TRNSYSで植物からの蒸散量を扱う
TRNSYS USER FORUMに植物からの蒸散についての質問が投稿されています。
この中で、TESS Libの蒸散に関するコンポーネントが言及されています。
Type 780: Evapotranspiration (Penman-Monteith Algorithm)
調べてみたら確かに、Loads and Structures Libraryに蒸散を扱うコンポーネントが追加されています。(多分これのこと)
Type 780: Evapotranspiration (Penman-Monteith Algorithm) (new in v18)
This component uses the Penman-Monteith algorithm [1] to compute the rate at which readily available soil water is vaporized from a vegetated surface. It accounts for both evaporation (water vaporizing from the soil surface and wet vegetation) and transpiration (water vaporizing within the plant and passing out through the leaves).このコンポーネントは、Penman-Monteithアルゴリズム[1]を使用して、容易に土壌水が植生したサーフェースから蒸発する速度を計算する。これは、蒸発(土壌表面および湿った植生から気化する水)と蒸散(植物内で気化し、葉を通過して放出される水)の両方を考慮します。
TESS Lib18,General descriptions
温室など植物で満たされた建物では蒸散の扱いが必要になります。おそらく植物(作物?)の種類や生育状況で変わるかと思いますが、簡易な方法として使えるかも知れません。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows11 Pro(64bit, 23H2)
- TRNSYS18.05.0001(64bit)
- TESS Lib v18, Load and Structure Library