TRNSYS3Dで面の設定を確認する
2016年5月30日
2019年4月13日
TRNSYS3Dでモデリングする際、前回紹介したように[Surface Matching]で内壁の設定を一括して行うことができます。隣接する面の形状が同じであれば、自動的に内壁など、Zoneの境界として認識してくれます。
ただ、まれに形状が同じに見えても内壁として認識されないケースがあります。これは頂点が少しだけずれているなど、形状が微妙に異なっているのが原因です。
[Surface Matching]でまとめて一括処理すると、すべての壁が意図したとおり正しく設定されているか確認したくなります。そういう時に[Search Surfaces]で該当する面の検索、表示で確認を行うことができます。
例えば、内壁であれば「ADJ_WALL」に設定されていればまず問題ありません。「ADJ_WALL」を検索、表示して意図した壁が表示されていればOKという事になります。具体的には次のように操作します。
① ツールバーの [Search Surfaces]をクリックしてウィンドウを表示します。
![ツールバーの [Search Surfaces]をクリック](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/surfaces.png?resize=240%2C151&ssl=1)
② 「Search Surface」の「Construction」の項目で「ADJ_WALL」を選択して、「Search Entire Model」をクリックします。

③ 「ADJ_WALL」が割り当てられた面のみが検索、表示されます。

ここで、内壁だけが表示されていれば問題ありません。もし、まったく何も表示されていなかったり、意図しない壁が表示されているようであれあば、形状があっている確認して修正を行います。
④ 表示を元に戻すには「Unhide All」をクリックします。
