ArcClimateを使ってみたよ

GitHubで公開されているArcClimateを使ってみました。ArcClimateは建築研究所が公開する日本国内の任意地点の設計用気象データセットを作成するプログラムです。詳しい情報はリンク先を参照して下さい。
注:ArcClimateはWeb版も公開されていますが、この記事では元になったプログラムの方を試しています。
2022/10/19 ArcClimate関連情報のURLを追記
- 建築研究所ニュース 令和4年7月5日
- 国土交通省 令和2年度建築基準整備促進事業 成果概要
E12 エネルギー消費性能の評価の前提となる気候条件の詳細化に向けた検討
試した環境
- Windows11 Pro
- Python 3.10.4
インストールと実行
リンク先の説明(Quick Start)に従って作業します。ArcClimateはUbuntu(Linux)を前提しているようなのですが、上述したようにこの記事ではWindows環境で試しています。このため、使用するコマンドもWindows環境に合わせています。
Quick Startの説明にはないのですが、Windows環境ではrequestsも必要だったのでインストールしています。
2025/11/10追記、最新のPython環境では動作しないようです。後述の仮想環境をお試し下さい。
pip install git+https://github.com/DEE-BRI/arcclimate.git
pip install requests
arcclimate 36.1290111 140.0754174 -o kenken_EA.csv --mode EAプログラムが終了して、kenken_EA.csvをExcelで開くと。。。
気温、相対湿度、日射量、風向、風速とシミュレーションに必要なデータが1年分揃っています。
このデータならTRNSYSの気象データリーダー(Type99)で扱えそうです。(単位系の変換とヘッダーの追加は必要ですが、それほど面倒じゃなさそうです)
2022/07/12 Type99で読み込んでみました。
仮想環境で実行する
arcclimateは最新のPython環境ではエラーで実行できないようです。Python3.8へ戻すか、今となってはそれも大変なので、仮想環境でpython3.8を用意すれば動作します。
仮想環境を使う場合もpython3.8のインストールは必須です。予め公式からダウンロード、インストールしておいてください。
仮想環境の準備
作業用にフォルダを作って、そのフォルダからコマンドプロンプトで以下を実行します。
py -3.8 -m venv venv
.\venv\Scripts\activate
pip install git+https://github.com/DEE-BRI/arcclimate.git
pip install requestsarcclimateの実行
あとは通常と同じようにarcclimateを実行します。
arcclimate 36.1290111 140.0754174 -o kenken_EA.csvコマンドプロンプトを閉じてしまったら、再度、仮想環境を起動すればOK.
.\venv\Scripts\activateArcClimate Go言語版
2025/11/21 追記 Python版とは別にGo言語版があるそうです。Exe形式も公開されているので、Windows環境なら、こちらの方が簡単かもですね。
GitHubリポジトリ
https://github.com/DEE-BRI/arcclimate-go
Exe版のダウンロード
https://github.com/DEE-BRI/arcclimate-go/releases/tag/1.0.6
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows11 Pro(64bit, 21H2)
- Python 3.10.4

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