拡張アメダス気象データ標準年って?
2021年2月4日
2021年2月5日

拡張アメダスの標準年について、なぜか最近よく聞かれる。多いのが3種類(1995年、2000年、2010年)の違いについての質問。「標準」なのに3つあるからですかね?
以下、ポイントだけメモ。
- 気象庁が観測したデータ(複数年)を元に整備された標準的な1年分の気象データ
- 建築省エネ法関連、学術研究で一般的に使われている
- 1995年版、2000年版、2010年版の3つがあり、元データの期間、地点数が異なる
標準年と実測期間、地点数
名称 | 期間 | 年数 | 地点数 |
標準年EA気象データ1995年版 | 1981~1995 | 15年 | 842 |
標準年EA気象データ2000年版 | 1991~2000 | 10年 | 842 |
標準年EA気象データ2010年版 | 2001~2010 | 10年 | 836 |
年度ごとに、それ以前の10年~15年間観測されたデータが元になっています。地点数が違うのは観測地点が整理統合などで減ったためのようです。
3種類のどれを使ったらいいか悩ましいですが、実務寄りの用途では新しい年度、研究分野では1995年、2000年版が使われる事が多いようです。
この流れで行くと、2020年版もリリースされるのかな?