TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(3)

前回から一年ぶりの続編です。

TRNFlowのデータ(Bui)から換気回路のデータを取り出して、GraphVisのデータに変換するプログラムを作りました。久しぶりに使ったら、いちいちGraphVisを起動してデータをコピペするのが面倒になってきました。

もう変換したら、そのままGraphVisで画像生成して、表示までやってしまう処理を追加しました。

実際に動かしてみたのが、下の画面。

実行画面
実行画面

buiを指定すると、Graphvisの*.gv形式に変換、そのまま画像表示します。

例によって更新プログラムは以下のリポジトリで公開中です。

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot

インストーラーは時間のあるときに更新予定です。

2018/12/10 以下を追記

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TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(3)

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(2)

AirlinkToDotの使い方

リポジトリ(https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot)にAirlinkToDotのインストーラーを追加しました。

setup.zipというファイルがそれです。

インストーラーは一般的な形式なので、ダウンロードして解凍したらダブルクリックで実行、何回かボタンを押せば終了です。

使い方を簡単にまとめます。

起動方法

スタートメニューから[TRNSYS.JP]-[AirlinkToDot]-[AirlinkToDot]を選んで起動します。

スタートメニュー
スタートメニュー

BuiファイルをGraphvis形式へ変換

AirlinkToDotの画面で、[Load Bui]をクリックして、Buiファイルを選ぶ、もしくはエクスプローラーからBuiファイルをAirlinkToDotのウィンドウへドロップします。

変換が終わるとGraphvis形式のデータが表示されます。

Graphvisを起動して、新しいファイルを用意したら、先ほどのテキストを選んでドロップします。

あとは、[Layout]ボタンをクリックで、ダイアグラムが描かれます。

レイアウトについて

さて、描かれたダイアグラムを見てみると。。。

横長で少々見にくいですね。

Graphvisには幾つかLayoutが用意されているので、変更してみます。

[Settings]アイコンをクリックして、Layout Engineの項目を変更します。

以下はsfdpを選んでLayoutした例です。

ずいぶん見やすくなりました。

ダイアグラムの記号

図の記号とTRNFlow/Airlinkの対応は次のようになっています。

◎ ZONE
○ External node
□ Auxiliary node
◇ Constant Pressure node
← Window,Door,Crack,Duct

ということで、TRNFlowの換気回路のデータを図として確認することができるようになりました。

2018/12/10 以下を追記

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

TRNFlowの換気回路をGraphvizで描く(1)

AirlinkToDot

少し前に試したGraphviz用のプログラムがひとまずできたので公開しました。

GitHub

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/Tools/AirlinkToDot

ひとまずソースコードの公開です。インストーラーは後で追加する予定です。

使い方

プログラムを起動したら、画面左上の「Load Bui」ボタンをクリックして、換気回路のデータを含んだBuiファイル(*.b17,*.bui)を開きます。

すると、画面にはGraphviz用のデータが表示されます。

このテキストをまるごとコピーして、Graphvizの画面に貼り付けます。

Graphvizを起動したら、左上のドキュメントのアイコンをクリックして新しいファイルを用意します。

クリップボードから先ほどのテキストを貼り付けます。

次に右端のLayoutアイコン(ランナーみたいなアイコン)をクリックすると、ダイアグラムが生成されます。

試しにTRNFlow_exampleのデータを描画した例。

2018/12/10 以下を追記

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

GraphvizでTRNFlowの換気回路を描く(0)

換気回路

TRNFlowの設定画面見て、換気回路を想像するのって辛くないですか?私は辛いです。

TRNBuild/TRNFlow
TRNBuild/TRNFlow

なにかもっとビジュアルに確認する方法ないだろうかって思って探してたら、Graphvisが使えそうです。このツール、簡単なデータを記述すると自動でダイアグラムを描いてくれます。

思い立ったら早速。。。

簡単な記述でいいと言っても、TRNFlowのデータをそのまま表示できるわけはないので、少々工夫が要ります。

Bui(*.b17)のファイルを加工して、Graphvis形式に書出す簡単なプログラムを書いてみました。

仕組みは割と単純で、換気回路の定義部分からGraphVizのデータを生成しています。

以下は、Buiを一部抜き出したものですが、FRNODE、TONODEと記載されているところがZONEとかAuxiliary nodeになります。

LINK DS_001       : ID= 1 : FRNODE= KITCHEN    : TONODE= AN_001    
LINK CR_001       : ID= 2 : FRNODE= EN_003     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 3 : FRNODE= EN_004     : TONODE= STORAGE  
LINK CR_001       : ID= 4 : FRNODE= EN_004     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 5 : FRNODE= EN_003     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 6 : FRNODE= EN_001     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 7 : FRNODE= EN_001     : TONODE= STORAGE 

この部分をプログラムで、さくっと抜き出してGraphvisの形式に変換します。

で、出来上がったファイルをGraphVisで表示してみたのがこちら。

GraphViz
GraphViz

NODEの接続関係や、From/Toの向きが一目瞭然!

もっとも、NODEの位置関係とかいまいち(勝手にレイアウトされる)なのですが、チェック用には十分です。とりあえず仕組みはできたので、ちゃんとしたプログラムに仕上がったら公開します。

2018/12/10 以下を追記

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。