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2013/01/31

TWINEの温度センサーで室温管理

先日購入したTWINE、どうも動きが怪しい。温度を摂氏で設定しても、華氏で判定しているような疑惑があります。しばらく放っておいたら、アップデートで摂氏の扱いが修正されたとか、やっぱりな話です。という事で再挑戦してみました。

条件設定

ブラウザを起動して、TWINEの設定画面で条件(Rule)を設定します。設定はすごくシンプルで、温度の条件と、動作を指定するだけです。普通のプログラミングでいうIf,Thenの条件判定と一緒ですね。
設定したのは温度センサーの値が一定になったら、携帯へメールを送るっていう、ちょー簡単な条件。

メールが届いた

そして待つこと数時間、おー、ちゃんと動いてる!メールが届いた。

良い感じで動いています。調子に乗って温度判定を細く設定。
若干、ウルサイことになりますが、センサーからメッセージが届くと、体感と室温のズレみたいなものが意識できます。どこが心地よい温度なのか気づくのにはいいかもです。


2013/01/28

TRNSYSのFORTRAN開発環境

TRNSYSの開発環境の話
FORTRANFORTRAN / goto_

TRNSYSの開発環境といえばインテルFORTRANが標準です。最新版は「インテル® Visual Fortran Composer XE 2013 Windows版」(以下、XE2013)です。
TRNSYSに添付するソリューションは、少し前のXE2011版用ですが、コンパイラの系列としては同じものなので2013でもビルドできます。

このXE2013はパッケージとして2種類販売されています。

インテル Visual Fortran Composer XE 2013 Windows 版 日本語版
インテル Visual Fortran Composer XE 2013 Windows 版 IMSL 同梱

IMSL(IMSL Fortran 数値計算ライブラリー)が同梱されるか、されないかの違いです。このライブラリには数値計算に便利な関数が大量に含まれています。計算によっては、かなり使い勝手の良いライブラリです。
価格が倍以上違いますが、予算的に余裕があれば購入して損は無いです。

が、最新版ではIMSLの配布条件が変更されています。詳細は販売代理店のサイトに記載がありますが、配布先にもライセンスが必要になります。
例えば、IMSLの関数を利用して開発したコンポーネントを配布しようとすると、配布を受ける側にもライセンスが必要になります。

特定の計算用途で開発者自身が使用する場合は問題になりませんが、将来的に配布や販売などを想定している場合は、この配布条件に注意が必要です。無償で公開しようとしたら、IMSLの配布条件できない、なんてことが想定されます。注意して下さい。

2013/01/23

TRNSYS3Dでモデルが変なコトに。。。

昨日の記事で使ったデータを再読み込みしてみたら、おかしなことになってしまいました。
データの作り方によるのか、一部の面が消えてしまっています。なぜ??
あれこれ試行錯誤しながらモデルを作りなおして、保存&読み込みを繰り返して試してみました。

原因は「プッシュ/プル」か?

何度かモデルを作りなおして気が付きましたが、どうも「プッシュ/プル」の使い方で、うまく行かないケースがあるようです。

駄目なケース

「プッシュ/プル」で面をひき出す


大丈夫なケース

「プッシュ/プル」で側面から切り欠く

「移動」で変形する

まとめと。。。

どうも「プッシュ/プル」で面を引き出すと、側面部分(庇状の出っ張り部分)の面処理がうまくいっていないようです。
このため、側面から切り欠くようにしたり、「移動」コマンドで加工するとうまくいきます。

確認のため開発元のTRANSSOLAR社にも問い合わせたところ「『移動』だと問題起きないよ」という返事が返ってきました。いや、そういうこっちゃないんだけどな。
ともあれ、図形を加工する際にはしばらく注意が必要ですね。

2013/1/24 追記 続報
この件はOpenStudioとSketchUpの処理で起きている現象のようです。TRNSYS3Dは元々NRELで公開されているOpenStudioのPluginをベースに開発されています。
ソフトウェアとしては、以下の様な構成になっています。

SketchUp + OpenStudio + TRNSYS拡張

モデリングに関してはOpenStuido側で処理しており、開発元でも対応できないようです。逆に言うとOpenStudioの今後のバージョンアップで直ってしまう可能性もあります。ということで、今後のバージョンアップに期待したいところです。

2013/01/22

建物のそのものの日射遮蔽効果

今回は久しぶりにTRNSYS3Dネタです。

ドキュメントを読んでいると。。。

Shading Device(庇とかブラインドなど)の項目を読んでいて、ふと、ある記述が気になりました。
見難いので拡大。
さらに拡大。

... self-shading of the building cab be applied.

建物自身の遮蔽効果も適用される。。。Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
庇だけじゃなくて???

TRNSYS3DのShading Group

TRNSYS17からTRNSYS3Dで遮蔽物(Shading Group)を作ると、日射遮蔽物として扱われるようになりました。これを使って庇や近隣の建物の影響(開口部の直達日射の影響)が考慮できるようになっています。
それって、対象はShading Groupで作った図形限定だと思っていたんですが、建物自身も対象になるってこと?ホントに?

モデルを作って試してみる

こういう時は試してみるに限る。早速モデルを作ってみました。
いかにも建物形状で日射の影響を受けそうなモデル

かなりシンプルなモデルですが、Simulation Studioへインポートして次の2パターンで計算してみました。

  • 遮蔽なし

デフォルトの状態。直達日射の遮蔽計算に使用するShading matrix file(*.shm)がない状態

  • 遮蔽あり

Shading Matrix file(*.shm)がある状態

結果はというと。。。

で、計算してZoneに入る日射量を比較してみたのがこのグラフ。
明らかに結果違ってます。遮蔽あり(*.shmがある状態)で計算した方の日射量が少なくなっています。
Shading Groupのみ遮蔽物として扱われていると思い込んでいたんですが、建物自身もきっちり遮蔽の対象として考慮されているようです。
いまごろ気づいた。。。

しかし、これで凹凸のある建物でも日射の影響をちゃんと考慮できますね。






2013/01/21

TRNSYS(4) Simulation Studioの基本操作

Simulation Studioを使って、コンポーネントを組み合わせて実際に計算できるモデルを作成します。

実際にPC上で試していみたい方は、デモ版が用意されています。こちらを参考にダウンロードしてお試し下さい。

Simulation Studioの画面構成

Simulation Studioの画面は3つの機能で構成されています。中にはメニュー項目にしかない機能もありますが、当面はこの3つの機能が分れば主な作業は行えます。

Project Toolbar

プログラムの実行やコンポーネントの配置のアイコンなど、Simulation Studioで作業する時に必要な項目が並んでいます。

Assembly Panel Window

コンポーネントを配置して計算を組み立てる画面です。ここにコンポーネントを配置して、モデルを組み立てて行きます。

Direct Access Toolbar

TRNSYSのコンポーネントが種類別にフォルダ分けされて表示されています。ここからコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置します。


コンポーネントの配置と接続

試しに実際に動くモデルを作ってみます。気象データを読みだして、画面にグラフ表示する基本的なモデルを作成します。
今回は操作が解りやすいように動画を作成してみました。ご覧ください。


どうです?簡単な操作でモデルが組み立てられるのがお分かりいただけると思います。
これはかなりシンプルな例ですが、複雑な計算でも基本的に同じようにコンポーネントの配置、接続を繰り返して組立てて行きます。


この例で使ったコンポーネントは以下の2つです。デモ版で試される場合は、以下のフォルダから選んで配置してみて下さい。

気象データリーダー(Type15-6)

気象データのファイルからデータを読み込んで出力するコンポーネントです。TRNSYSに標準添付するMeteonorm(TM2)形式のデータを読み込んでOutputの項目として出力します。

 オンラインプロッター(Type65c)

他のコンポーネントから受け取ったデータをグラフとして表示するコンポーネントです。Inputの項目として他のコンポーネントからデータを受け取ります。

コンポーネント接続

コンポーネントを配置したら下図のように接続します。
 Type15-6のOutputsとType65cのInputsの接続は以下のようにします。
ここまで出来たら、あとはRunで実行すると動画のようなグラフが表示されます。


つづく。


関連リンク:




2013/01/18

個人向け気象観測機「netatmo」

CESの記事を見ていたら、個人向け気象観測機「netatomo」というのが紹介されていました。

PC Watch 【CES 2013レポート】CES Unveiled編

計測するのは空気の汚染度/室温/外気温/気圧/天候/騒音/湿度/二酸化炭素濃度/天候。収集されたデータは、iOS/Android端末を使って屋内、屋外をそれぞれモニターできる。」


気温、湿度はともかく、騒音とか二酸化炭素濃度とか微妙に気になる。(しかし天候ってのはなんだ?)

ところで、これが詳しい内容を調べようと、ググってもまったく引っかからない。正確に言うと、上記の記事以外見つからない。ほんとに存在しているのでしょうか、これ???

google先生でも知らいないことがあるのか?ふむ、先生を変えてみました。
bing.com →やっぱり知らない。
yahoo.co.jp →やっぱり知らない。
yahoo.com:先生 →知ってた!yahoo.com すげー。

ということで情報にたどり着きました。
http://www.netatmo.com/

いま気がついたが、記事の商品名スペル間違っているじゃないか。
netatomoじゃなくてnetatmoです。

それにしても製品名そのまま、あまりにもストレートなurl!


お値段169€のお手頃価格。日本から買えるのかな?

2013/1/19 追記
問い合わせたらEUと北米しか発送してないとのこと。残念。


2013/01/12

TWINEを購入してみた

予約してあったTWINEが届きました。早速セットアップして試してみました。
これ何かというと、なんだろ?適当な名称が思いつかなんだけどWiFi付きの温度センサー?センサーの値を条件にメールやらTwitterやらにメッセージを送ったりできるガジェットです。
(詳しくはWIREDのこの記事が参考になります。)

動きを設定してみる

WiFiにつなぐと、専用のサーバ経由で制御方法(Rule)を設定することができます。条件(WHEN)と実行内容(THEN)を選択して動きを設定。TWINE本体にダウンロードすると、これで準備OK.
設定したのは温度センサーの値が23℃以下になったらメールでお知らせ。

しかし、動かん。メールが届きません。設定したタイミングなのか?もしくはサーバがまだまだちゃんとしていなのか?

実際使って気になったったポイント


  • 温度が1℃単位

これは0.1℃の解像度は欲しい。

  • センサーの動作のタイミング

数秒間隔で値を拾うかと思えば、数分、数時間と不定期に動作しているっぽい。電池が少なくなると、さらに間隔が広がる。定期的に動作する設定ないのか?

  • 電池の減りがはやい

だいたい2週間ぐらいで電池がなくなりました。電池が減ってくると、ユーザー登録した際のアドレスにメールが届きます。そういう意味じゃ電池切れの心配はないですが、もっと持って欲しい。

なんだかネガティブな内容になってしまいました。出荷が始まったばかりで、ソフトウェアはまだまだ開発が追いついてない感じです。Twitterとか、まだ実装されいないし、もうしばらく試してみたいと思います。






2013/01/11

TRNSYS(3) アプリケーションの構成

前回、モジュラーアプローチについて説明しました。TRNSYSでは基本的な計算機能や機器をモジュール、あるいはコンポーネントと呼ばれる単位で提供されると書きましたが、他にもTypeという呼び方もあります。
少々紛らわしですが、TRNSYSのドキュメントでは特に区別していなければ基本的に同じ物を指します。

今回からはモジュールを並べて何か動くものを組み立ててみたいと思います。さてその前に、使用するアプリケーションの紹介です。

TRNSYSのアプリケーション

TRNSYSには計算を行うためのアプリケーションが複数提供されています。それぞれ計算の目的や内容応じて使い分けます。

  • Simulation Studio

コンポーネントの配置、接続、そしてシミュレーションの実行を行うアプリケーションです。
基本的にこのアプリケーションだけあればTRNSYSの計算の組立から実行まで行えます。ほとんどの作業はこのツールから行うため、TRNSYSというとこのアプリケーションの画面を思い浮かべる方が多いようです。

  • TRNBuild


住宅やオフィスなど建物を扱う場合にTRNSYSではType56(Multi-Zone Building)というコンポーネントを使用します。いわゆる多数室モデルを扱うコンポーネントです。
多数室を構成する部屋や壁の材料など物理的な条件、在室者や照明など発熱体や換気など時間によって変化する条件など、計算に必要な設定を行います。他のコンポーネントに比べると遥かに設定項目が多いため、専用のアプリケーションが用意されています。
このアプリケーションで建物データの作成、編集を行います。

  • TRNSYS3D


多数室モデルを作成するためのアプリケーションです。SketchUpのプラグインとして動作します。TRNBuildで建物のデータを作成する際に、その前段階として3Dの画面上で建物の形状を入力することができます。(TRNbuildでも形状データの入力は可能ですが、図面からの拾い出し&入力になります。TRNSYS3Dでは形状を効率良く作成することができます。)

  • TRNEdit


TRNSYSで計算を実行する際に使用するDckファイルの編集アプリケーションです。
前々回、すこし触れましたが、Simulaiton Studioで計算を行う場合、Dckファイルはバックグランドで自動的に生成されます。と言うことで普段はあまりお目にかかりませんが、計算ごとに必ず作成されています。
DckファイルはTRNSYSの計算エンジンに対して、どういう順番で計算を行うのか、具体的に定義したファイルです。言ってみれば計算の指示書です。
中身はテキストファイルなので、メモ帳などで開いて見ることができます。このファイルを書き換えて、条件を変更して実行することも可能です。
詳しくは以前のエントリ(TRNEditで条件を変えてTRNSYSを繰り返し実行する)を参照して下ください。


次回はSimulaiton Studioを使って基本的な操作方法をご紹介したいと思います。

つづく。


関連リンク: