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2017/04/17

TRNSYS18 新機能概要(5)TRNBuild, Regime,Daylight control

新機能概要の第4章の続きです。TRNBuildの設定項目、Regime typeの変更点と、昼光利用に関連したgainの変更点です。

4.1.5 Regime Types

Regime type全般にairnodeのfloor reference area(床面積)に関連した項目が追加されました。 heating, cooling, ventilation, gains typeでは、暖冷房能力や換気量、発熱量を単位面積で定義するオプションが追加されています。これにより用途が同じairnodeには同じregime typeを使用することが容易になりました。床面積はTRNSYS3dで作成されたファイルをインポートする際に自動的に計算されます。また、出力項目としても用意されます。(NType 150)。

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Figure 4: Regime types

加えて、換気ファンの消費電力などが追加され、電力需要を考慮に入れることができるように拡張されています。これに伴って、新たな出力項目も用意されています。(NType 155-162)。

Ventilation typeが拡張され、外気からの顕熱回収、加湿、除湿の条件を含む計算が追加されています。(詳細はセクション4.4を参照)。 外部のコンポーネントを使用するのに比べて少ない労力で、より詳しいエネルギー需要を出力することができます。 (NType 170-189)

Gain typeには、より詳細な設定を提供するため以下のカテゴリが追加されました。

• people
• lights
• electrical equipment
• miscellaneous
• thermal bridge

これらのカテゴリのに対応した新しい出力項目が追加されます。(NType 151-154およびNType 163- 164)

カテゴリ「thermal bridge」は、熱橋部分のsurfaceをモデルに追加せずに外皮の熱橋の影響を考慮に入れることができます。Surfaceを追加できない3Dモデル(Geometry Mode/3D dataのモデル)には有効です。熱橋の影響は、airnodeに対して固定の熱取得/損失、または外皮の単位面積あたりの熱取得/損失として定義します(external, boundary surfaceが外皮として扱われます)。

熱橋の計算では、損失係数を正の値として入力する必要があります。熱流の方向(取得または損失)は、実際の温度差(Toutside-Tinside)により計算されます。

さらに、gain libraryは更新、拡張されています。German libraryには、DIN 13779、VDI 2078、SIA 2024などの異なる基準に基づくデータが含ます。

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Figure 5: Gain library and gain type manager

TRNSYS 18では、昼光利用に応じて人工照明を制御する機能が建物モデルに追加されています。 これに伴って、新たにdaylight control typeが追加されています。

daylight control typeの定義は、lighting control type、Illuminance set points、およびdaylight illuminanceの3つの項目で構成されます。

• Daylight control type

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Figure 6: Daylight depending control type

TRNSYS建物モデルには異なる人工照明制御のモードが実装されています。

lighting control type

• always on (no daylight control)
昼光による制御なし

• on/off
ヒステリシス制御。しきい値の上限と下限を指定します。この制御は0、または1の制御信号のみを提供します。

• continuous (lights are dimmed to the minimum, but not switched off)
昼光利用時に設定された照度を保つよう、人工照明の寄与率を調整するリニア調光器。人工照明の寄与率の最小値を指定する必要があります。照明利用時にこの比率以下にならないように調整されます。

• continuous on/off
モード2(on/off)と3(continuous)の組み合わせ。このコントロールでは、人工照明をオフにすることができます。

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Figure 7: Artificial lighting control, hysteresis control (left), dimming control (right)

daylight illuminance

昼光照度の計算

• daylight factor
昼光率Dを使用して照度を決定することは非常に粗い方法ですが、最も簡単な方法です。制御用照度E_i(t)は、水平屋外照度E_a(t)と昼光率との乗算によって算出されます。 屋外照度はTRNSYSの新しいカーネルルーチンを使ってtype56で計算されます。

• user defined value
他のプログラム、測定値によって得られた値を他のtypeによって計算された値で読み取ることによって照度の値を指定します。

• Daylight sensor position
DaySIMによる昼光シミュレーションによる計算値を適用します。最大4つのセンサー位置の平均照度が制御するために使用されます。DaySIMについてはセクション4.2で説明します。

昼光照度などの昼光に関連するコントロールの出力項目が追加されています。(NType 405-432)

4.1.6. Airnode – Gains

airnodeのgainの定義ダイアログが改訂され、概要が分かり易くなりました。

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Figure 8: Gain/losses dialog of airnodes

各gainに対して2つ目のscaleを定義できるようになりました。 たとえば、週ごとのスケジュールをscale1として定義し、夏期の休暇の間は、さらに50%削減とする年間スケジュールをscale2に定義することができます。最終的にスケジュールは、両方のscaleの積で扱われます。Scaleが1つだけ必要な場合は、2番目のscaleを1に設定してください。

Gain typeは単位面積に対しても定義できるので、設定項目として係数「fraction of airnode reference floor area」が追加されています。この係数が1に設定されている場合、gain は床全体に適用されます。もし、 gainを床面積の30%に割り当てる場合は、「fraction of airnode reference floor area」を0.3に設定してください。

人工照明のgain(gainカテゴリがlight)では、昼光に依存するコントロールを追加できます。昼光が十分得られる場合には、人工照明による不要な内部の発熱を制御します。daylight controlがonの場合、定義済みのdaylight control typeを選択することができます。

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