TRNSYSのリストファイルのサイズが10GB超!?
2012年12月5日
2019年4月15日
複雑な計算を始めたら収束しなくなってしまいました。パラメータをあれやこれや調整しながら再計算。やっぱり途中で止まってしまうので、エラーを確認しようとリストファイル(*.lst)を開こうとしたら、開けない。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/c161abee13980b2d8e416e5ad79cdc0e.png?resize=320%2C152&ssl=1)
大きすぎるって、どんなサイズ?確認したら10GBを超えてました。10GBですよ、10GB!10MBでも、10kbでもなくて10GB!
このサイズだとメモ帳じゃ開くのはムリ、開発に使っているエディタでも開けない。コマンドプロンプトからTypeしてみたら、表示が終わる気配がまるでない。
思い余ってPowershellのスクリプトで表示しようとしたら、PCのメモリを使い尽くす始末。どうやって中身を見ろと。。。
頭を切り替えて、リストファイルに書き出される内容を変更できないか再検討。改めてファイルをTypeして最初の方を見たら、やたらとトレースの値を書き出している。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/fd7f3bcd9c57822f70eae053fa9819ed.png?resize=320%2C232&ssl=1)
このトレースの出力がものすごい書きだされているので、10GBを超えるようなサイズになっているっぽい。
TRNSYSには、あるタイムステップで、イタレーションが一定回数を超えたらトレースを開始する設定があります。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/5c5e54a8ccc3f50ad1201b2f9f8beca6.png?resize=320%2C215&ssl=1)
【Control Cardsの設定画面】
なかなか収束しない計算だったので、あっというまに上限を超えて、書き出しを始めていたようです。
ひとまずエラーメッセージを確認したいので、ここに大きな値を設定して、どうにかどうにかエラーメッセージを確認することが出来ました。
結局のところ、やっぱり収束しないのが原因でエラーになっていた。。。これはタイヘン。