AirlinkToDotの使い方
リポジトリ(https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot)にAirlinkToDotのインストーラーを追加しました。
setup.zipというファイルがそれです。
インストーラーは一般的な形式なので、ダウンロードして解凍したらダブルクリックで実行、何回かボタンを押せば終了です。
使い方を簡単にまとめます。
起動方法
スタートメニューから[TRNSYS.JP]-[AirlinkToDot]-[AirlinkToDot]を選んで起動します。

BuiファイルをGraphvis形式へ変換
AirlinkToDotの画面で、[Load Bui]をクリックして、Buiファイルを選ぶ、もしくはエクスプローラーからBuiファイルをAirlinkToDotのウィンドウへドロップします。

変換が終わるとGraphvis形式のデータが表示されます。

Graphvisを起動して、新しいファイルを用意したら、先ほどのテキストを選んでドロップします。

あとは、[Layout]ボタンをクリックで、ダイアグラムが描かれます。

レイアウトについて
さて、描かれたダイアグラムを見てみると。。。

横長で少々見にくいですね。
Graphvisには幾つかLayoutが用意されているので、変更してみます。
[Settings]アイコンをクリックして、Layout Engineの項目を変更します。

以下はsfdpを選んでLayoutした例です。

ずいぶん見やすくなりました。
ダイアグラムの記号
図の記号とTRNFlow/Airlinkの対応は次のようになっています。
◎ ZONE
○ External node
□ Auxiliary node
◇ Constant Pressure node
← Window,Door,Crack,Duct
ということで、TRNFlowの換気回路のデータを図として確認することができるようになりました。
2018/12/10 以下を追記
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動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)
※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。