Type118 Performance Data Plugin
2021年8月18日
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2021/08/cooling-2864859_1920.jpg?fit=1920%2C1280&ssl=1)
新しいプラグインを開発しています。だいたい形になってきたのでご紹介します。(完成したら日本語サプリメントで提供予定です)
Performance Data File
TRNSYSに様々なコンポーネントが用意されています。中には計算に使用する情報をデータファイルとして参照するコンポーネントもあります。
図はType 118 Air-Cooled Chillerの例ですが、「External Files」タブでPerformance data fileが指定されています。
Performance Data Fileはテキスト形式のファイルです。テキストエディタで開いてみると、数字が沢山並んでいて一見難しそうに見えます。
データ形式としては単純で、水温と外気温の組み合わせと、その条件でチラーの能力とCOPを定義しています。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2021/08/2021-08-18_13h46_11-1.png?resize=856%2C539&ssl=1)
エディタでこのファイルを編集することができますが、数値を見てチラーの性能をイメージするのって難しいですよね?
Type 118 Performance Data Plugin
図は開発中のプラグインの画面です。先ほどと同じPerformance Data fileを表示しています。表形式とグラフで視覚的に分かり易い形式になっています。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2021/08/2021-08-18_13h52_28-1.jpg?resize=856%2C589&ssl=1)
表の部分は編集にも対応しているので値の変更も可能です。
下の図はCOPを変更した例です。意図的に間違った値を入れていますが、グラフに反映されているので、明らかに誤った値が入力されている事が視覚的に確認できます。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2021/08/2021-08-18_14h10_55-1.jpg?resize=856%2C589&ssl=1)
編集した内容はPerformance Data Fileに保存されるので、次回の計算に反映されます。
動画
動作している様子を動画にしたので、ご興味のある方はこちらもご覧下さい。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows10 Pro(64bit, 21H1)
- TRNSYS18.04.0000(64bit)
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TRNSYSで機器特性を扱うパフォーマンスデータファイル | 建築環境工学系日記