建物自身の日射遮蔽効果を検討する

今回は久しぶりにTRNSYS3Dネタです。

ドキュメントを読んでいると。。。

Shading Device(庇とかブラインドなど)の項目を読んでいて、ふと、ある記述が気になりました。

ドキュメント 5.4.2.9 External and Internal Shasing Devices
ドキュメント 5.4.2.9 External and Internal Shasing Devices

見難いので拡大。

さらに拡大。

… self-shading of the building cab be applied.

建物自身の遮蔽効果も適用される。。。Σ(゚д゚;) ヌオォ!?

庇だけじゃなくて???

TRNSYS3DのShading Group

TRNSYS17からTRNSYS3Dで遮蔽物(Shading Group)を作ると、日射遮蔽物として扱われるようになりました。これを使って庇や近隣の建物の影響(開口部の直達日射の影響)が考慮できるようになっています。

それって、対象はShading Groupで作った図形限定だと思っていたんですが、建物自身も対象になるってこと?ホントに?

モデルを作って試してみる

こういう時は試してみるに限る。早速モデルを作ってみました。

建物の一部が日射遮蔽になるモデル
建物の一部が日射遮蔽になるモデル

いかにも建物形状で日射の影響を受けそうなモデル

かなりシンプルなモデルですが、Simulation Studioへインポートして次の2パターンで計算してみました。

  • 遮蔽なし

デフォルトの状態。直達日射の遮蔽計算に使用するShading matrix file(*.shm)がない状態

  • 遮蔽あり

Shading Matrix file(*.shm)がある状態

結果はというと。。。

で、計算してZoneに入る日射量を比較してみたのがこのグラフ。

明らかに結果違ってます。遮蔽あり(*.shmがある状態)で計算した方の日射量が少なくなっています。

Shading Groupのみ遮蔽物として扱われていると思い込んでいたんですが、建物自身もきっちり遮蔽の対象として考慮されているようです。

いまごろ気づいた。。。

しかし、これで凹凸のある建物でも日射の影響をちゃんと考慮できますね。

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