TRNSYSの基本操作ガイドを公開しました

TRNSYSの基本操作ガイドをGithubで公開しました。

Github/TRNSYS.JP

https://github.com/yuizi/TRNSYS.JP/tree/master/Docs

2種類のテキストを追加しています。

TRNSYS基本操作ガイド – Meteonorm編.docx

コンポーネントの配置、接続など、基本的な使い方をまとめています。

TRNSYS基本操作ガイド – 2室モデル TRNBuild.docx

TRNBuildを使って多数室モデル(2部屋のモデル)を実際に作成、計算するまでの操作手順をまとめています。

2014/11/20 追記

テキストはTRNSYS17.0対応になっています。TRNSYS17.1以降ではTRNBuildの動作がちょっと違います。

いじょ。

TRNSYS-USERS で調べ物

TRNSYSのメーリングリスト「TRNSYS-USERS」は何かと参考になる情報が集まっています。

初歩的な内容から専門的な内容までさまざまな情報交換が行われています。TRNSYSを使って困ったときなど,過去ログに助けられることもしばしば。

調べるには、まずはアーカイブ(過去ログ)のサイトにアクセスします。

The TRNSYS-users Archives

http://lists.onebuilding.org/pipermail/trnsys-users-onebuilding.org/

検索機能が用意されているので、調べたいキーワードを入力します。
例) TRNSYS3Dで窓の作りかとか調べたい

TRNSYS-USERSでキーワード検索
TRNSYS-USERSでキーワード検索

Searchボタンをクリックすると、やまほど結果が表示されます。

検索結果の一覧が表示される
検索結果の一覧が表示される

あまり大量に結果が表示された場合にはキーワードを追加するなどして、絞り込んでい行きます。

FORTRANのサンプルって探すの大変なんですよね。

ちと必要に迫られてFORTRANのサンプルを探してみる。
調べてみると数値計算で使う関数って製品化されているものや、オープンソースのものなどいろいろあるようです。
ちょっと時間があれば詳しく見てみたいところではあるんですが、導入にはそれなりに手間が掛かる。
ちょっとした計算だと、大規模なライブラリを導入するのも面倒。有料だと配布もしにくいし。

あっちこっち探していたら、それっぽいサイトを見つけたので忘れないようにメモ。

FORTRAN77 Source Codes
http://people.sc.fsu.edu/~jburkardt/f77_src/f77_src.html

TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(2)

AirlinkToDotの使い方

リポジトリ(https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot)にAirlinkToDotのインストーラーを追加しました。

setup.zipというファイルがそれです。

インストーラーは一般的な形式なので、ダウンロードして解凍したらダブルクリックで実行、何回かボタンを押せば終了です。

使い方を簡単にまとめます。

起動方法

スタートメニューから[TRNSYS.JP]-[AirlinkToDot]-[AirlinkToDot]を選んで起動します。

スタートメニュー
スタートメニュー

BuiファイルをGraphvis形式へ変換

AirlinkToDotの画面で、[Load Bui]をクリックして、Buiファイルを選ぶ、もしくはエクスプローラーからBuiファイルをAirlinkToDotのウィンドウへドロップします。

変換が終わるとGraphvis形式のデータが表示されます。

Graphvisを起動して、新しいファイルを用意したら、先ほどのテキストを選んでドロップします。

あとは、[Layout]ボタンをクリックで、ダイアグラムが描かれます。

レイアウトについて

さて、描かれたダイアグラムを見てみると。。。

横長で少々見にくいですね。

Graphvisには幾つかLayoutが用意されているので、変更してみます。

[Settings]アイコンをクリックして、Layout Engineの項目を変更します。

以下はsfdpを選んでLayoutした例です。

ずいぶん見やすくなりました。

ダイアグラムの記号

図の記号とTRNFlow/Airlinkの対応は次のようになっています。

◎ ZONE
○ External node
□ Auxiliary node
◇ Constant Pressure node
← Window,Door,Crack,Duct

ということで、TRNFlowの換気回路のデータを図として確認することができるようになりました。

2018/12/10 以下を追記

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GraphvizでTRNFlowの換気回路を描く(0) 
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(1)
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(2)
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(3)

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(1)

AirlinkToDot

少し前に試したGraphviz用のプログラムがひとまずできたので公開しました。

GitHub

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot

ひとまずソースコードの公開です。インストーラーは後で追加する予定です。

使い方

プログラムを起動したら、画面左上の「Load Bui」ボタンをクリックして、換気回路のデータを含んだBuiファイル(*.b17,*.bui)を開きます。

すると、画面にはGraphviz用のデータが表示されます。

このテキストをまるごとコピーして、Graphvizの画面に貼り付けます。

Graphvizを起動したら、左上のドキュメントのアイコンをクリックして新しいファイルを用意します。

クリップボードから先ほどのテキストを貼り付けます。

次に右端のLayoutアイコン(ランナーみたいなアイコン)をクリックすると、ダイアグラムが生成されます。

試しにTRNFlow_exampleのデータを描画した例。

2018/12/10 以下を追記

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GraphvizでTRNFlowの換気回路を描く(0) 
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(1)
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(2)
TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(3)

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

TRNSYS関係のリポジトリを作成しました

TRNSYS.JPリポジトリ

以前に公開したTRNSYS関係の投稿やスクリプトなどのデータをGithubのリポジトリにまとめました。

TRNSYS.JP
https://github.com/yuizi/TRNSYS.JP

ひとまず以下のデータを登録しています。

・TRNSYS入門(Word形式)

以前に書いた、投稿をまとめてWord形式のドキュメントにしてあります。

TRNSYS(1) TRNSYSとは?
TRNSYS(2) TRNSYSの仕組み
TRNSYS(3) アプリケーションの構成
TRNSYS(4) Simulation Studioの基本操作

・SketchUpのスクリプト(Ruby)

TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる
TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる(つづき)
TRNSYSのBuiファイルから形状を復元してみる(つづき、その2)

・エディタNotepad++の言語定義

TRNSYSのDckファイルを見やすくする
TRNSYSのBuiファイル(*.b17)を見やすくる

使い方

githubに登録して改良するのもありですが、単にダウンロードして使うのもありです。

リポジトリのurlへアクセスして、画面右下の「Download ZIP」をクリックするとZip形式で一式ダウンロードできます。

「Download ZIP」をクリック
「Download ZIP」をクリック

使い方については、それぞれフォルダごとにReadmeを用意してあるので、そちらをご参照下さい。

ライセンス

ライセンスはクリエイティブ・コモンズで、基本的に好きに使えて、改変も自由(非営利の場合)、再配布は同じ条件にしてあります。

quattro corporate design Co., Ltd. 作『TRNSYS.JP Library』はクリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

このフォルダに含まれるすべてのデータは非営利の利用に限定していますが、企業などで自習、参考資料などの目的で使用される場合を除きます。 その他の目的で商用利用が必要な場合は個別にご相談下さい。

GraphvizでTRNFlowの換気回路を描く(0)

換気回路

TRNFlowの設定画面見て、換気回路を想像するのって辛くないですか?私は辛いです。

TRNBuild/TRNFlow
TRNBuild/TRNFlow

なにかもっとビジュアルに確認する方法ないだろうかって思って探してたら、Graphvisが使えそうです。このツール、簡単なデータを記述すると自動でダイアグラムを描いてくれます。

思い立ったら早速。。。

簡単な記述でいいと言っても、TRNFlowのデータをそのまま表示できるわけはないので、少々工夫が要ります。

Bui(*.b17)のファイルを加工して、Graphvis形式に書出す簡単なプログラムを書いてみました。

仕組みは割と単純で、換気回路の定義部分からGraphVizのデータを生成しています。

以下は、Buiを一部抜き出したものですが、FRNODE、TONODEと記載されているところがZONEとかAuxiliary nodeになります。

LINK DS_001       : ID= 1 : FRNODE= KITCHEN    : TONODE= AN_001    
LINK CR_001       : ID= 2 : FRNODE= EN_003     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 3 : FRNODE= EN_004     : TONODE= STORAGE  
LINK CR_001       : ID= 4 : FRNODE= EN_004     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 5 : FRNODE= EN_003     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 6 : FRNODE= EN_001     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 7 : FRNODE= EN_001     : TONODE= STORAGE 

この部分をプログラムで、さくっと抜き出してGraphvisの形式に変換します。

で、出来上がったファイルをGraphVisで表示してみたのがこちら。

GraphViz
GraphViz

NODEの接続関係や、From/Toの向きが一目瞭然!

もっとも、NODEの位置関係とかいまいち(勝手にレイアウトされる)なのですが、チェック用には十分です。とりあえず仕組みはできたので、ちゃんとしたプログラムに仕上がったら公開します。

2018/12/10 以下を追記

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

TRNSYS3DってSktchUp 2014だと動かない?

なんかいつの間にかSketchUp 2014がリリースされてますね。。。
NewImage
添景がSophieさんに変わってる。バージョンアップごとに変えるのがルールなんだろうか?

TRNSYS3Dは動くかな?

以前に「TRNSYS3DってSketchUp2013じゃ動かないっぽい」ってエントリーを書いたんですが、今度はどうでしょうか?
SketchUpのサイトの注意書き「Installing Ruby Plugins (Extensions)」によると、どうもまたちょっとPluginの仕様が変わっているようです。

Attention! SketchUp 2014 has introduced new options for Ruby scripting which may have affected your favorite plugin. If you’re upgrading to SketchUp 2014 from a previous version please read our article on Plugin Compatibility with SketchUp 2014 before you start installing or transferring plugins.

とか記述があるので、なんか対策は取れるようです。
リンクを辿ると、いろいろと対策が書いてあります。
基本的には2014対応のプラグインを入手することが推奨されていますが、既存プラグインの対応も書いてあるので、順に試すと。。。

全滅です。

プラグインの仕様が変わったのが原因のようで、TRNSYS3Dのプラグインは起動時にエラーになってしまいます。
ということで、しばらくは引き続き2013、もしくは8を使う必要がありそうです。
ちなみに以前のバージョンはここからダウンロードできます。

ありがちなスケジュールをライブラリへ登録する

TRNSYS/TRNBuildには使いこなすと便利なスケジュールのライブラリ機能があります。
これなにかというと、スケジュールを設定する際に表示される”<<- Library”の項目から呼び出される機能です。
Library
この項目を選ぶと画面のようなダイアログが表示されて、ライブラリに登録されたスケジュールを選択することができます。
ScheduleLibrary 
ここで表示されるスケジュールって、ライブラリファイル(C:Trnsys17BuildingLibAmericanschedule.lib)を参照しているので、これを編集するとオリジナルのスケジュールを登録することができます。

まずはライブラリファイルを開いてみる

このファイルはテキストファイルなのでメモ帳とかで開くことができます。
標準だと、だいたいこんな感じの内容になっています。これってBuiファイル(*.b17)のスケジュールの項目とおんなじ形式です。

*——————————————————————————–
*  S c h e d u l e s
*——————————————————————————–
SCHEDULE WORKDAY
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE WEEKEND
 HOURS =0.0  1.0  24.0
 VALUES=0 0 0
SCHEDULE WORKLIGHT
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE DAYNIGHT
 HOURS =0.0  6.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE USE
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=WORKDAY WORKDAY WORKDAY WORKDAY WORKDAY WEEKEND WEEKEND
SCHEDULE LIGHT
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WEEKEND WEEKEND
SCHEDULE SETOFF
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT WEEKEND WEEKEND

TRNBuildでスケジュールを作る

これに書き加えればスケジュールを追加できるんですが、手作業でやると間違えやすいのでTRNBuildでなにか適当なファイルを用意して、オリジナルのスケジュールを作ってコピペします。
”MY_SCHEDULE”という名前でスケジュールを登録してみます。
MY SCHEDULE 

Buiファイルを保存して、メモ帳で開いてスケジュールの項目を探すと、こんな感じの行が見つかります。

SCHEDULE MY_SCHEDULE  ←いま登録したスケジュール
 HOURS =0.000 9.000 10.000 14.000 15.000 24.0
 VALUES=0 1. 0 1. 0 0

この部分(3行分)をコピーして、ライブラリファイルに貼り付けます。

*——————————————————————————–
*  S c h e d u l e s
*——————————————————————————–
SCHEDULE MY_SCHEDULE        ←ここから3行を追加した。
 HOURS =0.000 9.000 10.000 14.000 15.000 24.0
 VALUES=0 1. 0 1. 0 0 
SCHEDULE WORKDAY
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE WEEKEND
 HOURS =0.0  1.0  24.0
 VALUES=0 0 0
SCHEDULE WORKLIGHT
   :
  《以下省略》
   :

TRNBuildで確認

そしてTRNBuildで”<<- Library”を選んでライブラリを表示すると。。。
MySchedule登録済み 

無事に”MY_SCHEDULE”が表示されました。
こんな感じで良く使うスケジュールとかあらかじめ登録しておくとなにかと便利です。大勢で手分けして計算やる時とかも使いまわすと間違いもなくて済みます。