TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS

TRNSYSの計算結果をType65cやType65aを使って出力する場合のちょっとした工夫です。

ファイルに出力した結果をそのまま使うケースもありますが、たいていはExcelなどで表やグラフに加工して利用する場面が多々あります。そんな場合に設定をちょっとだけ変えてあげるとExcelで扱うのが簡単になります。

ファイル名の変更

既定では***.pltという独特の拡張子になっています。この拡張子を.csvへ変更します。拡張子を変更すると、ダブルクリックでExcelで直接開けるようになるので、作業が楽になります。

また、ファイル名も分かりやすい名前に変更しておくと良いでしょう。

 拡張子.csvのファイル名を指定する
拡張子.csvのファイル名を指定する

デリミタをカンマに変更する

ファイルに書き出される値の区切りが既定ではブランクになっています。これをそのままExcelで読み込むと、一行分のデータが1個のセルに読み込まれます。もちろんExcelで読み込む際にちゃんと区切り位置を指定すればOKなんですが、何度もシミュレーションを繰り返しす時など、読み込む作業だけでも面倒になってきます。

ここでデリミタをカンマ(2)に変更してあげるとExcelが区切り位置を判定してくれるので、面倒がまた一つ減ります。ちなみにデリミタの設定はType25でも同じように行えます。

ParameterタブでDelimiter(区切り文字)を2(カンマ)へ変更する
ParameterタブでDelimiter(区切り文字)を2(カンマ)へ変更する

2017/11/16 
動作環境を追記

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18(18.00.0015/64bit)

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