TRNSYS17と16の互換性
2010年7月8日
2019年4月16日
先週からTRNSYS17のリリースが始まりました。まずは既存のプロジェクトの扱いはどうなのか試してみました。
使っているアプリケーションで新バージョンがリリースされると、いままでのデータはどうなっちゃうのって話が必ず出てきますがTRNSYS17の資料によると、TRNSYS16→17についていえば既存のプロジェクトは開けるとあるので、問題なさそうです。
が、実際に試してみると、プロジェクトを開いた直後に以下のようなメッセージが表示されます。
![プロジェクトを開くとType56に関するメッセージが表示される](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/FileOpen.png?resize=320%2C138&ssl=1)
こういう表示がいきなり出ると少々困惑します。
基本的に17は16の上位互換になっているようですが、Type56に関しては機能が増えている分、必要とする入力が増えています。このメッセージはそのあたりの注意を促しているようです。
で、どうすりゃいいのという話ですが、前出の資料によれば、ここで表示されている入力(GRDREF,TSGRD,AZEN,AAZM)のうち、実際につなぐ必要があるのはTSGRDだけで良いようです。その他については新しく追加されたRadiation関連の機能で使われるものらしく、従来のモデルではひとまずつながなくても大丈夫。
それでTSGRDですが、これはambient temperatureをつなげとあるので、単に気象データから外気温のデータを渡してあげれば良さそうです。
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TRNSYS/Type56の新パラメーター | 建築環境工学系日記