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2012/09/27

TRNSYSの新機能Radiation Depending Shading Controlを試す

TRNSYS17.1の新機能「Radiation Depending Shading Control」を試してみました。

これ何かっていうと、窓面に当たる日射量でShading Device(ルーバーとか、ブラインドなど)の開閉状態をコントロールする機能です。日中の強い日差しはルーバーやブラインドを閉じて、でも朝晩は開けておきたいって事ありますよね?省エネにもなりますしね。そういう時に便利な機能です。

試しに作ってみたのは以下のようなシンプルなモデルです。
Radiation Depending Shading Control用にEquationで開閉の判定に使用する日射量とShading factorの値を設定しています。

SHADE_CLOSE = 140 * 3.6! Close blinds - radiation on facade in [W/m2 * 3.6]=[kJ/hr]
SHADE_OPEN = 120 * 3.6! Open blinds - radiation on facade in [W/m2 * 3.6]=[kJ/hr]
ShadingFactor = 1

日射量については計算式が入っていますが、これは単純にW/m2からkJ/hへの単位換算のためです。
それとShadingFactorは1で全閉を設定しています。

そして、Type56/Window Typeを以下のように設定します。
さきほどのEquationで設定した値を受け取って、開閉する日射量としています。
ところで、Shading Deviceを閉じる日射量と開く日射量を独立して設定できるようになっています。開閉のタイミングなんだから値は一個じゃないのって気になります。これちょっとわかりにくいですが、仕組みとして日射量と開閉は図のような判定になっています。
Shading Deviceが開いている状態から閉じるタイミングと、逆に閉じていた状態から開くタイミングの値を個別に指定できます。この図の閉じている状態の時にShading Factorが適用されます。

そして、このWindow Typeが設定されているWindowでExternal shading factorでIntegrated radiation control acc. to window typeを選択します。

で、確認のため実行した結果をCSVに書き出してみたのがこちら。
窓面に当たる日射量(IT_S7)と室内側に吸収される日射量(QTSABS_D36EF9)の値で比較しています。窓面の日射量がCloseで指定した値を超えると、室内側の日射量が0、つまりShading Deviceが閉じて日射を遮っている様子が確認できます。

いままで、こういう開閉を行おうとすると、窓単位で工夫が要りましたが、Window Typeで開閉状態をまとめて設定できるので格段に楽になりました。




2012/09/13

ODS StudioでSun Pathを描いてみる

Blenderの使い方が、なんとなく分かった気になったのでSun Pathを使ってみました。
コマンド一発というか、あっさり描けました。夏至とか冬至の太陽の軌跡っぽい線の上に黄色い輪ゴムみたいなのが乗っかってます。おそらく時刻ごとの太陽の位置だと思いますが、見慣れないですよね、こういうの?あっさり描けたものの、こういう図って使う?

とか思ってたら、アニメーションを作るときに太陽の位置の参照データになるっぽいです。

こういうのプレゼンとかにはよさそうですね。

2012/09/12

ODS Studioを試してみる

オープンソース系のツールから構成されるODS Studioっていうソフトウェアがあります。
オーストラリアのODS Engineeringが開発中のものなんですが、数日前からAlphaバージョン(取り合えずの機能実装版)のリリースが始まりました。

EnergyPlus, OpenFOAM, RADIANCEとおなじみのツールのフロントエンドして機能するようです。

で、早速ダウンロードしてみた。ファイルを解凍すると。。。
なにこれ?( ゚д゚ )ポカーン

なんかスクリプトしか出てこない。。。
どうも、なんかのプラグインっぽい。

しょうがない(しょうがなくもないけど)ので、まじめにドキュメントを読み始めたら、これってBlenderのプラグインとして実装されているんですね。(こういう大事な話はトップページに書いとけよ。。。)
ということで、今度はBlenderをインストールしてみる。

とは言え、そもそもBlenderの使い方が分からないのでチュートリアルから取組中。なかなか本題にたどり着けません。

建築じゃありえない形状を作成中。

しかし、Blenderってボタンだらけで、ビギナーにはプレッシャーな画面ですね。どうせならSketchUpにしてくれないかな。。。

つづく。


2012/09/06

TRNSYS Message 48 のエラー


TRNSYS-Usersの拾い読みシリーズです。

TRNSYSで計算をしようとしたらMessage 48のエラーで計算出来ないという話題について。

実際のエラーメッセージ:
"TRNSYS Message     48 : The TRNSYS processor has reported that an unrecognized control card was found while trying to read the input file. This error can be caused by underspecifying a required number of items in the input file.  For example, specifiying only 9 parameters after a "PARAMETERS 10" card has been read can cause this error. The line that caused this error is listed in the reported information below. "

Parameterの数が合わない場合に発生するようなのですが、普通に考えるとSimulation Studioがそのあたりは調整してくれるので、起きないはずです。

で、ナニが原因になるかというとグラフ(Type65)のラベル。ラベルにブランクを含めるとエラーになります。ブランクがあると、Dckファイルではデータの区切りと判定されてしまうためエラーになります。
具体的には、InputタブのValueの項目にブランクが入るとダメです。

対策

という事で、対策は単純で、ラベルからブランクを抜いて上げればOK。

例)ブランクの代わりにアンダーバー("_")を利用する

Cold side outlet temperture
            ↓

Cold_side_outlet_temperture


エラーも原因がわかれば怖くない!

2013/7/29追記
ラベルの名前の長さや、数によってはブランクを含んでもエラーにならないケースがあるようです。その場合でも、凡例の表示などがズレてしまうので、やはり上記のようにブランクを入れないのが賢明なようです。