TRNSYSで気象庁のデータを読み込んでみる
2012年6月15日
2019年4月15日
TRNSYSの気象データリーダーで気象庁のデータを読んでみました。
使ったのはType99(User Format)。まず、このデータリーダーで読み込むデータファイルを用意します。

元データの準備
元データは気象庁のページから取得します。時刻別のデータを表示したら、必要そうなところを選択してコピー。

で、Excelを起動して貼り付け。

このままだと使いにくいので、必要なデータだけ残して整理します。時刻、気温、湿度、日射量だけ残してあとは削除。
日射量については、Type99では[W/m2]で扱うので、換算しておきます。

そして「テキスト(スペース区切り)(*.prn)」形式で保存します。
気象データファイルを作成する
ここまでできたら、次はType99のデータファイルを作成します。
ひな形があるので、これをコピーして始めます。
C:\Trnsys17\Examples\Data Files\Type99-UserFormat.99
このファイルの先頭部分ではカラムごとの値の指定や、地点の緯度経度などを設定します。
各項目について詳しくは、ドキュメンを見ながら設定します。
そして最後は、Excelで作成たデータを貼り付けたら出来上がり。
以下の例では、前半の”<>”で始まっている行がヘッダー、青い文字の部分が貼りつけたデータになります。
例)東京、2012/6/1 の気象データ

実物のサンプルはこちら
実行
データが読み出されたら成功です。
