TRNSYSで間仕切りに窓をつける
2012年7月9日
2019年4月15日
間仕切りに窓って言うとなんか変な感じがしますが、内部開口について、立て続けに尋ねられたので、ちと、まとめてみようかと思います。
内部開口が必要なモデルはどんなモデルかと言えば、例えばこんなモデル。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-07-09_1718AdjWinModel.png?resize=320%2C192&ssl=1)
分かりやすいようにX-Rayモードで表示すると、こんなモデル。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-07-09_1718AdjWinModelX-Ray.png?resize=320%2C192&ssl=1)
断面を切って表示すると、こんなモデル。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-07-09_1720AdjWinModelSection.png?resize=320%2C192&ssl=1)
同じモデルを表示変えて出しましたが、ただやってみたかっただけです。すみません(._.)
外壁に開口部以外に、室内側にも開口があるようなモデルです。
住宅だと縁側、ビルだとダブルスキンのようなモデルです。
話を戻すと、TRNSYS17から内壁(Adjacent Wall)にもWindowを配置できるようになっています。
外壁上のWindowと区別してAdjacent Windowと呼びます。
上の図の例のようにTRNSYS3Dでモデル化したものを作るとAdjacent WindowとしてTRNBuildにインポートされます。
TRNBuildで見るとこんな感じ。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-07-09_1752TRNBuild.png?resize=320%2C167&ssl=1)
Adjacent Wallの中にWindowが入っているのがわかります。
通常のWindowとExternal Shading Factorがない以外は一緒ですね。
日射の影響もちゃんと考慮して計算してくれます。
これ分かりやすいようにTRNSYS3Dでモデルを作りましたが、TRNBuildで通常の手順で作ることも、もちろん可能です。
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TRNSYSで内部開口の作り方 | 建築環境工学系日記