TRNSYSで結露判定

そろそろ結露が気になる季節になってきました。曇りガラス越しの景色は、いかにも冬景色という風情がありますが、びしょびしょになるし、カビの原因にもなります。建物にとっては厄介な現象でもあります。

あまり知られていませんが、TRNSYSの多数室モデル(TRNBuild/Type56)は表面結露の判定機能があります。

出力としてはNtype48,49 を使用します。

Surface OutputsのNtypeで表面結露の判定を出力します。それぞれ室内側(ICOND)、室外側(OCOND)で結露あり(1)、結露なし(0)の値を出力します。

仕組としては露点温度と表面温度から判定を行っています。

図は窓表面(室内側)の表面結露の判定を行った例です。表面温度と露点温度が逆転するタイミングで判定値が出力されています

躯体内の結露は?

表面結露のお話しをすると、内部結露について質問を頂く事があります。これは前述したように表面温度と露点温度からの判定です。残念ながらType56で躯体内の結露状態は判定していません。

とはいえ、TRNSYSでもこのような出力を参考に結露の危険性のある部位や時期の絞り込みは出来るのではないでしょうか?

躯体内の結露は複雑な現象です。条件を絞り込んだ上で各種専門のツールを使って更に検討されることをおすすめします。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows11 Pro(64bit, 23H2)
  • TRNSYS18.05.0001(64bit)
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