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2011/12/21

TRNSYS3Dを使ってみる、その5(自動翻訳)

TRNSYS3Dの前回のエントリーで、スペイン語のビデオの紹介をしました。

英語のキャプションを付けて欲しいとリクエストしていたら返事がきました。
只今、作成中だそうです。

しばらくは自動翻訳で対応してくれという事で、試してみました。(youtubeの字幕自動翻訳にようやくスペイン語が対応したという事か?)

で、実際設定てみたのが以下の画面。
おー、すげー。ちゃんと翻訳された字幕が表示される。
日本語で表示されると、結構わかった気になりますね。



関連リンク

2011/12/18

TRNSYS使いへの道 Simulation Studio編 その3 毎回使う設定を変更する

前回までTRNSYS/Simulation StudioのControl Cardのちょっと便利な機能について書きました。とはいえ便利な機能も毎回設定するのも面倒。新規プロジェクトを作るたびに毎回同じ設定をするのもちょっとなー、という向きには、そこいらあたりも対応できる便利な機能があります。

メニューから[File]-[Settings...]を選択するとControl Cardと同じ画面が表示されます。
よーく見るとタイトルバーのキャプションが違ってるんですが、同じウィンドウですね。

この画面で設定を変更すると、それ以降に新規に作成するプロジェクトに設定が反映されます。同じような設定でプロジェクトを作る場合には便利な機能です。

ちなみに、上記の画面は何もプロジェクトを開いていない状態での実行例です。
プロジェクトを開いて同じことをやると以下のようなメッセージが表示されます。
"WARNING!"の文字に若干ビビります。でもこれ、新規プロジェクトにしか影響しないので、既存のプロジェクトで設定を変えたいときは"Assembly/Control Cards..."を使えというお知らせです。つまり通常のControl Cardsを使えってことですね。








2011/12/17

TRNSYS使いへの道 Simulation Studio編 その2 Automatically launch plugin

前回に続いて、またまたTRNSYS/Simulation Stuidoネタです。今回もControl Cardのちょっと便利な使い方の話です。

通常、コンポーネントの設定はアイコンをダブルクリックして表示されるVariable Windowを使て設定を行います。
例)Type14
この画面では基本的に数字とか文字とかで設定を行っていきます。

いくつかのコンポーネントでは専用のプラグインが用意されていて、専用のGUIを使って設定することができるようになっています。
先ほどのType14のWindowの右下に注目するとプラグインを呼び出すボタンがあります。
こいつをクリックすると、Pluginが呼び出されて専用の画面が表示されます。

Variable Windowに比べると、画面上で値の変化を確認しながら入力できるので作業が楽になります。

とはいえ、これも数が増えるとアイコンのダブルクリック→Variable Windowの表示→Pluginボタンのクリックという流れが面倒になってきます。

こんな時に便利なのがControl Cardに用意されている「Automatically launch plugin」という項目。
こいつをTrueに設定してあげると、アイコンのダブルクリックで一気にPluginの画面が表示されるようになります。 

Plugin対応のコンポーネントがたくさんある場合や、設定内容を頻繁に変更しなければならない場合、設定内容を確認したい場合にひと手間省略できるので、作業が楽になります。






2011/12/16

TRNSYS使いへの道 Simulation Studio編 その1 Map Card

TRNSYS/Simulation Studioを使ってコンポーネントを並べていくと、数が増えるにしたがって、つながりが分かりにくくなってくることがあります。

そんな時に便利なのがMapコマンド。これを使うとコンポーネント間の接続情報をList file(*.lst)に書き出してくれます。

設定方法は簡単。Control Cardの「Map card」の項目で「Map」をクリックすればOK.


で、実際にExamplesフォルダのBeginを実行して書き出されたのが以下の結果。
List ファイルを開いて、真ん中ぐらいのところに接続情報が書き出されているのが分かります。



         TRANSIENT SIMULATION     STARTING AT TIME =  0.0000000000000000E+00
                                  STOPPING AT TIME =  1.0000000000000000E+03
                                          TIMESTEP =         1 /        1
             DIFFERENTIAL EQUATION ERROR TOLERANCE =  1.0000000000000002E-03
                   ALGEBRAIC CONVERGENCE TOLERANCE =  1.0000000000000002E-03
1  TRNSYS COMPONENT OUTPUT MAP


  UNIT  3 TYPE  3  UNIT/TYPE/INPUT ←Type3のOutputsの情報
       OUTPUT  1           4   1   1←1番目の出力がType1の1番目のInputへ
       OUTPUT  2           4   1   2←2番目の出力がType1の2番目のInputへ
       OUTPUT  1           8  65   1←1番目の出力はさらにType65の1番目のInputへもつながっている


  UNIT  4 TYPE  1  UNIT/TYPE/INPUT
       OUTPUT  1           5   6   1
       OUTPUT  2           5   6   2
       OUTPUT  3           6  24   1
       OUTPUT  1           8  65   2
       OUTPUT  3           8  65   4


  UNIT  5 TYPE  6  UNIT/TYPE/INPUT
       OUTPUT  3           6  24   2
       OUTPUT  1           8  65   3
       OUTPUT  3           8  65   5

判りやすいように赤でコメント入れていますが、これを見るとどのコンポーネントが、どのコンポーネントへデータを流しているかを確認することができます。
複雑なモデルで、Simulation Studio上でいちいちコネクションを調べるのが面倒なときには便利な機能です。

2011/12/07

「Radianceの入門」ドキュメントの公開始まる

LEAD Projectのページで「Radiance入門」が公開されています。
Radianceは知名度は高いものの、日本語の情報があまり見当たらないせいか、なかなか使い始めるのが難しいソフトのようです。
まだ途中ですが、完成が楽しみです。

マニュアルのページにアクセスしたらESP-rのドキュメントにまじって左下のところで公開されています。


2011/11/29

TRNSYS使いへの道 エラー対策その2 TRNBuild編

前回TRNSYS/Simulation Studioのエラー対策を書いてから、ずいぶんと間が空いてますが、続編です。今回はTRNBuild編です。

TRNSYSではTRNBuildで建物のモデルを作成します。このツールで入力中にエラーが発生することは稀です。(というか、普通は発生しないです。)

エラーが発生するのはファイルの保存時になります。
良くお目にかかるのが以下のようなエラーメッセージのダイアログ。


Error creating the wall transfer function coefficients:
Unable to find a root after indication that a root exits.
Maybe the timebase is too small.
Please, check the INF-file for further information.


慣れないと、ちょっとビビります。なんせ英語だし。

TRNBuildはファイルの保存と同時に裏でTRNSYSの計算に必要なファイルを作成しています。そのファイルを生成する際に、入力されたデータに問題があるとファイル生成でエラーとして報告されます。


もちょっと具体的には伝達関数(レスポンスファクタ)を計算する際,応答係数が上手く計算できないためエラーを生じます。
これは熱伝導率が高く厚みが薄い材料では材料内を伝わる熱移動が非常に早すぎて,熱移動の時間遅れを表す応答係数を計算出来ないためのようです。

ありがちなのは折板屋根のように非常に薄い金属が含まれているケースです。こういう場合、熱容量を気にしなくて良いように熱抵抗(Massless layer)として入力すると計算できるようになります。

とは、いえWALLを一気に登録してしまうと、いったいどのWALLが原因なのか特定するのが難しくなります。

2012/9/18追記
TRNSYS17.1ではエラーメッセージと一緒に、原因になっているWall Typeの名前が表示されるようになりました。
ということで、17.1を使っている場合は以下は必要無いです。


そんな時に参考になるのが"INF-file"。
エラーメッセージ最後の行でも「Please, check the INF-file for further information.」とお願いされているので、エディタなどで開いてみます。編集中のBuiファイル(*.b17)と同じ名前で拡張子が*.infのファイルがそれです。

以下、ファイルの最後のところだけ抜粋したものです。ここにエラーメッセージの表示と同じものが書き出されています。



          ***** WALL TRANSFERFUNCTION CALCULATIONS *****


              ---------- WALL TYPE EXT_WALL            ----------

       THERMAL CONDUCTANCE, U=    44.29851 kJ/h m2K; U-Wert=     3.97983 W/m2K
              (incl. alpha_i=7.7 W/m^2 K and alpha_o=25 W/m^2 K)

                        TRANSFERFUNCTION COEFFICIENTS
   K            A              B              C              D

   0       9.5561828E+02    7.8164738E-02    5.4868756E+01    1.0000000E+00
   1      -1.6035231E+03    2.1907456E+00   -6.3497617E+01   -1.0921604E+00
   2       7.3084335E+02    2.9183426E+00    1.4814676E+01    2.2241025E-01
   3      -7.8305759E+01    3.9378281E-01   -6.0752051E-01   -4.1813636E-03
   4       9.5233107E-01    3.6991695E-03    6.4438896E-03    2.0465039E-06
   5      -3.4890872E-04    9.3794026E-07   -3.0118358E-06
  SUM      5.5847359E+00    5.5847359E+00    5.5847359E+00    1.2607052E-01

 UNABLE TO FIND A ROOT AFTER INDICATION THAT A ROOT EXISTED

 CHECK THE WALL TYPE AFTER THE LAST CALCULATED WALL
 OFTEN THE WALL CAPACITY IS TO SMALL TO CALCULATE A TRANSFER FUNCTION !

 CHECK ALSO YOUR TIMEBASE !



ここだけ見ると、どうもWALL TYPE EXT_WALLの計算でエラーが発生しているように見えます。このメッセージ紛らわしいんですが EXT_WALLまでは処理が終わってます。実は実際にエラーになっているのは、EXT_WALLの次のWALL TYPEなんです。←ここ大事。試験に出るよー。

じゃあ、どの材料が原因か確認するにはBuiファイル(*.b17)の方を調べる必要があります。
で、*.b17をエディタで開くと以下のような箇所が見つかります。


*-----------------------------------------
*  W a l l s
*----------------------------------------
WALL BND_WALL
 LAYERS   = PLASTERBOA FBRGLS_ASHRAE PLASTERBOA
 THICKNESS= 0.012      0.066         0.012    
 ABS-FRONT= 0.6   : ABS-BACK= 0.6
 EPS-FRONT= 0.9   : EPS-BACK= 0.9
 HFRONT   = 11 : HBACK= 11
WALL EXT_WALL  ←.INFで最後に書き出されていたWALL TYPE。これが原因に一見見える。
 LAYERS   = WD_SIDN_ASHRA 鋼材
 THICKNESS= 0.009         0.9
 ABS-FRONT= 0.6   : ABS-BACK= 0.6
 EPS-FRONT= 0.9   : EPS-BACK= 0.9
 HFRONT   = 11 : HBACK= 64
WALL EXT_ROOF  ←でもホントの原因は、こっちのWALL TYPE。
 LAYERS   = 鋼材  ←そしてこれが、そもそもの原因と思われる材料。
 THICKNESS= 0.001
 ABS-FRONT= 0.6   : ABS-BACK= 0.6
 EPS-FRONT= 0.9   : EPS-BACK= 0.9
 HFRONT   = 11 : HBACK= 64
WALL EXT_FLOOR
 LAYERS   = TMBR_FLR_ASHR INS_FLR_ASH
 THICKNESS= 0.03          0        
 ABS-FRONT= 0.6   : ABS-BACK= 0.6
 EPS-FRONT= 0.9   : EPS-BACK= 0.9
 HFRONT   = 11 : HBACK= 11



これで原因が特定できたので、あとはその部分をTRNBuildでMassless layerで差し替えてあげればOKです。

ちなみに、上記のように.INFファイルに手掛かりになるWALL TYPEが書き出されていないケースもあります。その場合は、WALL TYPEの最初でエラーになっています。つまり上の例だとBND_WALLに問題があるということですね。

てな、感じでエラーも理由が分かれば怖いことなし。がんばって建物を入力しましょう。





2011/11/24

欧米人は寒さにつよい?

寒いですね。そろそろコート買わなきゃと思っている今日この頃です。
寒風吹きすさぶなか、打ち合せに出たらTシャツに短パンの外国人に遭遇する。耳にはヘッドフォンだ。見るからに寒そうである。でも本人は音楽聴いててご機嫌さんだ。枯葉の舞う北風の中、寒くはないらしい。
翌日早朝、屋外のテーブルでワインを酌み交わす外国人2人組みに遭遇する。ボジョレーヌーボー?ってか寒くないのか?でも酔払ってご機嫌さんだ。底冷えする朝も寒くはないらしい。
欧米人って寒さに強いのな。体感温度って何だろう、って疑問の湧いた朝であつた。




2011/11/15

TRNSYSの紹介など

建物エネルギーシミュレーション勉強会(東京大学、今野先生)でTRNSYSの紹介の時間をいただきました。

TRNSYSの機能紹介など予定しています。

ESP-r、EnergyPlusの事例紹介もあるので、建物のシミュレーションにご興味のある方には、ちょっとお得な内容です。

2011/11/17(木)13:30からUstreamで配信の予定です。
配信はこちらから→http://www.ustream.tv/channel/opencae


2011/11/08

Radianceの入門書あったら欲しい?

このブログを2009年6月に解説して以来、2年ちょっと。なにげなくログの解析してみたら、top5にRadianceネタが3件もランクイン。

んんんんんん。。。。。

ネタ的にそれほど取り上げたつもり無かったので、かなり意外な結果。というかショックです。他にもいろいろシミュレーションのネタを書いてるのにだ。。。
それほどアクセス数があるブログでもないんですが、Radianceって、やっぱりユーザーの裾野が広いってことですかね?
もしかしてRadianceの入門書とか書いたら、そこそこ需要があるんだろうか?



2011/11/07

TRNSYSのコンポーネントの機能をまとめて調べる



しばらく前に「TRNSYSのコンポーネントの機能を調べる」っていうエントリーを書いたんですが、それの続きです。
これ書いている時に気づかなかった(というかドキュメントのどこにも書いてない気がする)機能で、複数のコンポーネントのドキュメントをまとめてHTML形式で書き出す方法です。

まず、Simulation Studioを起動したら、なにもプロジェクトが開かれていない状態でメニューから[File]-[Generate documentation...]を選択します。

すると書き出すProformaのフォルダのパスの入力画面が表示されるので、Proformasのフォルダ(通常は"C:\TRNSYS17\Studio\Proformas"が正しく選択されているか確認してOKボタンをクリックします。

すると、すごく似たような画面が再度表示されます。ここではドキュメントの書き出し先のフォルダを指定します。既定ではTRNSYS17のフォルダが選ばれれています。ここで問題なければOKボタンをクリックします。 

PCの性能やコンポーネントの構成にもよりますが2,3分待っていると以下のような画面が表示されます。ここでOKボタンを押したら終了です。


ブラウザが起動して、フォルダ分けした状態でコンポーネントの一覧が表示されます。Direct Access Toolbarと同じようにフォルダを開いていくと、最終的にコンポーネントの説明画面が表示されます。
※ただし、これInternet Explorer限定です。FirefoxとかChromeじゃフォルダクリックしても動かないです。シンプルなHTML形式の画面が表示されます。




この例では、まとめて書き出してしまってますが、フォルダ単位で書き出しできますので必要なコンポーネントだけ書き出すこともできます。例えば、HVAC関係のコンポーネントを書き出したいときは、書出しの際にHVACフォルダだけを選んで書き出すこができます。




2011/11/01

TRNSYS3Dを使ってみる、その4(Zoneを作成する)

TRNSYS3Dってドキュメントを読んでもZoneを一つ作るのも最初は結構大変です。慣れりゃなんてことない作業なんですけどね。
そんなわけで復習を兼ねてビデオを作ってみました。

制作時間2.5時間。結構手間がかかります。動画は一発撮りなので2,3回やり直しても15分ぐらい。そのあとアノテーション(吹き出し)を付けるのに2時間以上かかりました。
ちょっと手間なので、続きをどうしようかと考え中。。。
だれかボランティアで手伝ってくれないかな?

と、ここまで来て、ふとYouTubeで"TRNSYS3D"で検索したら、TRNSYS3Dのデモビデオがすでにあるじゃないですか!

aiguasol社のデモビデオ(たぶんスペイン語)

だれか、スペイン語分かる人、字幕付けてプリーズ。


関連リンク




2011/10/31

gbXML 5.0

気が付けばgbXMLのバージョンが5.0になってますね。
なっているというか、2011年11月4日までレビューのステータスです。このところ全然キャッチアップできていない。。。
詳しくはこちら→http://www.gbxml.org/currentschema.php

2011/10/28

TRNSYS3Dを使ってみる、その3(間仕切り壁を作る)


TRNSYS3Dのドキュメントには床/天井の作り方しか載っていないので、間仕切り壁に挑戦してみました。

まずはゾーンを2つ作ります。画面上ではゾーンが隣接していますが、データとしては別々のゾーンになっています。接している壁の属性を設定して間仕切りとし認識させます。
なお、右側のゾーンがROOM1、左側がROOM2という名前です。

まずは左側のROOM1のみ表示した状態にして(右側のゾーン、ROOM2を非表示にします)、間仕切りになる壁を選択状態にします。
メニューから[プラグイン]->[Trnsys3d]->[Object Info]を選んで「Object Info」ウィンドウを表示して、3カ所ほど設定を変更します。

Construction: ADJ_WALL       ←間仕切り用のWALLを選択
Outside Boudary Condition: Zone ←WALLが所属するZONEから見た外部の状態を選択
Outside Boudary Object: ROOM2 ← 隣接ずるゾーンを選択する

で、次は右側のROOM2だけを表示した状態にして、先ほどと同じように間仕切りの壁を選択状態にします。
「Object Info」ウィンドウで同じように設定を行います。ROOM2ではOutside Boundary Objectが先ほどとは逆にROOM1になる点に注意して設定します。
Construction: ADJ_WALL       ←間仕切り用のWALLを選択
Outside Boudary Condition: Zone ←WALLが所属するZONEから見た外部の状態を選択
Outside Boudary Object: ROOM1 ← 隣接ずるゾーンを選択する


.IDFに保存して、Simulation Studioに取り込んでTRNBuildで表示すると間仕切りとして読み込まれているのが確認できます。




基本的に、
・材料を同じにする。
・ConditionをZoneにする
・相手先のゾーンを指定する
という条件さえ間違えなきゃ認識してくれるようですね。


関連リンク

TRNSYS3Dを使ってみる、その2(SketchUp起動編)

Google SketchUpの起動。

  • テンプレートを選択する
起動するとテンプレートの選択画面が表示されます。ここではリストの真ん中ぐらいにある「エンジニア - メートル」を選択します。
なんで「建築デザイン」じゃないだという疑問は横に置いて、選択してください。(たぶん単位と精度の問題)


もし表示されなかったら[ヘルプ]->[SketchUpへようこそ」を選ぶと表示されます。

  • 点景の削除
起動直後の画面には点景が表示されています。なにかと作業の邪魔なので削除しておくのが無難です。
この点景、SketchUpのバージョン(テンプレート?)によって変わるようです。ちなみにver8.xで表示されているこの人はSusanさんです。マウスクリックで選択して、Deleteキーで削除します。

  • IDFファイルの保存
なにはさておきファイルを保存します。この時、いくつか注意点があります。

・保存は[プラグイン]->[Trnsys3d]->[Save]で行う。
すべてのデータはTRNSYS3D Pluginが管理します。このため必ずプラグインのコマンドを使って.IDFというファイル形式で保存する必要があります。
(SketchUpの*.skp形式の保存コマンドは使わなくてもOKです。というか紛らわしくなるので*.skpでは保存しない方がいいです

・ファイルの名前には必ず拡張子を含めて指定する。
細かい話ですが、ファイル名は指定された名前で"そのまま"保存されます。自動的に".IDF"のような拡張子はつけてくれないので、拡張子も含めて指定します。

これで準備が整ったので、あとはドキュメントに沿って作業を進めていきます。


  • その他の注意点
・元に戻す(Undo)が効かない
Pluginのコマンドに関しては「元に戻す」が適用されません。(プログラム処理している関係か?)
操作に失敗してしまったら、ひとつ前の作業に戻ってやり直します。

・保存はこまめに
「元に戻す」が効かないので、こまめに保存しましょう。必ずプラグインのメニューから保存してください。


つづく。

関連リンク



TRNSYS3Dを使ってみる、その1(準備編)

TRNSYS17からGoogle SketchUpでモデルが建物のモデルが作れるようになっています。それをやってくれるのがTRNSYS3Dというプラグイン。


以前はSimCADという建物のモデル(Buiファイル)を作るツールがありましたが、あれの3D版みたいなものですね。たぶん。TRNSYS3DはGoogle SketchUpを利用しますから、操作性は格段に良くなっています。(良くなっているはずです)

余談ですが、TRNSYS/TRNBuildを使っている人にはおなじみな話ですが、これって3Dの形状データって持ってないんですよね。TRNSYSを使い始めたころはかなり違和感がありました。だってねぇ、形状データがないんですよ。どうやって計算しているのか不思議でした。
実際、視覚的に形状を確認ができないなので、大きな建物になるとモデル作りは一苦労です。

前置きが長くなりましたが、インストールしてみましょう。作業自体はさほど難しいものでありませんが、変なところでパスワードが必要になったり、多少面倒なポイントがあります。その辺に注意しながら進めて行きます。


  • ドキュメント

メインのページ右下の「A4. 3D Building Tutorial」というのがそれ。印刷しておきます。


  • Google SketchUp

有償版でも無償版でもOKです。ver7.x、もしくはver8.x対応です。無償版は以下のページからダウンロードしてインストールします。
↑これ日本語版です。そもそもドキュメントが英語なので、記載されているコマンドの名称が違っていて読みにくいという話もあります。(英語表記のコマンドが日本語版のどの項目に対応しているのか探すのが面倒)
大人の判断でSkechUpも英語版をインストールするというのも一つの手です。
英語版Google SketchUpはこちら

  • プラグイン
2012/11/30追記
TRNSYS17.1からTRNSYSのインストーラーに含まれるようになっています。ということで以下省略でOKです。

TRANSSOLAR社(独)のサイトからダウンロードします。ドキュメントにURLが記載されていますが、なぜかドイツ語のページです。
英語のページは以下のURLになります。
http://www.trnsys.de/docs/trnsys3d/trnsys3d_download_en.php

プラグインをインストールす際にパスワードが必要になります。ダウンロードと併せてパスワードの申請も忘れずに行って入手しておきます。


つづく。

関連リンク


TRNSYS3Dを使ってみる、その1(準備編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その2(SketchUp起動編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その3(間仕切り壁を作る)
TRNSYS3Dを使ってみる、その4(Zoneを作成する)
TRNSYS3Dを使ってみる、その5(自動翻訳)
TRNSYS3Dを使ってみる、その6(TRNSYSへインポート)



2011/10/20

TRNSYSで地中温度

TRNSYS17から追加されたコンポーネントでType49 Slab on Gradeというのがあります。これ、タイトルに地中温度って書いてますが、Type56の地面側の温度を計算してくれるコンポーネントです。地中温度というとちょっと違うのかな?


それはさておき、ちょいちょい問い合わせがあるので使ってみました。と言ってもExampleを動かしてみただけなんですが、実際試してみていろいろと気づいた点などメモします。

  • Example

C:\Trnsys17\Examples\Slab on Grad
このフォルダに実際に動く例題が収められています。これを使って実際の動きを確認します。


  • チュートリアル

C:\Trnsys17\Documentation\TRNSYS_Multizone_Slab_Model_Tutorial.pdf
これが読んでみると、あっちこっち実際の内容と違います。どうも初期のバージョンに合わせて書いているらしく、実際のコンポーネントやツールの内容と違っている個所があります。


1.1.1 Implementing the Google SketchUp PlugIn
プラグインのファイル名が違ってます。
誤:SoilNoding_3D.rb
正:TRNSYS_SlabNodingProgram_V3.rb


1.1.2 TRNSYS Multizone Slab Google SketchUp Plugin
プラグインでパラメータを入力する際に表示されるメッセージでデフォルト値が表示されます。一見、そのままOKをクリックすればデフォルト値が入るような気になりますが、"0"として扱われてしまうようです。ここは、ちゃんと数字を入れる必要があります。(表示されているデフォルト値をキーボードから入力すればOK)

1.1.3 The ReportText File
プラグインが書き出すファイルの名前が違ってますね。
誤:"***_report.txt"と
正:"***_Soil Noding File.dat"


2.3 Surface ID Number
図が違ってます。Exampleのモデルだと、Surface ID # は1とかになります。

2.4 Connecting the Inputs of the Multizone Slab Component
冒頭で"The zone air temperatures(TAIR_ZONE#) and"とありますが、室温をつなぐ先はないので、たぶん誤記です。

以上。

2011/10/19

ニホンゴ、スコシ、ハナシマスー、なTRNSYSさん

TRNSYSの一つの難関が英語の壁。TRNSYSって世界中で使われていますが、ローカライズ版というのは(たぶん)存在しません。
Type56とかは、まれにドイツ語でエラーメッセージを表示して困惑させてくれますが、これは開発の拠点がドイツの会社だから。共通語は英語オンリーなTRNSYS。

基本的にメニューもドキュメントもメッセージもすべて英語です。うっかり日本語入れると文字化けしてしまって意味不明。
でも、ちょっと工夫するとSimulation Studioなど一部では日本語が使えるんです。で、実際にやってみたのが以下の画面。


見慣れたSimulation Studioの画面も日本語を表示すると新鮮な感じがしますよね。今まで英語しか通じないと思っていた外国人が片言の日本語なら通じるみたいな。

やり方はいたって簡単です。日本語を表示したいコンポーネントを選択状態にして、右クリックで表示されるメニューから「Properties...」を選択します。
ここで表示されるダイアログの「Font」タブで、日本語のフォントを選んであげると、日本語が表示できるようになります。
例)表示用に「メイリオ」を選択
あとは、コンポーネントを選んで、日本語の説明を入力してあげればOK。
ただ、この方法はコンポーネントによっては対応してません。
と、ここまで書いて若干不安になったんですが、TRNSYSはそもそも英語版のツールなので、日本語使うと予想もしない動きをするかもしれません。という事で試される場合は自己責任でお願いしますね。



2011/10/18

TRNSYSで日射障害物を扱う(つづき)

前回の「TRNSYSで日射障害物を扱う」では、ひとまず1方位分を試してみました。

方位は通常16方位ぐらいは使うので、せめて方位のガイドラインぐらいは一気に描きたいもの。ふつうCADだと等間隔でコピーする機能とかあるので、SketchUpの機能を探し見たらありました。

以下、簡単な操作方法のメモです。
前回の続きからですが、選択ツールで方位を表すガイドラインをクリックします。ちょっと画面分かりにくいですがガイドラインが選択されて青い色に変わります。
次に回転ツールを選択して、回転の中心になる位置をクリックします。この場合、日射を受ける面の直下の点を選んでいます。
 Ctrlキーを押しながら、回転の起点になる軸の上でクリックします。
 この状態でカーソルを上の方に動かすと、選択してたガイドラインのコピーが現れます。キーボードから22.5(360/16方位分の角度)を入力します。これで選択中のガイドラインが22.5度回転した位置に描かれます。
あとは、そのまま続けてキーボードから"16x"と入力すると等間隔(22.5度)を16回繰り返してガイドラインがコピーされます。
以上で、方位分のガイドラインは出来上がり。
良く考えたら"8x"でも良かったですね、これ。"16x"だと二重に描かれてしまいます。

以上、TRNSYSというよりSketchUpネタでした。

おまけ、とういうかメモ。
「回転ツール」の代わりに「移動ツール」で同じ作業をすると平行線が描けます。

TRNSYSで日射障害物を扱う

TRNSYSで地形や近隣の建物など日射障害物を扱う場合、Shading Mask(Type67)というコンポーネントが用意されています。
これ、計算には方位別(Surface Angle(α))の障害物の高さ(Angular Height(θ))を指定したデータファイルが必要になります。
計算の理屈としては分かるんですが、実際使おうと思うと方位別の角度(θ)を求めるのが正直面倒くさい。図面から一個一個、拾い出して角度を計算するのも大変ですよね。
これに関して立て続けに同じ相談をいただいたので、なんとか楽にできる方法がないか考えてみました。

やっぱり画面で確認できた方が楽なのでCADを使うのが良さそうです。基本的にCADならなんでも良いんですが、フリーで使えるSketchUpで試してみました。

最初に対象になる建物と日射障害になる近隣の建物を入力します。
で、日射障害の影響を受ける面の中心と障害物の稜線にガイドラインを描きます。ここまでできたらガイドラインの角度を「分度器」ツールで計測します。(下図の赤い線の部分の角度を測ります)
これで、角度が取れるので、後は方位別に同じ作業を繰り返してデータファイルを作成してゆきます。

注:赤い線は書き加えてます。実際には表示されません。

対象になる面や障害物が多いと、これでも大変そうですが、図面から追っていくよりは視覚的に判りやすいので間違いは少なさそうです。

おまけ
デフォルトの角度の表示は小数点以下1桁になっています。もうちょっと詳しく見たいときは[ウィンドウ]-[モデル情報]で角度の単位を変更することができます。

つづく

2011/10/13

TRNSYSでExcelを使う

TRNSYSには外部プログラムとデータをやり取りできるコンポーネントがいくつか用意されています。
換気計算のプログラムなど専門ツールとのやりとりもありますが、もっと一般的なプログラムとしてExcel用のコンポーネントも用意されています。

ちょっとした計算ぐらいだと、Excelで処理した方が楽なので試しに簡単なプロジェクトを作ってみました。
内容は時刻を基にサインカーブを描くだけのシンプルなものですが、以下の2通りの方法でExcelで計算してみます。

  • Excelの関数
  • VBA


まずは新規にプロジェクトを用意してコンポーネントをならべてつなぎます。Equation、Type62、Type65を配置して、つないで行きます。
完成するとこんな感じのシンプルなプロジェクト




コンポーネントの設定

  • Equa

0~360の値が欲しいので、変数"Degree"を用意して、mod()で値を生成します。



  • Type62

Special CardsでExcelのファイル名を指定します。


  • Excelのワークシート

順番逆になってしまいますけど、肝心のExcelのシートは予め用意されているワークシートをコピーして用意します。

このファイル→C:\Trnsys17\Examples\Data Files\Type62-CallingExcel.xls をプロジェクトのフォルダに"sample.xls"という名前でコピーします。
コピーしたら、ワークシートの"Output1"の項目に関数を入力します。

関数
=SIN(RADIANS(Inp1))


そしてVBAはワークシートに既存で含まれているTRNSYSという名前のサブルーチンを、がっさり以下のように書き換えます。
※最近のExcelだとデフォルトではVBAがインストールされていないようです。その場合はVBAの方は省略するか、別途VBAのインストールを行ってから作業を進めてください。
参考→ http://yasuda-style.blogspot.com/2011/03/xlsexcel2010.html


Sub TRNSYS(Optional Input1 As Variant, Optional Input2 As Variant, Optional Input3 As Variant)

    If IsMissing(Input1) Then Exit Sub
 
    Range("inp1") = Input1 'Type62のInput1をセルに書き込む
    Dim deg As Double
    deg = CDbl(Input1) ' VariantからDoubleへキャスト
 
    Range("Out2").Value = Sin(deg * 3.14 / 180) 'Sin値を計算してセルに書き込む

End Sub


ここまでできたら、あとはコンポーネントをつなぎます。


  • Equa ---> Type62



  •  Type62 ---> Type65


実行してサインカーブが表示されたら出来上がり。
 

関数で描いたカーブとVBAで描いたカーブが重なってしまって解りにくいですね。ちょっとずらせばよかったかな?

補足:
標準で"Examples\Calling_Excel"フォルダに2つ例が置いてあります。
一個はシートに含まれている、データを出力するデータリーダーのような使いかた、もう一つは入力データから図を作成(というかアニメーション)するサンプルです。



2011/09/29

TRNSYS/Online Plotterの便利な使い方

TRNSYSの計算結果を表示するのに定番で利用されるOnline Plotter。これのちょっと便利な使い方の紹介です。

Online Plotterでは結果がグラフで表示れるので、値の変化を見るのにはいいのですが、値をちゃんと確認したいときはちょっと困りものです。表示されている軸を見ながら、だいたいの値の読み取ることになります。

こんなときキーボードのShiftを押したままにすると、マウスのポインタの位置に白い縦棒が表示されます。その状態でポインタを動かすと、凡例の部分の値が、ポインタの位置に応じて表示されます。
正確な値を、ちょっと確認したいときに重宝します。

2011/09/27

TRNSYSのシミュレーション結果をExcelで表示する

TRNSYSでシミュレーションすると、結果は基本的にテキストファイルに書き出されます。
これが指数表記だったりして、かなり読みにくい。
こういうときにExcelを使うと重宝するわけで、しばらく前に「TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS」なんてエントリーを書きました。

よくよく考えたら、というかSimulation Studioのコマンド見ていたら、もっと簡単にExcelで扱える方法があるのに気付いたので、メモ的に書いておきます。

TRNSYS18と17では異なるので、バージョンに注意して下さい。ここではType25を例にしていますが、Type65でも同じ方法で直接Excelを起動してファイルを開くことができます。

2017/11/16更新 TRNSYS18の記載を追加した。

TRNSYS18,17共通

  • CSV形式の指定

TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS」を参考に出力ファイルの形式をCSV形式に設定します。


TRNSYS18

  • シミュレーション結果をExcelで開く

TRNSYSでシミュレーションを実行後、Type25をのアイコンを選択して、右ボタンのクリックで表示されるメニューの項目から「Open external files」の項目を選択します。

image

これで、Excelが起動して、計算結果が表示されます。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0015(64bit)


TRNSYS17

  • Excelの設定

まずはじめにSimulation Studioのメニューから [File] - [Settings...]を選択して、表示されたダイアログで「Directories」タブをクリックします。(下図の状態)


この画面でSPREAD applicationの項目にExcelのパスを指定します。(画面はOffice2010がインストールされているPCの例)

  • シミュレーション結果をExcelで開く

TRNSYSでシミュレーションを実行後、Type25のアイコンを選択して、右ボタンのクリックで表示されるメニューの項目から「Open in spreadsheet」の項目を選択します。
これで、Excelが起動して、計算結果が表示されます。

※:注意点
Type25の出力ファイルのパスと違うパスを参照するような操作をした後だと、出力ファイルが見つけられなくてエラーになることがあります。(Type25のファイルの書き出し先がカレントになっている前提になっている?)
そういう時はしょうがないので、Type25のExternal Fileの項目でファイルを再指定してください。
動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows7
TRNSYS17

2011/09/15

TRNSYSのプログラム的な側面


TRNSYSでBuilding Projectを選らんで新規に作ったプロジェクトを見てたら、Equationの一部にこんな式が含まれていました。

IT_H_0_0 = Max(Input4,0)
IB_H_0_0 = Max(Input5,0)

受け取った入力値と"0"で最大値を取っている、つまり0以下の値は0にまとめちゃってるわけですが、何のために?

Input4と5を辿っていくと、どちらも日射量関係の値。普通に考えればマイナスの値はないはずなのに?なぞは深まるばかり。

しばらく考えてて気が付いたんですが、TRNSYSもプログラムなので実数値の計算誤差はつきもの。小数点以下の小さい値で微妙な誤差が発生するときがまれにあります。プログラムを作った経験のある方だと、ああ、あれかと思える話ですが、理屈の上じゃマイナスにならないはずでも誤差がでることがあります。

よくある例はこんなの。0.1を10回足してみる。ちびっこでも解けそうな計算ですが、実際にEquationで書いてみると。。。

ten = 0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1

答え:"+9.9999999999999989E-01"
(普通の十進表記に直すと"0.99999999999999989")

てな具合に小数点以下10数桁目で微小な誤差がでます。

話を戻すと、普通はプログラムで誤差が出るようならキャップを掛けるような処理を入れるんですが、どうも用心のために入れているようです。

上記のようにEquationで計算するときも、同じようなケースがあてはまります。計算上変な値がでるんだけど、って時にはMaxを使って誤差分を修正する方法が役に立ちます。
(そもそも計算式が間違ってないことを確認してからの対策ですけどね)

ちなみに値が0から1になる計算であれば"Min(Max(val,0),1)"というようにまとめて書くと一回で済みます。





2011/09/09

BLK2011参加中

BIMの仮想コンペ、BLK2011(Build Live Kobe 2011)にPLAN-Bチームで参加中です。

チーム構成はこんな感じ↓
http://blkobe2011.seesaa.net/article/224574281.html

OffGridで温熱シミュレーション、SolarPower(開発中)で太陽光発電量のシミュレーションなどやっています。
PLAN-Bのブログサイト
http://blk2011-planb.blogspot.com/


しかし、寝不足で眠い。。。