TRNSYS-USERS拾い読み(家具の顕熱容量はどう考えるか?)

TRNSYS-USERSに室内の顕熱容量の話題が流れていました。Zoneの顕熱容量はどう決まるかという質問です。

TRNBuildの初期値ではZoneの顕熱容量は、気積分の値が設定されています。(室内の空気分の顕熱容量として設定されています) 実際簡単なモデルで試すと。。。

検証用にTRNSYS3Dで簡単なモデルを作成
検証用にTRNSYS3Dで簡単なモデルを作成

気積に応じて顕熱容量が設定されている事がわかります。

TRNBuildではZoneの気積(容積)分の空気を顕熱容量として設定している
TRNBuildではZoneの気積(容積)分の空気を顕熱容量として設定している

5mx5mx2.4mx1.2kJ/m3K=72kJ/K

これに家具分を考慮する場合は、この値から20~30倍ほどの値に設定すれば良いというコメントが付いているのですが、いや、基本的には5倍ぐらいで使っているというコメントが更に続いています。

初期値だと確かに値としては小さなことは理解できますが、家具分を想定すると、果たしてどれぐらいが適切なんでしょうかね?住宅と非住宅で違うでしょうし、なにか一般的に使われる値ってないんですかね?

TRNSYS-USERSの一連のやりとりは、こちら↓

[TRNSYS-users] capacitance- TRNBUILD-TRNSYS 17

2017/2/2 追記 こちらのサイトで住宅の顕熱容量についてまとめていただきました。概ね容積の20倍の値で良さそうです。

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