TRNSYSのHVACシステムのサンプル

TRNSYS18からHVACシステムの新しいサンプルが追加されています。以下、ドキュメント「10. Examples」の目次より抜粋

10.1. HVAC System 1: Packaged Terminal Air Conditioners with Hot Water Coils
10.2. HVAC System 2: Packaged Terminal Heat Pumps
10.3. HVAC System 3: Packaged Rooftop Air Conditioners with Fossil Fuel Furnaces
10.4. HVAC System 4: Packaged Rooftop Heat Pumps
10.5. HVAC System 5: Packaged Rooftop Variable Air Volume (VAV) with Direct Expansion Cooling and Hot Water Coil Heat/Reheat
10.6. HVAC System 6: Packaged Rooftop Variable Air Volume (VAV) with Parallel Fan Powered (PFP) Boxes, Direct Expansion Cooling and Electric Resistance Heat/Reheat
10.7. HVAC System 7: Packaged Rooftop Variable Air Volume (VAV) with Chilled Water Cooling and Hot Water Coil Heat/Reheat
10.8. HVAC System 8: Packaged Rooftop Variable Air Volume (VAV) with Parallel Fan Powered (PFP) Boxes, Chilled Water Cooling and Electric Resistance Heat/Reheat

Packaged Terminal Air Conditioners with Hot Water Coils

1つめの例を開いてみると、下の図のような構成になっています。サンプルという割に配置されたコンポーネント数が多いですよね。

建物のモデルで冷房はエアコン、暖房は温水を利用したシステムになっています。

冷房はエアコン、暖房は温水を利用したシステム
冷房はエアコン、暖房は温水を利用したシステム

少々分かりにくいので、コメント追加してみます。

コンポーネントの用途
コンポーネントの用途
  1. 気象データ
  2. 建物モデル(5ゾーンの小規模なオフィス?)
  3. 室内発熱のスケジュール(在室者、照明、機器の平日、休日スケジュール)
  4. HVACシステム

こう分けてみると思いのほかシンプルな構成です。ところがHVACシステムについてはボイラーと必要な配管しか無いように見えます。でも、良く見るとマクロとして1個にまとめられて配置されています。(下図のアイコン)

HVACシステムのアイコン
HVACシステムのアイコン

このマクロで建物のモデルから室温や湿度の値を受け取って、冷房、もしくは暖房の計算を行って建物へ返す処理になっています。

このHVACのマクロを開いて中身を覗くと、これまた沢山のコンポーネントが配置されています。でも、これも良く見ると同じ組み合わせのコンポーネントが5セット並んでいるだけです。(5ゾーンそれぞれに1セット用意されている)

HVACシステムのアイコンの中身
HVACシステムのアイコンの中身

その中のひと組を抜き出してみると図のような構成です。

HVACシステムの中の1セット
HVACシステムの中の1セット
  1. サーモスタット(暖房、冷房のコントロール。エアコンと加熱コイルの切り換え処理)
  2. ミキシング(外気と室内空気のミキシング)
  3. ファン
  4. エアコン(冷房用)
  5. 加熱コイル(暖房用)

一つ一つ見ていくと、実際にありそうな機器の組み合わせと制御になっています。おそらく実務で使う場合は、更にいろいろなパターンがあると思いますが、全体的な構成のイメージがよく分かるサンプルだと思います。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)

Pocket

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です