TRNSYSではCONSTANTSキーワードを使って、定数を扱うことができます。
これどういうときに便利かというと、直感的に分かりにくい定数や、共通で設定したいパラメーター、もしくは値を変えて計算を繰り返したい場合に使用します。
例)タイムステップを定数で設定する
1. Control Cardsの画面で、Simulation cardsの項目へ次のように記述します。
CONSTANTS 1
TIMESTEP=1/60
2. Simulation time step のUnitをStringに設定する
3. Simulation time stepのValue に宣言した定数(TIMESTEP)を入力する

これでタイムステップ 1/60 Hour(1分間隔)として計算が行われます。
定数はControl Cardsの他、コンポーネントのパラメータでも利用できます。同じコンポーネントを複数使用しているプロジェクトなどでは、定数を使って、共通のパラメータをまとめて設定することができます。
注:定数で入力した計算式はシンプルに左から右へ評価されます。(例えば、1/60+5と5+1/60は全く違う値になるので注意してください)