Translate

2012/06/24

LinkedInにTRNSYSのグループができています

http://trnsys.com/で何気なく"Stay Connected"をクリックしたら、以下の様な表示が出ました。

元からあるFacebookとUser Forum(TRNSYS-Users ML) に加えてLinkedInが増えています。というか、LinkedInの話はどこかで読んだ気がするので、単にいままで気づいていなかっただけか?
アクセスしてみると、しっかりTRNSYSのグループが出来上がってます。
本日現在の参加メンバーは193名。
ちなみに、このグループの管理者は仏cstbのWerner Keilholz氏。Simulation Studioなどユーザーインターフェースの開発を行なっている組織の方です。
面白そうなので、ひとまず参加してみました。
なお、このグループ自体はオープンなので、参加しなくても閲覧可能です。



2012/06/22

TRNSYS17.1を試す:Movable Shading

窓のShading Factorが条件で変更できるようになりました。可動式ルーバーとか、ブラインドみたいなものが扱えます。
今までもInputで扱えば開閉状態を扱えましたが、条件をWindow Typeで指定できるため、設定が格段にやりやすくなりました。

日射の影響って大きいですから、ちょっと試してみるのにはもってこいです。

具体的には、WINDOWの新しい設定項目「integrated radiation control acc. to window type」がそれです。
これをチェックすると、Window Type で指定した条件でShadingの開閉を行なってくれます。


Window Typeはというと、開閉条件を以下のように指定します。


慣れないと難しそうな指定ですが、TRNSYS3Dで作ったデータなら、インポートの際に新しいダイアログが表示されて、簡単に条件を指定できます。下図。

2012/06/21

TRNSYS17.1を試す:日射データの扱いが変わった!

日射データの扱いが変わったというか、新し設定方法が追加されています。

17.0までは、面ごとの日射量を気象データリーダー側で計算してType56へ接続するという流れで計算していました。

これが17.1ではType56内部で計算できるようになります。

何が便利かって言うと、日射の接続が極端に楽になります。これ見比べてみると一目瞭然なんですが、接続関係がおっそろしくシンプルになります。
【TRNSYS17.0】
 
【TRNSYS17.1】

今までのやり方に慣れていると、接続されているデータが少なくて心もとなくなるぐらいです。
というか、よく見ると全天日射すらつないでないので、理屈で考えると少々おかしな感じです。ここはType56と気象データリーダーで、うまいことやり取りしているようです。

2016/8/8 追記
AZEN(Input5)の接続先で判定しているようです。
以下、ドキュメントからの抜粋
The option “Internal calculation of radiation data” is a new feature of TRNSYS17.1 which reduces the required input data from the weather data component significantly. For using this feature only the solar zenith (Input 5) has to be connected to the weather data component Type 15, Type16, Type99. 

これ、通常のコンポーネントの仕組みから逸脱しているようで、それもどうかなーという気がしますが、使い勝手はいいです。つなぎ間違えとか、方位数の上限で悩まなくて済みます。

それはともかく、結果的にType56で方位別日射量の指定はProject Windowで出来るようになっています。しかも、TRNSYS3Dで作成したデータだと、インポートの際に自動的に方位が設定されるので、あまり気にしなくても日射の設定ができあがりです。

余談ですが、新しく北半球か南半球かの設定項目も追加されています。普段意識していないですがAzimuthって南北逆なんですね。





2012/06/20

TRNSYS17.1がリリースされました

TRNSYSの最新版17.1がリリースされました。

かなり前から予定されていたのですが、なかなか出ないので、これはもはや都市伝説だったんじゃなかろうかと疑ってましたがリリースされました。

今回はSimulation Studio,TRNBuild/Type56の新機能がメインです。

詳しは、こちらのドキュメントを参照していただくとして、以下、少しだけ紹介。

Simulation Studio

ボタンがすっきりとしたデザインに変更されています。見た目も変わりましたが、操作性も良くなっています。

TRNBuild

こちらはTRNBuild Manager Windowが強化されて、データ全体が見やすくなりました。この画面から、直接Wall/Window,Coolingなどの設定へアクセスできるようになっています。
名前もTRNBuild Navigatorに変更されています。

国内向け、近日リリース開始です。

2012/06/19

TRNSYS3DでSurface Matching

TRNSYS3Dだと建物の形状を作るのは簡単。でも壁ごとの属性を設定していくのがめんどくさい。
そういう時にSurface Matchingを使うと、壁を一気に設定できます。

例えば、3ゾーンのモデルだとして。
単に作っただけだと、内壁も外壁(EXT_WALL)のまま。このままだと、隣接していると認識されません。
ここでSurface Matchingをを実行。 すべてのゾーンをサーチして、隣接しているゾーン間の内壁を設定してくれます。
再び、同じ壁の属性を確認すると、こんどは内壁(ADJ_WALL)になっているのがわかります。
3ゾーンぐらいだと、それほどありがたみが無いですが、ゾーンの多いモデルだと非常に作業が楽になります。

2012/6/20追記
まれに正しくMatchingできない時がありますが、そういうときは、一度Unmatchingしてから、再度Matchingするとうまくいきます。



2012/06/15

TRNSYSで気象庁のデータを読み込んでみる

TRNSYSの気象データリーダーで気象庁のデータを読んでみました。

使ったのはType99(User Format)。まず、このデータリーダーで読み込むデータファイルを用意します。

元データの準備

元データは気象庁のページから取得します。時刻別のデータを表示したら、必要そうなところを選択してコピー。

 で、Excelを起動して貼り付け。

このままだと使いにくいので、必要なデータだけ残して整理します。時刻、気温、湿度、日射量だけ残してあとは削除。
日射量については、Type99では[W/m2]で扱うので、換算しておきます。

そして「テキスト(スペース区切り)(*.prn)」形式で保存します。


気象データファイルを作成する

ここまでできたら、次はType99のデータファイルを作成します。

ひな形があるので、これをコピーして始めます。
C:\Trnsys17\Examples\Data Files\Type99-UserFormat.99

このファイルの先頭部分ではカラムごとの値の指定や、地点の緯度経度などを設定します。

各項目について詳しくは、ドキュメンを見ながら設定します。

そして最後は、Excelで作成たデータを貼り付けたら出来上がり。
以下の例では、前半の"<>"で始まっている行がヘッダー、青い文字の部分が貼りつけたデータになります。

例)東京、2012/6/1 の気象データ





実物のサンプルはこちら


実行

データが読み出されたら成功です。


無料TRNSYSセミナーやりますよ。


TRNSYSのセミナーやりますよ。

TRNSYSの構成とか、ツールの紹介、関連情報のご案内など予定しています。

詳しくはこちら

会場の都合(うちのオフィスこじんまりしているので)4名様限定です。
お気軽にご参加ください。

2012/06/11

太陽光発電は照り返しで発電効率が上がる?


ニュース見てたら、北海道でも東京地方並みの発電量が得られるとの話題。

はて?北海道って、少しでも気象データに関わった事がある人は知っているが、日射量的には有利な地域じゃない。東京と比べたら、明らかに発電量で劣るはずだ。不思議に思いつつニュースを見ていると東京地方に比べて発電に有利な条件があるらしい。

  • パネルの温度が低いと発電効率が上がる
  • 積雪時雪面からの照り返しで日射の取得が上がる

日射量では不利でも、他の条件で効率的に発電できると発電量的にはあまり変わらないんですね。
なるほど、思い込みで判断してはいかんですね。

ちなみに、夏期は周辺にホタテの貝殻を敷き詰めて反射の効果を検証中だとか。

ニュースソースはこちら「FNN 北海道・稚内市にある、メガソーラー発電所を取材しました。

そういや、照り返しついては建物のシミュレーションでも考慮するもんな。サンプルなんかを見ると、積雪を含め地面の状態によって、値を変更しています。

具体手的には、以下のパラメータ。

TRNSYS
TYpe56/inputのGRDREF。値は気象データから貰ってくるか、積雪状態から判定するなど。

SolarDesigner
「気候」タブの「アルベド」の値がそれです。値についてはマニュアルに参考値があるので、そちらを見て設定します。


2012/06/08

TRNSYSで実測データでシミュレーション

シミュレーションで欠かせない気象データ。TRNSYSではWather Data Readerというコンポーネントを使って読み込みます。

このWeather Data Reader(以下"リーダー"と表記)、標準的なフォーマットは、それぞれ専用のリーダーが用意されています。
使用するデータフォーマットに合わせて、コンポーネントを配置して設定すれば、大抵の場合は計算できます。
拡張アメダスを含め、標準フォーマット対応のリーダーが用意されています。これで基本的に世界中どこのデータでも大丈夫。

で、基本的じゃない場合ですが、標準的なフォーマットじゃない場合は、User Formatのコンポーネント(Type99)を使用します。



これ、どういう時に使うかというと、特殊な形式なデータしかない場合や、実測で独自に取得したデータで計算したい時とかですね。
実測しないまでも気象庁が公開しているデータを使って(コピペしてデータを作る)で計算したい場合などに使用できます。

専用のデータファイルが定義されているので、この形式に合わせてデータファイルを用意すればオッケーです。

以下、ファイル形式についてのマニュアルの抜粋です。テキスト形式のファイルなので、見ればなんのデータか想像ついてしまうようなシンプルな形式です。

ヘッダーでは、緯度、経度の指定の他、データのカラム位置や係数の指定などもできます。ということでデータの並び順や、単位系の調整も、この中だけで設定できます。

これで実測データも大丈夫だ。

他にType9(汎用データリーダー),Type16(日射データの計算モジュール)を使って扱う方法もあります。こちらは、Type99に比べると、ちょっと面倒です。

2012/06/07

TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる(つづき、その2)

昨日は、Zoneの情報は気が向いたらやるような事を書いたんですが、気が向きました。

というかSketchUpのGroupで扱えば簡単にできそうなので試してみました。

Groupって、図形をまとめて文字通りグループ化する機能です。
Ruby API のサンプルを見ると、


 # Add a group to the model.
 group = Sketchup.active_model.entities.add_group
 group.entities.add_line([0,0,0],[100,100,100])

たったこれだけ。


簡単そうなので図形を作成するときにZone別にGroupを作成するようにしてみました。
(実際はZoneのデータの扱いを変えたりとかで、他も修正しています)

で、実際の画面が以下。

Zoneごとに分けたので、識別するのも簡単。グループの名前はZone IDに合わせてあるので、「アウトライン表示」ウィンドウを表示すれば、IDから図形を選択するのも簡単です。

という事でスクリプトも更新しました。ここからダウンロードできるようにしてあります。

使い方は前回と同じです。

2013/5/24 追記
Shading Objectへ対応しました。庇とか、隣接する建物とか、日射障害物が正しく作られているか確認用にあると便利そうだという事で対応しています。
こちらからダウンロードできます。

2012/06/06

TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる(つづき)

昨日書いたスクリプトでBuiから読み取った座標データを使って描くと、妙に小さく描かれる。スケールが変なのかと思ってたら、原因は単位系でした。

ドキュメントによると、長さを扱うLengthクラスというのがあって、これのデフォルトがInch系になっている。

ということで、Buiがm系なのに対して、SketchUpはInch系っぽい。値を換算したら無事に正しい大きさで描かれるようになりました。


単位系を合わせたらSusanもそれらしく表示されるようになった。


参考になるかどうか判りませんが、一応ここからダウンロードできるようにしておきました。
2012/6/7 追記
スクリプトを更新しました。詳しくはこちら


使い方

1.スクリプトの配置
ダウンロードしたファイルを解凍してSketchUpのプラグインフォルダへコピーする。
通常だと、以下のフォルダになります。

C:\Program Files\Google\Google SketchUp 8\Plugins

もしくは64bit版Windowsだと以下のフォルダ。
C:\Program Files (x86)\Google\Google SketchUp 8\Plugins


2.SketchUpを起動する
「プラグイン」メニューに「Draw bui file」という項目が追加されるので、選ぶだけ。

サンプルファイル
TRNSYS17の以下のファイルを開くと、上記のようなモデルが描かれます。
C:\Trnsys17\Examples\3D_building\Building.b17


もうちょっと工夫すれば、Zoneの情報も、なにかの形で再現できそうなんだけど、それはまたの機会ってことで終了。


以上です。


2012/06/05

TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる

TRNSYS17からBuiファイル(*.b17)に形状データが含まれるようになりました。ただしTRNSYS3Dでデータを作成した場合限定。

形状データがあるってことは、そこから3次元形状を復元できるよねってコトでサンプル書いてみました。

SketchUpのプラグインをRubyでちょちょっと書いて実行してみると。

Exampleに入ってたデータを復元してみたところ

スケールがむちゃくちゃだけど、とりあえず復元できた。

元々TRNSYS3Dで作ったデータを復元しても、実はあんまり意味ないんだけど、データの確認用とかには使えそうです。元データをなくした時とかね。




2012/06/04

気象データがいっぱい WeatherSpark

気象データを探してて、たまたま見つけたんですが、なんですかね、このサイト。

WeatherSpark


概要はこちら↓のサイトが参考になります。
膨大な気象データをグラフで閲覧できるサイト「WeatherSpark」

あっちこっちのサイトからデータをかき集めて、表示していて、やたらとデータが多い。
かなり過去のデータもあるようで、東京だと1948年から、直近、というか予報データまで出てきます。

1948年の6月初旬を表示してみた。

データも取れると計算に使えそうなんだけど、残念ながらできない。でも見るだけでも面白いです。

試しに、自分の誕生日の天気を確認しようと思ったら、うちの田舎は1995年以降しか見れなかった。残念。