思っていたらすべて街灯です。日が暮れると点灯します。こういうの好きです。

2018/05/08

SketchUp2018へTRNSYS3D Pluginをインストールする

SketchUp2018

昨年末頃からSketchUp2018がリリースされていますが、TRNSYS18に添付のTRNSYS3D PluginはSketchUp2018には正式対応してません。(2018/5/8現在, SketchUp ver.8~2017対応)

でも使えます。SketchUpのプラグインの仕組みが同じなのでインストール方法さえ気をつければ、そのまま使えます。

インストール方法

と言うことでインストール方法は以下の通り。

1.インストーラーを起動する

C:\TRNSYS18\Toolsフォルダを開いてT3d_setup.exeをダブルクリックして起動します。

image

2.使用許諾の確認

[I Agree]を選んで次へ進みます。

image

3.SkechUpのバージョン選択

ここはなるべく新しいバージョン(SketchUp 2017)を選んで[Next >]をクリックして次へ進みます。

image

4.インストール先のパスを変更

インストール先のフォルダ名を2017から2018へ変更して[Install」をクリックする。

変更前:c:\ProgramData\SketchUp\SketchUp 2017\

変更後:c:\ProgramData\SketchUp\SketchUp 2018\

image

以上でインストール完了です。


動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
Python:Anaconda 5.1(Python 3.6/64bit)
TRNSYS18.00.0017(64bit)