作ってみようTRNSYSコンポーネント(5) Simulation Studioで実行
前回まででコンポーネントのビルドが済みました。これでももう計算に使える状態です。
Simulation Studioを起動して動作を確認します。
プロジェクトの準備
コンポーネントの配置
新しいプロジェクトを用意して、画面右側のツリーから作成したコンポーネント、Type201を配置します。(ちなみにこの右側のツリーですが、正式にはDirect Access Toolbarという名前が付いています)
もし、ツリーにType201が表示されていなければメニューから[Direct Access]-[Refresh tree]を選んで、表示を更新して下さい。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/0c079cd452a4ba681cffcde7017615ad.png?resize=320%2C211&ssl=1)
Equationを追加する
コンポーネント単体では動作確認できませんから、Inputs側のデータを作るためのEquationを用意します。
メニューから[Assembly]-[Insert new equation]を選んで、新しいEquationを作成して、以下の2つの変数を追加します。
変数 設定
——- ————
First time
Second time*2
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/8851fa373d15829be65ccf54571d6315.png?resize=320%2C208&ssl=1)
Online Plotter
出力の確認用に、ツリーからOnline Plotterを配置しておきます。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/3d01acd5373126e9f7c81c5b1cebd529.png?resize=320%2C208&ssl=1)
コンポーネントの接続
以下の画面のように接続します。
Equa->Type201
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-08-09_0838Equa-Type201.png?resize=320%2C193&ssl=1)
Type201->Type65c
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-08-09_0839Type201-Type65.png?resize=320%2C190&ssl=1)
Equa->Type65c
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/2012-08-09_0840Equ-Type65.png?resize=320%2C190&ssl=1)
実行
実行して以下のようなグラフが表示されたらOKです。
![](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/b0969bb411d30ec5cc9e7d70cc845a96.png?resize=320%2C205&ssl=1)
まとめ
シンプルなコンポーネントを作成しましたが、複雑な処理でも基本的には同じ方法で作り込めます。コンポーネントが作れると、独自の複雑な計算や、条件判定を含んだ処理を組み込むことができるようになります。TRNSYSの計算の幅がグ、グ、グッと広がりますので、ぜひお試しください。
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