拡張アメダス、EPW pythonパッケージ

以前に拡張アメダス(拡張AMeDAS、EA気象データ)気象データの読み出し処理をPythonで試作しました。

パッケージ

これをすこし整理してGitHubで公開しました。

https://github.com/TRNSYSJP/weapy

拡張アメダスとEPW形式の2種類の気象データに対応しています。

このパッケージでは抽象クラスから継承した拡張アメダス、EPWのクラスを用意しています。どちらの気象データも同じ共通のプロパティで扱えるようにしています。

以下の例のようにデータの読み込み以降の処理は共通で扱えます。

  • 拡張アメダス
import weapy.weafile as ea
    
weafile = r'E:\EAD95\RWY8195.wea' #1995年版、標準年
no = 363 #東京
wea = ea.WeaFile(weafile, no)   #気象データをクラスへ展開
print(wea.ambient_temperatures[:24])    #気温24h分を出力
print(wea.relative_humidities[:24])     #相対湿度24h分を出力
  • EPW
import wea.epwfile as epw
fname = r'C:\epw\JPN_TK_Tokyo.Intl.AP-Haneda.AP.476710_TMYx.2003-2017.epw'
wea = epw.EpwFile(fname)    #気象データをクラスへ展開
print(wea.ambient_temperatures[:24])    #気温24h分を出力
print(wea.relative_humidities[:24])     #相対湿度24h分を出力

もともと拡張アメダスとEPWを区別せずに処理したかったので、このような仕組みにしています。

下図は東京とベルリンの気温をプロットした例です。東京は拡張アメダスより、ベルリンはEPWのデータから作成しています。

東京(拡張アメダス)、ベルリン(EPW)の気温

使用例

上記の例を含めリポジトリには使用例として、examples フォルダに2種類のサンプルを用意しています。

 type99

TRNSYS, Type99 Weather Data Reader形式の出力例。拡張アメダス気象データ、標準年のデータから、Type99(*.99)形式のファイルを出力する。

matplot

種類の異なる気象データを重ねてプロットした例。東京(拡張アメダス気象データ)、ベルリン(EPW形式の気象データ)を重ねてプロットする。

その他、詳しい使い方についてはリンク先を参照して下さい。

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