太陽光発電システム用の日射量データベース

NEDOのサイトで新しい日射データベースが公開されています。と言っても昨年(2017年)の6月から公開されていたのに気付きました。

くわしくはこちら
アジア標準日射量データベース

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アジア全域、地点が沢山用意されています。

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地点を選ぶと日射のデータが閲覧&ダウンロードできる。

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日射スペクトルデータなんてのも公開されています。こちらは国内限定のようです。

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TMY,TMY2とTMY3

この3種類は単に年代の違い(拡張アメダスに1995年版と2000年版があるような違い)だと思ってたら、それ以外も違うんですね。NRELのマニュアルの序文にしっかり書いてある。

Users Manual for TMY3 Data Sets

ポイントだけ抜粋すると。。。

These data sets provide greater  geographical coverage than previous TMY sets with 1020 locations in the United States and its  territories. 

これらのデータセットは、米国およびその地域における1020のロケーションを有する以前のTMYセットよりも広い地理的範囲を提供する。

To distinguish between the old and new data sets, the new TMY data sets are referred to as  TMY3. The TMY, TMY2, and TMY3 data sets cannot be used interchangeably because of  differences in time (solar versus local), formats, elements, and units.

古いデータセットと新しいデータセットとを区別するために、新しいTMYデータセットをTMY3と呼ぶ。 TMY、TMY2、およびTMY3データ・セットは、時間の違い(太陽対ローカル)、形式、要素、および単位のために互換的に使用することはできません。

TMY3以前の気象データに比べてロケーション(地点)が多くなっている。ただし、データ形式は異なっており、互換性はない。

なるどほど、名前が似てるからと言ってもTMY3とTMY2は注意が要りますね。

ちなみに、以下のURLからTMY3から2への変換プログラムが入手できる。

National Solar Radiation Data Base – 1991- 2005 Update: Typical Meteorological Year 3

メモ:TMYの元データの年代

いちおう無印のTMYから2,3へと新しくなっている。

TMY  1952 – 1975
TMY2 1961 – 1990
TMY3 1991 – 2005

2017/3/9 追記
ファイル形式の違い
TMY,TMY2 固定長のテキスト形式(つまりCSVではない)
TMY3 CSV形式

拡張アメダス2010年版がリリースされましたね

以前から2010年版がリリースされるという話は聞いていたのですが、ついにリリースされたようです。 以下、気象データシステムのサイトより。「標準年EA気象データ2010年版」が増えています。

現在販売中の標準年EA気象データ
・「標準年EA気象データ1995年版」(1981~1995年の15年間のEA気象データに基づく)
・「標準年EA気象データ2000年版」(1991~2000年の10年間のEA気象データに基づく)
・「標準年EA気象データ2010年版」(2001~2010年の10年間のEA気象データに基づく)

データファイルの形式は従来と同じという事なので、TRNSYSその他でも標準年のデータがそのまま使えるはずです。(もし使えなかったらかなり困る)

TRNSYSで拡張AMeDAS

TRNSYSではType99-AMeDASを使って、拡張アメダス気象データ1995年版、2000年版の標準気象データが利用できます。

設定方法

Type99-AMeDASをダブルクリックしてVariables Windowsを表示します。画面左下のアイコン(Magic Stick)をクリックして、設定画面を表示します。

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次に表示されるウィンドウで「設定」ボタンをクリックして、拡張アメダスのファイルを指定します。

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拡張アメダス気象データの入手情報

【標準年】EA気象データ1995年版、または2000年版がご利用頂けます。価格、入手方法については以下へお問い合わせ下さい。

株式会社 気象データシステム http://www.metds.co.jp/

気象庁のサイトから気象データをダウンロード

気象庁のサイトにいつの間にかダウンロード機能が増えてますね。(やるな気象庁!)

普段は、あまり気象庁のデータを使うケースはないですが、たまにリアルなデータが欲しくなる時があります。そういう時に便利そうです。

使い方

使い方は、ごく簡単。以下、東京の2014年1月のデータから気温、湿度、日射量をダウンロードした例です。

まずは、 都道府県の画面から「東京」を選択します。

 すると都内の地点が表示されるので、「東京」を選択。

 次に「項目を選ぶ」から「気温」「全天日射量」、「相対湿度」を選びます。

 「期間を選ぶ」の画面へ移動して、2014年1月1日から31日までを出力期間として設定します。

 後は、CSVファイルをダウンロードすれば終了。

 Excelで開くと以下のように表示されます。

※:1年分まとめて出力しようとするとだめでした。どうも一度に出力できる項目数に制限があるようです。気温だけ1年分とか、それぞれの値ごとに出せば大丈夫のようです。

EPW形式の気象データの配布サイト

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海外のニュースサイトで新しいEPW形式の気象データの配布サイトが紹介されていました。
Climate.OneBuilding.Org
 
EnergyPlusのサイトで配布している地域以外のデータを提供しているようですが、アジアは今のところ無いですね。主に北米のデータになるようです。

TRNSYSで読み込んでみる

EPW NY

試しにNYのデータをダウンロードして読み込んでみました。
Type15-3を配置して、ダウンロードしたファイルを指定、グラフ表示させると。。。

特に問題も無く、気象データが出力されました。
いじょ。

TRNSYS/Type56で日射量を内部で計算する

以前にTRNSYS17.1から日射の扱いが変わった、というか設定方法が増えた話を書きました。

「TRNSYS17.1を試す:日射データの扱いが変わった!」

しかしよく考えたら、従来の方式と新しい方式で結果を比較したことないなーってことに気が付いたので、試してみました。

おさらいを兼ねて新旧の方法を比べてみると。。。。

気象データリーダーとType56の接続

従来方式

気象データリーダーで方位別の日射量を計算して、Type56のOrientationに接続する。接続がいっぱいです。

TRNSYS17.1から使える新しい方式

Type56の中で日射量を計算できるので、つなぐ項目は必要最小限。つないでいる項目が少なすぎて心配になるレベル。

明らかに後者の方が接続少なくて済みます。

Type56(TRNBuild)の方位設定

従来方式

TRNSYS17.1から使える新しい方式

見た目にはあまり変わりないですが、後者ではCalculationの項目がinternalに切り替わっています。

そして結果を比較すると。。。

自然室温で比べてみると。。。。、一緒ですね。(安心した)

厳密に比べると小数点以下4桁ぐらいで違っているんですが、まあ計算上は無視できるレベルですね。

気象情報サイト、wunderground.com

wunderground.comは天気予報、というか直近の気象データを表示してくれるサイトです。

東京周辺を表示すると、同じ都内でも気温にばらつきがあるのが見て取れてます。場所によって2度ぐらい差がありますね。羽田の気温が低いのは、東京湾のおかげでしょうか?

さらに地点をクリックすると、詳しい情報が表示されます。

しかし、気温や湿度に交じって、露点温度が表示されるのはなんで?外国だと大事な情報なんでしょうね。農業用とかでつかうのかな?

レーダーの情報なんかもオーバーレイできるので、気象データ好きには、ちょっとたまらんです。

参照しているデータがアメダスじゃなくて、空港その他らしく、地方だとデータがまばらなのが残念。