C++コンポーネントの作り方(2)実装

前回に続いて、コンポーネントの処理を実装します。

ソースコードの確認

この段階では、ソースコードはSimulation Studioからエクスポートした状態のままです。

中身を確認すると、40行目以降にProformaで定義したParameters, Inputsの値に相当する変数が宣言されている事が確認できます。

すでに基本的な処理はエクスポート段階で作られているので、残りの部分を実装します。

ソースコードの実装

雛形のソースコードへ計算処理や出力を実装します。

変数の追加

Heaterの式で、計算結果”Q“に対応する変数を追加します。

図のParameters, Inputsの変数宣言の後へ変数”Q“の定義を追加します。

計算処理を追加

コンポーネントのソースコードでは処理を追加する位置が決められています。

ソースコードのコメントで”Perform All of the Calculations Here “と書かれた位置に処理を追加します。

double Q;

この例では175行目付近にコメントがあります。計算式に合せて図のように処理を追加します。

この部分の処理内容は次のように入力します。

Q = m * Cp * (Tset - Tin);  // ヒーターの負荷量の計算
index = 1;                  // コンポーネントのOutputの番号
setOutputValue(&index, &Q); // Outputの1番へ計算結果’Q'を出力

コンポーネントのビルド

VSのメニューから[ビルド]-[ソリューションのビルド]の順で選択してビルドを実行します。

問題無くビルドできたら画面は図のような状態になります。もし、ここでエラーが表示されていればどこかに間違いがあります。エラーメッセージを確認して修正を行って下さい。

TRNSYSの動作確認

今回のコンポーネントは以前に作成したコンポーネントと同じ仕様です。動作確認も同じプロジェクトが使用でできます。Githubで公開されているプロジェクトをダウンロードして使用します。

https://github.com/TRNSYSJP/TRNSYS.JP/tree/master/TRNSYS18/MyProjects/Type201Heater

実行して図のようなグラフが表示されたら成功です。

このテスト用プロジェクトについては以下のリンク先を参照して下さい。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows10 Pro(64bit, 21H1)
  • TRNSYS18.04.0000(64bit)
  • Microsoft Visual Studio Professional 2019
Pocket

1件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です