TRNSYSって、どんな計算できますか?

学研電子ブロック EX150 ( Wikipediaよりい )
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「TRNSYSって、どんな計算できますか?」

これ割りと、頻繁にいただく質問です。TRNSYSって汎用の計算ツールなので、これを説明するのは、なかなか難しい。特定の計算に特化したモノじゃありませんので、具体的に何ができるのかって、どう説明したら伝わるか、毎回悩みます。

ところで、話は変わりますが、電子ブロックっておもちゃご存じですか?昭和40年代にちびっ子たちので、ちょっとした人気を博したおもちゃです。

何がすごいかって、名前からしてすごい。「電子」の「ブロック」ですよ。ただのブロックじゃなくて「電子」が付いただけで、未来っぽいじゃないですか?ダイアブロックに比べたら、テクノロジーの匂いがします。ちょっとがんばれば鉄腕アトムぐらいはできそうな気がしませんか。(できないけど)

この点は純朴な少年がネーミングに踊らされてたという話ですね。

電子ブロックをご存じない方のために、少し解説すると、抵抗とかトランジスタとか、ちょっとしたパーツが詰められたブロック状のプラスチックケースと、配置用のボードのセットです。部品を組み合わせると、ブザーになったり、ラジオになったりする、それはそれは少年のココロを躍らせるブロックでした。詳しくはこちら。

この電子ブロック、パーツが入っているので、組み合わせれば、そこそこ何かができます。ただし、それはパーツの意味がわかればの話。小学生にはちょっとレベルの高いおもちゃでした。手引き書を見ながら、ブザーみたいな物を作った覚えはあるのですが、所詮は音がなるだけ。ブザーぐらいじゃココロは踊りません。遊んで楽しかった印象がない。だって、なんで音がするのか意味がわからない。鉄腕アトムは作れそうにありません。

もう少し大人になってから触れていれば、鉄腕アトムはともかく、そこそこ遊べたんじゃないかと思います。

話が、妙な方向へずれてきた。本題へ戻ります。

TRNSYSを初めて見た時に思い出したのが、この電子ブロック。TRNSYSも用意されたパーツ(コンポーネント)を並べていくと計算ができるようになります。これも電子ブロックよろしく、やっぱりコンポーネントの意味がわかればの話。

このあたり、環境工学系の方だと、割とすんなり受け入れられるようですが、私は最初はかなり戸惑いました。環境工学の話は全くのシロウトなので、コンポーネントの意味が全くわからない。なんせ「乾球温度ってなに?」ぐらいのひどい状態でしたので、はじめの頃は自分が組み立てているのが、ラジオなのか、単なるがらくたなのか検討がつきませんでした。

これが、だんだん意味がわかってくると面白くなってくるのですが、最初はしんどいです。

そこで、あまり難しい話はともかく、初心者向けにTRNSYSの入門書レベルの話ができないか思案中です。

セミナーとか、入門講座とか、近いうちにはじめてみたいと思います。

つづく。

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