仮設住宅 いそぐ暑さ対策 室内は46℃超えも

うちの受託計算チームがしばらく前からヤシマ工業さんと共同でやっていた仮設住宅のシミュレーションをテレ朝系の番組(モーニングバード)で取り上げていただいたようです。

と言ってもテレビ的にシミュレーション結果の一部だけ取り上げられてましたけど。

番組にはでてませんが、実際は真夏に仮設住宅の室内どうなるか、それと対策をOffGrid(TRNSYS)で検討した内容になっています。

計算すると条件によっては危険なレベルまで室温が上がるようです。また、対策によってどの程度の効果が見込めるかシミュレーションを行っています。本当はこっちの方を取り上げて欲しかった。

【自然室温】

【「すだれ」の効果を検討】

詳しくはこちら

http://www.qcd.co.jp/calculation/Report/index.html

http://www.qcd.co.jp/calculation/files/temporaryhousing.pdf

しかし、仮設住宅って鉄骨剥き出しなんだ。いわゆる真壁式(?)

すごい熱橋になるだろうから、室内に熱が侵入するわけだ。

遮熱フィルムの効果ってどうなんだろ?

2011/6/9 

シミュレーション結果をLEAD Projectのサイトに掲載していただきました。

http://web.me.com/koji_takemasa/MobileMe/Studies.html

内容についての問い合わせはクアトロ社まで連絡ください。ちなみに計算にはOffGrid(TRNSYS)を使ってます。

この夏に向けて、省エネ対策で遮熱フィルムを貼るって話が聞こえてきます。

日射の影響って大きいから、窓に遮熱フィルムを貼ればそれなりに効果があることだろうとは想像できます。熱の流れとしては、日射->窓から侵入->室温上昇だから。

夏:遮熱フィルムで日射を抑制->室温の上昇が抑えられる->冷房の使用頻度がへる->つまり省エネ

これはわかる。一方じゃ冬場も同じ仕組みが働くから、

冬:遮熱フィルムで日射を抑制->室温が上がらない->そのぶん暖房を使う->つまり増エネ

ってことで、年間通すと夏冬で相殺されるんじゃないか?

いやいや冬は太陽の位置が低いから日射が入りやすくなって意外と影響が少ないんじゃないか?

いろいろ疑問に思ってたらすでに社内にシミュレーションしたデータがありました。(ちょっとだけ宣伝すると、そういう計算サービスもやってるんですよ、うちの会社)

思った通り、夏冬で効果が逆転するので、冷房は減るけど、暖房は増えるという傾向になります。(※)

で、年間を通してみたらどうかというと、冷房の負荷が多い地域だとほぼ同じか、もしくは省エネになります。南に行くほど暖房の依存度が減るので、相対的に遮熱の効果の占める割合が大きくなるようです。逆にいうと、寒冷地だと逆になるので、貼っても年間じゃそれほど効果ないかもしれないですね。

でも、夏場のピークカットという意味じゃ効果あるのかな?

自宅じゃ遮熱フィルムは大げさなので、この夏は簾の準備をしようと思います。

※注:

建物の構造や向き、意匠とか、いろいろな要素が絡むので、あくまで一定の条件で計算した例です。