TRNSYSで定数を扱う

TRNSYSではCONSTANTSキーワードを使って、定数を定義できます。

どういうときに便利かというと、直感的に分かりにくい値や、共通で設定したいパラメーター、もしくは値を変えて計算を繰り返したい場合などに使用します。

例)タイムステップを1分(1/60h)へ設定する

ここではタイムステップに定数を指定した例をご紹介します。

TRNSYSではタイムステップの単位はhで扱いますが、1分などhで表現すると割り切れない値になってしまいます。

例)1分 = 0.016667h

こういった場合は式を使って表現すると分かりやすくなります。

例)1分 = 1/60h

また、これは変換誤差を最小限に抑えるためにも有効です。

以下、設定方法です。

  1. 「Settings」で「Advanced Settings」タブを選択する。
  2. 「Simulation cards」へ次のように定数を入力します。
CONSTANTS 1
DELT=1/60
Advanced Settingタブで定数を設定する
  1. 「Basic Settings」タブを選択する。
  2. 「Simulation time step」のドロップダウンリストで「variable name」を選択する。
  3. タイムステップとして、上記で定義した定数「DELT」を入力する。
Basic Settingsタブでタイムステップに定数を指定する

この例では、タイムステップ は1/60 Hour(1分間隔)として計算が行われます。

注:定数で入力した計算式はシンプルに左から右へ評価されます。(例えば、1/60+5と5+1/60は全く違う値になるので注意してください)

TRNSYS17以前のバージョン

TRNSYS17以前のバージョンでは以下のように設定して下さい。(定数の名前が先ほどと違っていますが、意味は同じです)

例)タイムステップを定数で設定する

1. Control Cardsの画面で、Simulation cardsの項目へ次のように記述します。

CONSTANTS 1
TIMESTEP=1/60

2. Simulation time step のUnitをStringに設定する

3. Simulation time stepのValue に宣言した定数(TIMESTEP)を入力する

Control Cards
Control Cards

定数はControl Cardsの他、コンポーネントのパラメータでも利用できます。同じコンポーネントを複数使用しているプロジェクトなどでは、定数を使って、共通のパラメータをまとめて設定することができます。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 2004)
TRNSYS18.02.0002(64bit)

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