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2013/05/31

磯子スマートハウスの見学会へ

東京ガスの磯子スマートハウスの見学会へ出かけてきました。

まずは駐車場の蓄電池。屋上に設置された太陽光パネルで発電した余剰電力で充電。容量は40kWh。停電の際にはここからエネファームへ給電してさらに発電。なるほど、単純につかうより効率的ですね。各住戸に300Wほどの電力供給ができるそうです。

そして、屋上には太陽光パネルがドーン!!丘陵地のてっぺんなので、屋上からの眺めは壮観です。晴れた日にはスカイツリーが見えるとか。磯子ですよ、ここ。

で、こちらは各階に設置されたエネファーム。4住戸で共用とか。きれいに収納されていました。
参加者に好評だったのが、この通気専用窓。夏場はベランダ側から玄関へ風が通り抜け、居住者にも好評だとか。特注品だそうです。
 閉じるとこうなる。こうなると壁にしか見えないですね。

外へ出ると、建物正面の緑地スペースには樹脂で固めたチップが敷き詰められていて、ふわふわした歩き心地。個人的は、この木の感じがお気に入りです。

そして見上げれば外観。茶色い目地状に見えるのは素焼きのブロックだそうです。アクセントになってていいですね。
手前の階段部分は卓越風を取り入れる風の通り道。心地よい風が流れていました。

この建物、パッシブ設計は小玉祐一郎先生の監修です。ちなみにSolarDesignerも使っていただいているようです。(言っていいのかな?)

写真撮れなかった(バッテリーが切れた)のですが、HEMSも導入されててiPadで在室状況とかエアコンの使用状況が確認できます。リモートでOn/Off操作できるので無駄な電気は止めるなんてことが簡単にできます。
これで昼寝中のお父さんの部屋のエアコン切っちゃうとかいたずらできそうですね。(←なんのために)

生憎の雨模様でしたが、いろいろなお話が伺えて、楽しい見学会でした。


2013/05/30

TRNSYSでスケジュール設定 x 3本勝負 (1) Schedule

ここ2,3週間の間に、立て続けにTRNSYSのスケジュールについてお問い合わせ頂いたので、まとめてみたいと思います。

まー、スケジュールと言っても人のスケジュールだったり、商業施設だと営業日のスケジュールだったり、設備の稼働スケジュールだったりとか、いろいろあります。
基本的な考え方は一緒なので、今回はType56の暖房設定に的を絞ってまとてみます。それでも、やりかたは2,3パターン考えられるので順に書いてみます。

TRNBuildでスケジュール設定

まずはType56/TRNbuildでスケジュールを設定する方法です。TRNBuildには組み込みでスケジュールの項目が用意されているので、それを使用します。

適当なZoneを選んでHeatingアイコンをクリック、暖房設定の画面を表示します。この画面でonを選んで、Heating Typeでnewを選択します。

暖房のOn/Offの制御はHeating Powerの値を使って行います。デフォルトではunlimitedになっているので、limitedを選びます。
次に隣のみどり色の右向き矢印をクリックして、Heating Powerの値を設定します。

この画面で、Scheduleという選択肢を選ぶと、時刻ごとの値を指定できるようになります。
Shceduleでは値と、後述する時刻ごとに指定された値を元にHeating Powerを計算します。
まずは暖房がOnの状態として大き目の値(例:10000000)を入れておきます。(暖房の出力がハッキリしている場合は、性能に合わせた値を入力します)
次にドロップダウンリストからnewを選択してスケジュール設定を行います。
時間帯を指定して、ValueはOnの状態は1を、Offの状態は0として入力します。
この例では09:00-20:00の時間帯に暖房が入るようvalueに1を設定し、それ以外の時間帯は0を設定しています。
ここで設定したValueの値と、ひとつ前の画面で設定した値でHeating Powerの値が計算されます。

スケジュールでは
00:00-09:00  0
09:00-20:00  1
20:00-24:00  0
のように設定さているので、以下の設定だと。。。
00:00-09:00は、Heating Power=10000000 x 0 + 0 = 0 (つまりOff)
09:00-20:00は、Heating Power=10000000 x 1 + 0 = 10000000 (On)
20:00-24:00は、Heating Power=10000000 x 0 + 0 = 0 (再びOff)

という動きになります。これで暖房のOn/Off設定スケジュールが出来上がりです。

つづく。。。
TRNSYSでスケジュール設定 x 3本勝負 (3) 条件判定
TRNSYSでスケジュール設定 x 3本勝負 (4) おまけ

2013/05/27

Outdoor Comfort Calculator

TRANSSOLAR社(TRNSYSの多数室モデルを手掛けている会社)のホームページでOutdoor Comfort Calculatorなるものが公開されています。
屋外の快適性を計算するツールっぽいです。
なーんか、見た感じそのままですが、直達日射、天空日射、風速、気温、湿度度、赤外線放射から快適性を温度として計算するようです。
Perceived Temperatureという値を計算しているようなのですが、日本語だとなんですかね、これ?

実際の動作画面はこちら
パラメーターがシンプルにまとめてあるので、入力が非常にわかりやすいですね。
値を選ぶと、画面右側の色のついた領域に値が表示されます。下から"Warm", "Hot", Very Hot"の3段階で分けられています。
これから夏に向けて、日本でありそうな値を入れてみたら、"Very Hot"、46℃でした。
まあ、屋外だとそんなものですかね?しかし46℃ととかって、かなり不快そうです。

これから夏に向かって、暑がりにはストレスのたまる結果でした。





2013/05/13

TRNSYSに材料を登録する

TRNSYS/TRNBuildでは任意の材料データを追加して計算できるようになっています。物性値として以下の3つの値を使って登録します。

例)Massive Layer
  • Conductivity(熱伝導率)
  • Capacity(比熱)
  • Density(密度)
以下、実際の画面
コンクリートの物性値

これらの値はカタログデータなど資料から入力していきます。資料にもよりますが、たいていの場合、SI単位系で記載されています。
SIでは熱伝導率の単位は[W/mK]になりますが、TRNSYSでは[kJ/hmK]なので、ここで単位換算が必要になります。

1W=1J/s=3.6kJ/hなので、1W/mK=3.6kJ/h/mK=3.6kJ/hmKとして換算を行います。

先ほどの画面の例をSI単位とTRNSYSの単位で比べると次のようになります。

注:
カタログ値が容積比熱で記載されているケースがあります。こういう場合は、
容積比熱[kJ/m3K] = 比熱[kJ/kgK] x 密度[kg/m3] 
なので、上記のコンクリートのように、比熱、密度の何れかに値を入力し、もう一方へは1を入力します。

スタイロフォームを登録してみる

実際に存在する断熱材を例に入力してみます。スタイロフォームを例にすると、メーカーのサイトに物性表が用意されているので、ここから値を拾い出します。

Conductivity:0.040 [W/mK]
Capacity: 0.27[kcal/kgC] ←なぜか工学単位?
Density:20[kg/m3]

拾い出してみたら、なぜか比熱が工学単位[kcal/kgC] になっていました。これも換算が必要ですね。
1kcal=4.186kJ なので、ここは単純に4.186倍して換算します。
換算が終わったら、TRNSYS/TRNBuildで値を入力して材料を登録します。

材料データを登録する際はあらかじめ換算用のシートを用意しておくと、間違いもなく効率的です。

熱抵抗(Massless Layer)

材料によっては熱抵抗で登録するケースもあります。
SIでは[m2K/W]ですが、TRNSYSでは[hm2K/kJ]です。次のように換算します。
1 m2K/W = 1/3.6 hm2K/kJ
スタイロフォームを例に取ると、20mmで0.5[m2K/W]なので、次のようになります。

以上、単位換算が少々厄介ですが、それさえ注意すれば、任意の材料を扱うことができます。

2013/05/10

Monacaで作るタイムステップ計算機

IT系のツールの展示会へ出かけてきました。
スマホとかタブレットの開発関係を見てきたのですが、昨今はHTML5、CSS、JavaScriptがキーワードなんですね。なんか見ていると、Web系とアプリケーション系がオーバーラップしてます。

Monaca

で、会場の展示でおもしろそうだったのが、このMonacaというツール。ブラウザ上でプロジェクト管理から開発、リリースまでできるという優れもの。ガワはネイティブで、中身はJavaScriptのハイブリッドなアプリが作れます。対象プラットフォームはiOS、Android、Windows8となかなかの対応っぷり。

しかも、これ日本の会社らしく、ドキュメントがすべて日本語。開発ツールとしては珍しいんじゃないだろうか?たいていのツールは英語を話すのばっかなので、ちょっと不思議な感じです。

で、ちょこっと試してみました。
これはプラウザでの開発画面。JavaScriptですねぇ、こまったな、これは。JavaScriptはほぼ素人なんだよ。
ネット上のサンプルを参考に、ちょこちょことHTMLのタグとJavaScriptのコードを書いて処理を追加。
出来上がったのか、こちら。

タイムステップ計算機

じゃーん!
(※iPhone用のMonacaのデバッグアプリで実行。通常のアプリじゃないよ)

我ながらシンプルすぎるUI。HTMLとかCSSとか、よくわからん。ドロップダウンの大きさって、どうやって変更すんだ?

機能はタイムステップの計算のみ。日付と時刻を入れると、タイムステップを計算してくれます。
タイムステップって、TRNSYSユーザー以外には、あまりピンとこない計算機が出来上がりました。

ユーザー登録から半日ぐらいでアプリケーションができのるって、ちょっと感動です。ネイティブアプリだと、さすがにこうはいかないですよね。でもないか?

2013/5/13 追記
ちょっと画面があんまりな感じだったので、作り直しました。だいぶアプリケーションっぽくなってきました。