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2011/10/31

gbXML 5.0

気が付けばgbXMLのバージョンが5.0になってますね。
なっているというか、2011年11月4日までレビューのステータスです。このところ全然キャッチアップできていない。。。
詳しくはこちら→http://www.gbxml.org/currentschema.php

2011/10/28

TRNSYS3Dを使ってみる、その3(間仕切り壁を作る)


TRNSYS3Dのドキュメントには床/天井の作り方しか載っていないので、間仕切り壁に挑戦してみました。

まずはゾーンを2つ作ります。画面上ではゾーンが隣接していますが、データとしては別々のゾーンになっています。接している壁の属性を設定して間仕切りとし認識させます。
なお、右側のゾーンがROOM1、左側がROOM2という名前です。

まずは左側のROOM1のみ表示した状態にして(右側のゾーン、ROOM2を非表示にします)、間仕切りになる壁を選択状態にします。
メニューから[プラグイン]->[Trnsys3d]->[Object Info]を選んで「Object Info」ウィンドウを表示して、3カ所ほど設定を変更します。

Construction: ADJ_WALL       ←間仕切り用のWALLを選択
Outside Boudary Condition: Zone ←WALLが所属するZONEから見た外部の状態を選択
Outside Boudary Object: ROOM2 ← 隣接ずるゾーンを選択する

で、次は右側のROOM2だけを表示した状態にして、先ほどと同じように間仕切りの壁を選択状態にします。
「Object Info」ウィンドウで同じように設定を行います。ROOM2ではOutside Boundary Objectが先ほどとは逆にROOM1になる点に注意して設定します。
Construction: ADJ_WALL       ←間仕切り用のWALLを選択
Outside Boudary Condition: Zone ←WALLが所属するZONEから見た外部の状態を選択
Outside Boudary Object: ROOM1 ← 隣接ずるゾーンを選択する


.IDFに保存して、Simulation Studioに取り込んでTRNBuildで表示すると間仕切りとして読み込まれているのが確認できます。




基本的に、
・材料を同じにする。
・ConditionをZoneにする
・相手先のゾーンを指定する
という条件さえ間違えなきゃ認識してくれるようですね。


関連リンク

TRNSYS3Dを使ってみる、その2(SketchUp起動編)

Google SketchUpの起動。

  • テンプレートを選択する
起動するとテンプレートの選択画面が表示されます。ここではリストの真ん中ぐらいにある「エンジニア - メートル」を選択します。
なんで「建築デザイン」じゃないだという疑問は横に置いて、選択してください。(たぶん単位と精度の問題)


もし表示されなかったら[ヘルプ]->[SketchUpへようこそ」を選ぶと表示されます。

  • 点景の削除
起動直後の画面には点景が表示されています。なにかと作業の邪魔なので削除しておくのが無難です。
この点景、SketchUpのバージョン(テンプレート?)によって変わるようです。ちなみにver8.xで表示されているこの人はSusanさんです。マウスクリックで選択して、Deleteキーで削除します。

  • IDFファイルの保存
なにはさておきファイルを保存します。この時、いくつか注意点があります。

・保存は[プラグイン]->[Trnsys3d]->[Save]で行う。
すべてのデータはTRNSYS3D Pluginが管理します。このため必ずプラグインのコマンドを使って.IDFというファイル形式で保存する必要があります。
(SketchUpの*.skp形式の保存コマンドは使わなくてもOKです。というか紛らわしくなるので*.skpでは保存しない方がいいです

・ファイルの名前には必ず拡張子を含めて指定する。
細かい話ですが、ファイル名は指定された名前で"そのまま"保存されます。自動的に".IDF"のような拡張子はつけてくれないので、拡張子も含めて指定します。

これで準備が整ったので、あとはドキュメントに沿って作業を進めていきます。


  • その他の注意点
・元に戻す(Undo)が効かない
Pluginのコマンドに関しては「元に戻す」が適用されません。(プログラム処理している関係か?)
操作に失敗してしまったら、ひとつ前の作業に戻ってやり直します。

・保存はこまめに
「元に戻す」が効かないので、こまめに保存しましょう。必ずプラグインのメニューから保存してください。


つづく。

関連リンク



TRNSYS3Dを使ってみる、その1(準備編)

TRNSYS17からGoogle SketchUpでモデルが建物のモデルが作れるようになっています。それをやってくれるのがTRNSYS3Dというプラグイン。


以前はSimCADという建物のモデル(Buiファイル)を作るツールがありましたが、あれの3D版みたいなものですね。たぶん。TRNSYS3DはGoogle SketchUpを利用しますから、操作性は格段に良くなっています。(良くなっているはずです)

余談ですが、TRNSYS/TRNBuildを使っている人にはおなじみな話ですが、これって3Dの形状データって持ってないんですよね。TRNSYSを使い始めたころはかなり違和感がありました。だってねぇ、形状データがないんですよ。どうやって計算しているのか不思議でした。
実際、視覚的に形状を確認ができないなので、大きな建物になるとモデル作りは一苦労です。

前置きが長くなりましたが、インストールしてみましょう。作業自体はさほど難しいものでありませんが、変なところでパスワードが必要になったり、多少面倒なポイントがあります。その辺に注意しながら進めて行きます。


  • ドキュメント

メインのページ右下の「A4. 3D Building Tutorial」というのがそれ。印刷しておきます。


  • Google SketchUp

有償版でも無償版でもOKです。ver7.x、もしくはver8.x対応です。無償版は以下のページからダウンロードしてインストールします。
↑これ日本語版です。そもそもドキュメントが英語なので、記載されているコマンドの名称が違っていて読みにくいという話もあります。(英語表記のコマンドが日本語版のどの項目に対応しているのか探すのが面倒)
大人の判断でSkechUpも英語版をインストールするというのも一つの手です。
英語版Google SketchUpはこちら

  • プラグイン
2012/11/30追記
TRNSYS17.1からTRNSYSのインストーラーに含まれるようになっています。ということで以下省略でOKです。

TRANSSOLAR社(独)のサイトからダウンロードします。ドキュメントにURLが記載されていますが、なぜかドイツ語のページです。
英語のページは以下のURLになります。
http://www.trnsys.de/docs/trnsys3d/trnsys3d_download_en.php

プラグインをインストールす際にパスワードが必要になります。ダウンロードと併せてパスワードの申請も忘れずに行って入手しておきます。


つづく。

関連リンク


TRNSYS3Dを使ってみる、その1(準備編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その2(SketchUp起動編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その3(間仕切り壁を作る)
TRNSYS3Dを使ってみる、その4(Zoneを作成する)
TRNSYS3Dを使ってみる、その5(自動翻訳)
TRNSYS3Dを使ってみる、その6(TRNSYSへインポート)



2011/10/20

TRNSYSで地中温度

TRNSYS17から追加されたコンポーネントでType49 Slab on Gradeというのがあります。これ、タイトルに地中温度って書いてますが、Type56の地面側の温度を計算してくれるコンポーネントです。地中温度というとちょっと違うのかな?


それはさておき、ちょいちょい問い合わせがあるので使ってみました。と言ってもExampleを動かしてみただけなんですが、実際試してみていろいろと気づいた点などメモします。

  • Example

C:\Trnsys17\Examples\Slab on Grad
このフォルダに実際に動く例題が収められています。これを使って実際の動きを確認します。


  • チュートリアル

C:\Trnsys17\Documentation\TRNSYS_Multizone_Slab_Model_Tutorial.pdf
これが読んでみると、あっちこっち実際の内容と違います。どうも初期のバージョンに合わせて書いているらしく、実際のコンポーネントやツールの内容と違っている個所があります。


1.1.1 Implementing the Google SketchUp PlugIn
プラグインのファイル名が違ってます。
誤:SoilNoding_3D.rb
正:TRNSYS_SlabNodingProgram_V3.rb


1.1.2 TRNSYS Multizone Slab Google SketchUp Plugin
プラグインでパラメータを入力する際に表示されるメッセージでデフォルト値が表示されます。一見、そのままOKをクリックすればデフォルト値が入るような気になりますが、"0"として扱われてしまうようです。ここは、ちゃんと数字を入れる必要があります。(表示されているデフォルト値をキーボードから入力すればOK)

1.1.3 The ReportText File
プラグインが書き出すファイルの名前が違ってますね。
誤:"***_report.txt"と
正:"***_Soil Noding File.dat"


2.3 Surface ID Number
図が違ってます。Exampleのモデルだと、Surface ID # は1とかになります。

2.4 Connecting the Inputs of the Multizone Slab Component
冒頭で"The zone air temperatures(TAIR_ZONE#) and"とありますが、室温をつなぐ先はないので、たぶん誤記です。

以上。

2011/10/19

ニホンゴ、スコシ、ハナシマスー、なTRNSYSさん

TRNSYSの一つの難関が英語の壁。TRNSYSって世界中で使われていますが、ローカライズ版というのは(たぶん)存在しません。
Type56とかは、まれにドイツ語でエラーメッセージを表示して困惑させてくれますが、これは開発の拠点がドイツの会社だから。共通語は英語オンリーなTRNSYS。

基本的にメニューもドキュメントもメッセージもすべて英語です。うっかり日本語入れると文字化けしてしまって意味不明。
でも、ちょっと工夫するとSimulation Studioなど一部では日本語が使えるんです。で、実際にやってみたのが以下の画面。


見慣れたSimulation Studioの画面も日本語を表示すると新鮮な感じがしますよね。今まで英語しか通じないと思っていた外国人が片言の日本語なら通じるみたいな。

やり方はいたって簡単です。日本語を表示したいコンポーネントを選択状態にして、右クリックで表示されるメニューから「Properties...」を選択します。
ここで表示されるダイアログの「Font」タブで、日本語のフォントを選んであげると、日本語が表示できるようになります。
例)表示用に「メイリオ」を選択
あとは、コンポーネントを選んで、日本語の説明を入力してあげればOK。
ただ、この方法はコンポーネントによっては対応してません。
と、ここまで書いて若干不安になったんですが、TRNSYSはそもそも英語版のツールなので、日本語使うと予想もしない動きをするかもしれません。という事で試される場合は自己責任でお願いしますね。



2011/10/18

TRNSYSで日射障害物を扱う(つづき)

前回の「TRNSYSで日射障害物を扱う」では、ひとまず1方位分を試してみました。

方位は通常16方位ぐらいは使うので、せめて方位のガイドラインぐらいは一気に描きたいもの。ふつうCADだと等間隔でコピーする機能とかあるので、SketchUpの機能を探し見たらありました。

以下、簡単な操作方法のメモです。
前回の続きからですが、選択ツールで方位を表すガイドラインをクリックします。ちょっと画面分かりにくいですがガイドラインが選択されて青い色に変わります。
次に回転ツールを選択して、回転の中心になる位置をクリックします。この場合、日射を受ける面の直下の点を選んでいます。
 Ctrlキーを押しながら、回転の起点になる軸の上でクリックします。
 この状態でカーソルを上の方に動かすと、選択してたガイドラインのコピーが現れます。キーボードから22.5(360/16方位分の角度)を入力します。これで選択中のガイドラインが22.5度回転した位置に描かれます。
あとは、そのまま続けてキーボードから"16x"と入力すると等間隔(22.5度)を16回繰り返してガイドラインがコピーされます。
以上で、方位分のガイドラインは出来上がり。
良く考えたら"8x"でも良かったですね、これ。"16x"だと二重に描かれてしまいます。

以上、TRNSYSというよりSketchUpネタでした。

おまけ、とういうかメモ。
「回転ツール」の代わりに「移動ツール」で同じ作業をすると平行線が描けます。

TRNSYSで日射障害物を扱う

TRNSYSで地形や近隣の建物など日射障害物を扱う場合、Shading Mask(Type67)というコンポーネントが用意されています。
これ、計算には方位別(Surface Angle(α))の障害物の高さ(Angular Height(θ))を指定したデータファイルが必要になります。
計算の理屈としては分かるんですが、実際使おうと思うと方位別の角度(θ)を求めるのが正直面倒くさい。図面から一個一個、拾い出して角度を計算するのも大変ですよね。
これに関して立て続けに同じ相談をいただいたので、なんとか楽にできる方法がないか考えてみました。

やっぱり画面で確認できた方が楽なのでCADを使うのが良さそうです。基本的にCADならなんでも良いんですが、フリーで使えるSketchUpで試してみました。

最初に対象になる建物と日射障害になる近隣の建物を入力します。
で、日射障害の影響を受ける面の中心と障害物の稜線にガイドラインを描きます。ここまでできたらガイドラインの角度を「分度器」ツールで計測します。(下図の赤い線の部分の角度を測ります)
これで、角度が取れるので、後は方位別に同じ作業を繰り返してデータファイルを作成してゆきます。

注:赤い線は書き加えてます。実際には表示されません。

対象になる面や障害物が多いと、これでも大変そうですが、図面から追っていくよりは視覚的に判りやすいので間違いは少なさそうです。

おまけ
デフォルトの角度の表示は小数点以下1桁になっています。もうちょっと詳しく見たいときは[ウィンドウ]-[モデル情報]で角度の単位を変更することができます。

つづく

2011/10/13

TRNSYSでExcelを使う

TRNSYSには外部プログラムとデータをやり取りできるコンポーネントがいくつか用意されています。
換気計算のプログラムなど専門ツールとのやりとりもありますが、もっと一般的なプログラムとしてExcel用のコンポーネントも用意されています。

ちょっとした計算ぐらいだと、Excelで処理した方が楽なので試しに簡単なプロジェクトを作ってみました。
内容は時刻を基にサインカーブを描くだけのシンプルなものですが、以下の2通りの方法でExcelで計算してみます。

  • Excelの関数
  • VBA


まずは新規にプロジェクトを用意してコンポーネントをならべてつなぎます。Equation、Type62、Type65を配置して、つないで行きます。
完成するとこんな感じのシンプルなプロジェクト




コンポーネントの設定

  • Equa

0~360の値が欲しいので、変数"Degree"を用意して、mod()で値を生成します。



  • Type62

Special CardsでExcelのファイル名を指定します。


  • Excelのワークシート

順番逆になってしまいますけど、肝心のExcelのシートは予め用意されているワークシートをコピーして用意します。

このファイル→C:\Trnsys17\Examples\Data Files\Type62-CallingExcel.xls をプロジェクトのフォルダに"sample.xls"という名前でコピーします。
コピーしたら、ワークシートの"Output1"の項目に関数を入力します。

関数
=SIN(RADIANS(Inp1))


そしてVBAはワークシートに既存で含まれているTRNSYSという名前のサブルーチンを、がっさり以下のように書き換えます。
※最近のExcelだとデフォルトではVBAがインストールされていないようです。その場合はVBAの方は省略するか、別途VBAのインストールを行ってから作業を進めてください。
参考→ http://yasuda-style.blogspot.com/2011/03/xlsexcel2010.html


Sub TRNSYS(Optional Input1 As Variant, Optional Input2 As Variant, Optional Input3 As Variant)

    If IsMissing(Input1) Then Exit Sub
 
    Range("inp1") = Input1 'Type62のInput1をセルに書き込む
    Dim deg As Double
    deg = CDbl(Input1) ' VariantからDoubleへキャスト
 
    Range("Out2").Value = Sin(deg * 3.14 / 180) 'Sin値を計算してセルに書き込む

End Sub


ここまでできたら、あとはコンポーネントをつなぎます。


  • Equa ---> Type62



  •  Type62 ---> Type65


実行してサインカーブが表示されたら出来上がり。
 

関数で描いたカーブとVBAで描いたカーブが重なってしまって解りにくいですね。ちょっとずらせばよかったかな?

補足:
標準で"Examples\Calling_Excel"フォルダに2つ例が置いてあります。
一個はシートに含まれている、データを出力するデータリーダーのような使いかた、もう一つは入力データから図を作成(というかアニメーション)するサンプルです。