巨大なTRNSYS, .lst ファイルを表示する

なんかよく分らないタイトルになっていますが、TRNSYSのシミュレーションで、まれに巨大な.lst ファイル(数GB超)が出来上がることがあります。

.lstファイルとは?

まず、.lstファイルが何かというと、TRNSYSが計算中に出力するメッセージやログの情報が書き出されるファイルです。エラーの原因や収束に問題がある場合に原因の検討に役立つ重要なファイルです。

これが時に数GBを超えるファイルになることがあります。原因は短めのタイムステップでログの書き出される量が多いケース、なかなか収束しない条件で詳細なログが書き出されるなどのケースが考えられます。

エディターで開けない

数GBを超えると、通常のエディターではうまく扱えません。たとえ開けたとしても長時間かかります。こうなると原因の検討もままなりません。こういう場合、コマンドラインツールを試してください。

PowerShell でファイル末尾を出力

Linux系のOSにはファイル末尾から指定行を出力するTailという便利なコマンドあります。Windowsにもこれに似たGet-Contentコマンドがあるので、これで試してみます。

  1. 「検索」でpowershellを入力してスタートメニューにWindows PowerShellを表示する。
  2. 「開く」をクリックしてPowerShellを起動する。

PowerShellが起動したら、コマンドプロンプトからGet-Contentを使って.lstファイルを表示します。このコマンドで-tail オプションでファイル末尾からの行数を指定します。

  1. TRNSYSのプロジェクトフォルダへ移動する
  2. Get-Content <リストファイル名> -Tail <表示する行数>
    例)ファイル末尾10行を表示する  Get-Content HouseProject.lst -tail 10

注意:この例ではファイル末尾10行を表示しています。実際の.lstファイルを調べる場合は、もう少し長めに出力して、エラーやワーニング箇所を確認してください。

数GBの.lstで試すと、数秒ほど待つと末尾10行が表示されました。少なくとエディターで開くよりも早いので、いざとなったら使えそうです。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows11 Pro(64bit, 22H2)
  • TRNSYS18.05.0001(64bit)
  • PowerShell 5.1.22621.1778
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