拡張アメダス気象データで暖房期間を計算

以前に公開したpython用のパッケージに暖房期の判定例を追加しました。

暖房期は、省エネ法では日平均15℃以下の期間と定義されています。

日平均をそのまま使うと変動が大きく、15℃以上、15℃以下の日が入り乱れます。期間として判定するのが難しくなるため、何らかの方法で変動を平滑化します。

この例では、次のように処理しています。

  • KZフィルターを使って日平均気温を平滑化
  • 日平均気温から最寒日を特定
  • 最寒日から日付を遡って、15℃以下の期間を調べて暖房期間の開始日を判定
  • 最寒日から日付を順に15℃以下の期間を調べて暖房期間の終了日を判定

KZフィルターは気象庁のデータ処理でも使われている方式です。名前が難しそうですが、移動平均を3回繰り返して平滑化します。

拡張アメダス2010年、標準年、東京で暖冷房期間を判定した例です。

使い方など詳しくはリンク先をご覧下さい。

https://github.com/TRNSYSJP/weapy/tree/master/examples/heating_period

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows11 Pro(64bit, 24H2)
Python 3.13.7

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