TRNSYS16をVista,Windows7で使う

2011/3/31追記: Windows7であればXPモードで使うの安心、安全なようです。

今更ながらのネタですが、TRNSYS16をVista、Windows7で使う際の注意点です。

TRNSYS16では既定で”C:Program FilesTRNSYS16_1″にインストールを行います。
これが原因でVista以降では動作が怪しいときがあります。

TRNSYSは計算の途中でデータファイルやら中間ファイルやらをいろいろと必要としますが、インストール先が”Program Files”なので管理者権限がないと書き込みに失敗して動作しないことがあります。
管理者権限で作業すれば回避できますが、それでもエクスプローラーでファイルを確認しようとしても見あたらない、でもTRNSYSから開こうとすると見えるなんて不思議なことが発生します。

これはVista以降でセキュリティ関連が強化されたのが原因です。そもそも”Program Files”にファイルを頻繁に書き込むのは推奨されないようです。

で、対策ですが、これはすごく単純です。”Program Files”にTRNSYSをインストールしているのが原因なので、それ以外にインストールしてあげればオッケー。

例えばインストールする際に、インストール先として”C:TRNSYS16″とかを指定してあげれば回避できます。

注意点!!
オプションのコンポーネントとかアプリケーションをインストールする際も既定のフォルダに入れようとします。その都度、ただしパスを指定してあげてください。

WinMergeで結果を比較する

シミュレーションツールを使っていると、やたらとファイルを比較する機会があります。
例えば、条件を変えてシミュレーションを繰り返して結果を比較したい場合や、条件設定を変えたあとデータファイルのどこが変更されるか確認したい場合とかです。
後者はちょっとわかりにくい話ですが、TRNSYSとかCOMISってGUIで設定したデータをいったんファイルに書き出してから実行しています。ファイルの中身を確認したくなる時って結構あるんですね。

そんなときに便利なのがWinMergeというツール。
http://winmerge.org/

これもともとはプログラミンなんかでソースコードの比較やデータの比較に使うために入れてあるんですが、データを比較にするのにも重宝します。

上記のurlからダウンロードしてインストールしたら、使い方はすごく簡単。比較したいファイル2つを選んでマウスの右クリックで「WinMerge」を選ぶだけ。

以下はCOMISのCIFファイルを比較している例です。
ゾーンの温度の出力を追加する前後のCIFを比較ています。

変更前後のファイルを選らんで、WinMergeを選択

差分が表示されます

比べてみると、CIFのなかじゃ温度の出力って、こういう指定すんのね、”TZ”で指定すんだね、というのがすぐに確認できます。

COMISってGUIで設定を変更するのは簡単なんですが、基本的にCIFが読めないと使いにくいツールです。でもマニュアルからCIFの設定を探すより、GUIでちゃちゃっと変更して、差分を取るとCIFの設定項目を簡単に確認することができます。

このTypeはDirect Access Toolbarのどこにある?

前回の「Typeがわからない」の続きです。

あるTypeを使いたいとき、さて配置しようと思ったらどこにあるのか判らない、なんてことないですか?
Direct Access Toolbarって、フォルダの数も多いし、階層もあるので慣れないとTypeを探すのも一苦労です。

フォルダを一つ一つ開いて探すのもありですが、こういう時はマニュアルを検索するのが楽です。
マニュアルにはフォルダのパスまで書かれいるので、Typeの名前が判っていれば検索ですぐに見つけることができます。

以下、具体的な方法です。さがすのはType14です。

1.TRNSYSのマニュアルからStandard Component Overview を選んで開く。

2.検索する
検索のボックスに”Type14″と入力して検索開始。

3.該当箇所が表示されたら、パスをチェック
Typeの説明箇所が表示されたら、Proformaという項目をチェックします。(下図の赤い線のところ)

ここにパスが書いてあるので、これを参考にしてDirect Access Toolbarのフォルダをたどると、無事に目的のTypeにたどり着けます。

以上。

Typeがわからない

TRNSYSを使っていて困ることの一つに人が作ったプロジェクトだと、何のTypeを使っているのか判らないということがあります。

自分で作ったのならいざ知らず、サンプルなど参考にしてみようと思うと、見た目では使用されているTypeが何なのか解からないことがあります。
たとえばこんな感じです。

サンプルとかだと解かりやすくするため図のようにType名じゃなくて”Load profile”のように説明になっている事があります。(Type名をそのまま書いてくれりゃいいのに、これだとどのTypeか見た目じゃ解からない)

こんな時はアイコンを選んで、右ボタンクリックで表示されるメニューから”Proforma…”という項目を選択します。すると以下のようなダイアログが表示されます。赤い枠のところにTypeの番号が表示されるので、ここで確認することができます。

ちなみに、”Description”タブを選択すると何を行うTypeなのか、説明文が表示されます。

TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS

2011/9/27追記 
Excel使うならこちら「TRNSYSのシミュレーション結果をExcelで表示する」の方が使いやすいかも。
TRNSYSの計算結果をType65cやType65aを使って出力する場合のちょっとした工夫です。
ファイルに出力した結果をそのまま使うケースもありますが、たいていはExcelなどで表やグラフに加工して利用する場面が多々あります。そんな場合に設定をちょっとだけ変えてあげるとExcelで扱うのが簡単になります。
  • ファイル名の変更
既定では***.pltという独特の拡張子になっています。この拡張子を.csvへ変更します。拡張子を変更すると、ダブルクリックでExcelで直接開けるようになるので、作業が楽になります。
また、ファイル名も分かりやすい名前に変更しておくと良いでしょう。
  • デリミタをカンマに変更する
ファイルに書き出される値の区切りが既定ではブランクになっています。これをそのままExcelで読み込むと、一行分のデータが1個のセルに読み込まれます。もちろんExcelで読み込む際にちゃんと区切り位置を指定すればOKなんですが、何度もシミュレーションを繰り返しす時など、読み込む作業だけでも面倒になってきます。
ここでデリミタをカンマ(2)に変更してあげるとExcelが区切り位置を判定してくれるので、面倒がまた一つ減ります。ちなみにデリミタの設定はType25でも同じように行えます。

2017/11/16
動作確認を追記

動作環境
以下の環境で動作を確認しています。Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18(18.00.0015/64bit)

拡張アメダス気象データをWindows7で使うと。。。

久しぶりに拡張アメダス気象データ(AMeDAS)を使おうと思ったら変な動きをします。

具体的には気象データはDVDから読み込めたのに「データの表示」で選択肢の一覧に表示されません。
対応OSがXPなので、Windows7で使おうとしているのが駄目っぽいです。原因はおそらく、Vista以降のセキュリティ強化によるものみたいです。
素直にXPのPCを用意すればいいですが、それだけのために別のPCを使うのもめんどくさい。
対策:
試しにやったらできてしまったという感じですが、以下の手順です。試される方は自己責任でお願いします。
対策としてはEA DataNaviに管理者権限を割り当てます。
まず、EA DataNaviのプログラム本体をエクスプローラーで選択します。通常は”C:Program FilesAMeNETBin”フォルダにある”DataNavi.exe”がそれです。
このファイルを選択して、右ボタンをクリックして表示されるメニューから「プロパティ」を選択します。
表示されるダイアログで「互換性」タブを選択して、「すべてのユーザーの設定を変更」ボタンをクリックします。
特権レベルの項目で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックして「OK」ボタンをクリック。
以上で、おしまいです。

SolarDesignerのアイコンのひみつ

SolarDesignerのアイコンは、以前会社にいたデザイナーの女性が作ってくれました。

←これ

家の形と風の流れをあしらったデザインになっていますが、よーく見ると家は矢印の形をしています。風の流れの矢印とかけています。(そうだったらしい、ずいぶん前にデザイナーの子に聞いたんだが忘れた)太陽が右上に位置していて、そこからの日射を受けて家が暖まっている感じが出てないですか?

もともとのオリジナルは小玉先生が何かの機会に描かれたスケッチ風の絵を参考にアイコン化しています。(これも担当者の記憶がおぼろげで、ホントかどうか不明)

ちなみに、このアイコンをデザインしてくれたデザイナーさんは、いまは神主さんをしています。巫女さんじゃないですよ、神主さん(見習い?)です。
そういう話をするとアイコンがなんだかありがたく見えてきませんか?

SolarDesignerで日射し対策

ここのところ暑いですね。
うちのオフィスは東側に大きな窓があって、この時期は朝から日射しが入るので早朝から室温が上がり始めます。いちおうスクリーンで対策はしてありますが、前日に締め忘れて帰ったりすると、翌日出社する頃には室温が結構高くなっている事があります。

日射し対策というとSolarDesignerでは庇の検討例をよく紹介しますが、すでに建っている建物の日射し対策としては、後付けでスクリーンやすだれの効果を検討する事も出来ます。
やり方は非常に簡単で画面右側の「建物仕様」タブの「窓」の設定項目の下の方にある「日射透過係数」で設定します。通常は図のように100%が設定されてるので、検討するスクリーンやすだれに合わせて値を設定します。

で、スクリーンやすだれって具体的にどの程度の値になるかが肝心なわけですが、これらの値についてはSolarDesignerのマニュアルに記載があります。記載を参考にしながら値を入力していきます。

すだれを例にとると、マニュアルにも記載がありますがガラスの外側にかけるのか、内側(室内側)にかけるのかで、値が変わります。
例えば、すだれの遮蔽率を50%だとすると、次のような値になります。
ガラスの外側: 100-50(遮蔽率) = 50%
ガラスの内側: 100-0.5×50(遮蔽率)= 75%

これはあくまで目安なので、すだれにしても開閉状態(窓の半分だけとか)や種類に応じて調整する必要があります。
ちなみに、マニュアルに載っている以外のレースのカーテンや障子などについては「自立循環型住宅への設計ガイドライン」などが参考になります。

Microsoft Hohm を試してみました

マイクロソフト社の省エネ支援のウェブアプリケーションを、さくっと試してみました。

そもそもHohmとは。。。

住宅向けの省エネ支援のウェブアプリケーションです。住所と住宅の情報を入力すると光熱費の計算と、省エネの提案を行ってくれます。計算はローレンスバークレーで開発されたものを使っているようですが、どうも統計情報から計算しているようです。
Microsoft Hohm のホームページ
http://www.microsoft-hohm.com/

また、HohmについてはニュースサイトのC-NETがフォローしているようで、ずいぶん前から記事が掲載されています。
時系列で並べてみると、徐々に機能アップしているのがわかります。

2009/6/24
MSの無料のウェブアプリケーション「Hohm」–光熱費を節約するためのヒントを提供

2009/6/25
MSの最高研究戦略責任者C・マンディ氏が語る、「Hohm」の取り組み

2009/7/7

マイクロソフト、「Hohm」を米国で公開–光熱費節約を支援

2010/5/27

MS、家庭の省エネ達成度を点数化する新サービス「Hohm Score」をリリース

2010/7/28
MS、省エネ用ウェブアプリ「Hohm」の家庭用電気モニタ接続で提携
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20417498,00.htm

試用してみる

Hohmを使うにはWindows Liveのアカウントが必須になります。アカウントがあればすぐにサインアップできます。

Windows LiveのEmailアドレスを入力したら、次は住所を入力します。Hohmのサービス対象は米国内に限られるので、どこか適当なUSの住所を入力する必要があります。ここでは試しにMicrosoft本社の住所を入力してみました。

Emailアドレス、住所を入力して「Sign Up」をクリックすると、いきなりスコアが表示されます。なにも設定していなくても、既定値で計算してくれるようです。

次にHome Profileを選んで、住宅に関する詳しい情報を入力していきます。家の大きさや、暖冷房設備、家族構成など、基本的に選択肢から選ぶだけでOK

設定が終わると計算が始まります。しばらく待つと再計算されたスコアが表示されます。

設定を変えたらスコアが62から76にアップしています。おー、なんかちゃんと計算してくれているっぽい。
画面をスクロールしてい行くと、さらに詳しい情報が表示されます。
Microsoft本社って、温暖な地域なんですかね、暖冷房費が年間で$300ちょっとです。
逆にAppliancesが突出しているのがMicrosoft本社っぽいです。
どっちにしても金額ベースだと安いですね。(そもそも電気代が安い?)
しかし、お手軽なツールですね。