TRNFlowの換気回路と温熱計算

TRNFlowのドキュメントの和訳をすすめていて、今更ながらモデルの作り方で気がついた事があります。

TRNFlowでは温熱モデルと換気モデルの連成計算が可能です。すでに作成済みの温熱モデルに、換気ファンやダクト、隙間などを追加して連成計算できます。

と、こういう説明をしてしまうと、あたかも建物全体の換気回路網を定義する必要があるように思えます。(というか思ってました)

ドキュメントに次のような記述があります。

注:温熱のモデルのすべてのAirnodeを換気回路の一部として接続する必要はありません。建物の一部は温熱のモデルとしてモデル化できます。接続されていないAirnodeでは、Infiltration(漏気)、Ventilation(換気)、およびカップリング(Coupling)で定義された空気の流れが使用されます。 接続されたAirnodeと接続されていないAirnodeとの間のカップリングは、接続されたAirnodeの流量バランスを乱さないようにゼロに設定されます。

TRNFlow Manual, 3.3.3 Thermal Airnode Node より

ということは機能的には、建物一部分だけ換気・温熱の連成で解けるって事ですね。

建物全体の換気回路網を作ろうとすると大変ですが、部分的に換気計算で解きたいケースってありそうです。

例えば、 吹き抜け部分だけ温度差換気(重力換気)、それ以外の部屋は温熱のモデルとして換気を「条件」(例えば0.5回換気/hで固定)で解けると。。。

2階は温熱換気連成で温度差換気
2階は温熱換気連成で温度差換気

柔軟な建物モデルの構成ができそうです。

動作環境

以下の環境のドキュメントに基づいています。
Windows10 Pro(64bit, 1909)
TRNSYS18.02.0002(64bit)
TRNFlow 1.4

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