風は北から吹いてくる

TRNFlow/COMISのCp値は北が0°

TRNFlow/COMISで風向は北を0°として時計回りに東90°、南180°のように扱います。

注:TRNFlow/COMIS以外では南を0°として時計回りに扱います。

風圧係数を定義する場合も同じように北=0°で時計回り角度で扱います。

さて、風圧係数と言えば、参考資料としてドキュメントのAppendix Aの表にまとめられています。割とこの表の値を使うケースって多いと思いますが、でも、この表って南が0°で記載されているんですよね。

Wind Angle
Wind Angle

Appendix Aの表では南=0°

前述したようにTRNFlow/COMISでは北=0°で扱いますから、表の風圧係数は180°回転して読み替える必要があります。

例えば図のような南側の壁を例にとると、

表のFace1の値を180°づつずらすので、次のように定義します。

Cp values
Cp values

もしくは、Face1を180°読み替えるとFace2(Face1じゃないですよ)と同じになるので、Face2の値をそのまま使ってもOKです。

Appendix Aの表って、あちこちで参照されている表なので、TRNFlowのドキュメントでも、あえてそのまま掲載しているのだと思いますが、ちょっと紛らわしいですよねー。

なお、温熱のモデルでは南が0°なので注意して下さい。

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